BMSホームケア|ヒト幹細胞培養液×エクソソームによるお肌と髪の毛の為の進化系ブースターセラム旭川皮フ形成外科クリニック

HISAKOの美容通信2027年8月号

BMSホームケア|ヒト幹細胞培養液×エクソソームによるお肌と髪の毛の為の進化系ブースターセラム

ヒト幹細胞培養液に含まれる様々な美容因子や蛋白質成分の中でも、重要なファクターとしてエクソソームが注目されています。エクソソームは、角質層内で潤い情報伝達の役割を果たす事で、正常なターンオーバーをサポート。皮膚の健康と、頭皮環境&ヘアプロセスを整えます。ヒト脂肪由来間葉系細胞由来のエクソソームは、年齢と共に減少する肌の潤いやハリ、艶感の回復に働き、健やかで健康的な肌やボリューム感のある髪の毛を取り戻すお手伝いをしてくれます。
BMSホームケアは、ヒト幹細胞培養液10%、更にエクソソームを加えた、クリニック専売美容液です。

 今流行りのエクソソーム系の化粧品の類いは、腐る程世の中には出回っていて、どれが良いのか分かりません。完全な迷子状態です。…先日の美容外科学会で、サンプルを色んな会社さんから貰いまくって、最高とは決して申しません(笑)が、HISAKO的に一番しっくりと来た、皮膚と毛髪の為のエクソソーム系の美容セラムです。

<BMSホームケア;スキンセラムとスカルプセラム>のご紹介です。

BMS HOME CARE

 ヒト幹細胞上清液10%とエクソソームを配合した、お肌用と頭皮用の2種類の美容セラムです。リポソーム化されたヒト幹細胞培養液と、リポソーム化なしのヒト幹細胞培養液を組み合わせ、浸透性と機能性を実現! 潤いに満ちたハリ感と透明感溢れる肌へと導きます。…これは、製造販売会社さんの謡い文句ではありますが、あながち嘘ではありません。先日の美容外科学会で、サンプルを色んな会社さんから貰いまくって、最高とは決して申しません(笑)が、中では一番かなと思った、今流行りのエクソソーム系の美容セラムのご紹介です。

 お肌用のセラムは、ファーストセラムなので、洗顔後一番最初に使用する製品です。浸透性に非常に優れ、すっと染み込む様な付け心地で、今お使いの化粧品にプラスしやすい製品となっています。HISAKOは、朝は、朝散歩(紫外線)とパソコン(ブルーライト)対策目的で使用しているBNLSエンビオスクリーム(美容通信2022年2月号)の前に、夜は、クリニカルスキンのブースト美容クリームの前に使用しています。

 因みに、クリニカルスキンは、HISAKOのクリニックでも扱っている、健康で若々しい肌を長期的に保つことを目的に、先進の「A.C.E.テクノロジー」とエビデンスに基づいた処方により設計された、次世代のスキンケア製品です。A.C.E.テクノロジーとは、

  • Antioxidant Enzyme(抗酸化酵素)
  • Vitamin C + Vitamin E(ビタミンC+ビタミンE)
  • Essential Ceramides(必須セラミド)

の3つの構成要素により、肌が本来持つ「修復する力」「回復する力」「保護する力」に働きかける、特別なスキンケアシステムです。ダメージを受けた細胞の修復、炎症の抑制、ハリや潤いの保持等の、肌にとって大切な機能がしっかりと活性化されます。表面的なケアではなく、肌そのものを「健康で若々しく」導いていくのが特徴です。特に、紫外線や酸化ストレスで肌がダメージを受けている方、年齢による肌の変化を感じている方におすすめの化粧品のシリーズです。

 頭皮用のスカルプセラムは、毛髪ケラチンや頭皮向けのペプチドが配合されており、健やかな頭皮環境を整える事で、毛髪サイクルの改善を目的とした製品です。

肌の土台を調える、ホームケア用のスキンセラム

 洗顔後のお肌に一番最初に使う、ホームケア用のスキンセラム。10%のヒト幹細胞培養液※1に、濃縮エクソソーム※2を加え、浸透型※3ビタミンC誘導体※4やペプチド、ヒアルロン酸※5等の美容成分を配合しています。また、リポソーム化・非リポソーム化を併用したヒト幹細胞培養液※1のダブル処方により、浸透性※3と効果持続性を両立! さらりとしたテクスチャーで肌に馴染みやすく、朝晩のスキンケアに取り入れやすい設計です。

◾️無香料、無着色、無鉱物油、シリコンフリー、パラベンフリー、アルコールフリー

※1 ヒト幹細胞順化培養液:整肌成分 ※2 ヒト脂肪由来間葉系細胞エクソソーム:整肌成分 ※3 角質層まで ※4 アスコルビルメチルカルボニルペンタペプチド-72-トリ-t-ブチルトリプトファナミド:整肌成分 ※5 ヒアルロン酸Na:保湿成分

 

頭⽪環境とヘアサイクルを整える、ホームケア用のスカルプセラム

 気になる部分に集中して使用できる、スプレータイプのホームケア用スカルプセラム。10%のヒト幹細胞培養液※1に濃縮エクソソーム※2を加え、更には、浸透型※3ビタミンC誘導体※4や頭皮向けペプチド※5、毛髪ケラチン※5、タンパク質などの高機能成分をリッチに配合しています。リポソーム化・非リポソーム化を併用したヒト幹細胞培養液※1のダブル処方により、浸透性※3と効果持続性を両立! 頭皮の乾燥・硬化、毛髪のハリ不足といった、年齢やストレスに影響される悩みにアプローチします。

◾️無香料、無着色、無鉱物油、シリコンフリー、パラベンフリー、アルコールフリー

※1 ヒト幹細胞順化培養液:髪コンディショニング成分 ※2 ヒト脂肪由来間葉系細胞エクソソーム:髪コンディショニング成分 ※3 角質層まで ※4 アスコルビルメチルカルボニルペンタペプチド-72-トリ-t-ブチルトリプトファナミド:髪コンディショニング成分 ※5 毛髪補修成分

REMY STEM(レミーステム)

 BMSシリーズは、ヒト幹細胞培養液原料RemyStemを採用し、製造されています。
 RemyStemは、RemyBio社による独自の培養技術に基づき製造された原料であり、RemyBio社のヒト幹細胞培養液に特化した研究・製品開発の過程で、有効成分やエクソソームを豊富に含む培養技術が確立され、化粧品処方に適した安全性と品質を備えたヒト幹細胞培養液原料として提供されています。

ヒト幹細胞培養液RemyStemについて

 RemyStemは、脂肪組織から脂肪由来幹細胞を分離し、培養した際に幹細胞から分泌される蛋白質成分に富んだ順化培地です。脂肪由来幹細胞は成体幹細胞の一種で、骨髄由来幹細胞や臍帯血由来幹細胞等よりも容易に採取が可能で、しかも幹細胞の含有量が多い為、近年、再生医療や化粧品の原料として多く活用が進んでいます。ヒト由来脂肪幹細胞培養液は、幹細胞が作るVEGF( 血管内皮成長因子)、 TGF(形質転換成長因子)、 FGF( 線維芽細胞成長因子) 、IGF( インシュリン様成長因子)等の様々な成長因子(グロースファクター)を始めとした蛋白質成分を含有する事が知られています。

 RemyStemは、皮膚老化と損傷を防止し、皮膚組織の主要構成成分であるヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンの再生を促進する高機能素材で、幹細胞培養液成分の生理的活性は、抗老化効果、組織再生効果など、様々な効果が確認されています。

 

幹細胞培養液の製造工程

 Remy Stemは、化粧品原料として培養・製造されたヒト幹細胞培養液です。
 下図を見て下さい。通常、幹細胞の培養は、幹細胞を増やすことを目的に培養が行われますが、細胞分裂を繰り返すと幹細胞は次第に疲弊し、培養の過程で分泌する蛋白質成分やエクソソーム量が減少します。一方、RemyStemは、幹細胞の数を増やすのではなく、幹細胞が分泌する生理活性成分を得る事を目的に培養されています。培養時に様々なバイオミメティック刺激を与える事で、より多くのタンパク質やエクソソーム等の有効成分を分泌する様な培養方法が取られています。

 培養の特徴を、下記に列挙します。

■ローリングボトル方法による培養

 ヒト幹細胞培養液に含まれる蛋白質やエクソソーム量は、その培養方法により大きく異なります。BMSシリーズに採用されているRemyStemは、ヒト幹細胞培養液の効果を最大限に引き出せるよう、幹細胞の培養方法としては特殊なローリングボトル方式を採用し、培養しています。
 ローリングボトル方式は、ボトルの壁面に幹細胞を付着させ、ボトルを培養液で満たし24時間回転させる事で刺激を与える培養法です。培養器の回転が、幹細胞に刺激を与える事で、幹細胞から分泌される蛋白質量やエクソソーム量は、平面フラスコによる培養方法と比べ、10倍多く含まれるという結果が出ています(原料メーカー比)。
 ローリングボトル方式は、化粧品原料として美容成分が豊富な幹細胞培養液を作る上で、最適な方法となります。

■バイオミメティック刺激を与え培養

 RemyStemの製造にあたっては、ローリングボトル方式に加え、培養中の幹細胞により多くの生理活性物質を分泌させる為、生体を模倣した様々な刺激(バイオミメティック刺激)を与えて製造しています。低酸素状態や物理的な刺激等を加える事で、生理活性物質のプロファイルを調整し、目的に応じた構成成分を含む培養液が製造されます。この技術により、RemyStemは、蛋白質量、エクソソーム量が豊富なヒト幹細胞培養液原料になれた!んですね。

■無血清培地で培養

 幹細胞治療に於ける幹細胞培養の現場では、効率よく幹細胞を増やす為に、長らく、動物由来の血清を含む培地が用いられて来ました。しかし、増やした細胞を患者の体に戻す研究でも、動物由来の血清を使用することは好ましくないとされ、近年では使用が減少しています。また、通常、幹細胞を培養する場合、細菌の増殖を抑える為に、一般的に抗生物質が使用されますが、 その培養液を化粧品原料として使用する事は好ましくなく、RemyStemには抗生物質は含まれていません。
 RemyStemは、RemyBio社独自の無血清培地を用い、完全に動物由来血清を使用していない培地での幹細胞の培養を行なっています(特許申請中)。

 RemyStemは、他の培地(DMEM培地)を使用したローリングボトル方式での培養と比較した場合、エクソソーム量が約30倍多く含まれているという結果が出ています(原料メーカー比)。

 因みに、名誉革命は、1688年から1689年にかけて、ステュアート朝のイングランドで起こったクーデター事件です。イングランド国王ジェームズ2世が王位から追放され、ジェームズ2世の娘メアリー2世とその夫でオランダ総督ウィリアム3世がイングランド国王に即位しました。これにより「権利の章典」が発布されたのは、皆さまもご存じの通り。実際には、小規模の戦闘が起こり、無血だった訳ではありませんが、当時まだ記憶に新しいイングランド内戦に比べると、無血に等しいという事で無血革命とも呼ばれています。

細胞の情報伝達カプセル・エクソソーム

 エクソソームは、細胞と細胞が情報伝達の為に用いる情報カプセルの様な分泌物です。間葉系幹細胞が分泌するステムセル・エクソソームには、創傷治癒に関連する情報が豊富に含まれています。

 

驚異のリバースエイジング効果

 RemyBio社製ヒト脂肪由来幹細胞培養液RemyStemには、細胞を若返らせる効果がある事が、実験室のレベルではありますが、確認されました。ヒト線維芽細胞を光老化(SA‐β‐gal染色)させた細胞群に対し、RemyStemのエクソソームを添加した結果、光老化(SA‐β‐gal染色)した細胞が減少し、細胞のリバースエイジング効果が確認されました。この結果は、RemyBio社製ヒト幹細胞順化培養液のみで確認されたデータです。

 

老化を改善する成分は、ステムセル・エクソソームだった!

 この実験結果には続きがあります。RemyStemで若返った線維芽細胞に、ある成分を阻害する物質を加えると老化は改善しません。この結果から、老化を改善する成分は、RemyStemに含まれるステムセル・エクソソームという物質である事が分かりました。ステムセル・エクソソームとは、細胞同士の情報伝達に用いられる、細胞が作り出す小胞体です。化粧品原料や医薬品のDDSとして期待され、現在研究が進んでいる物質です。

 

美肌効果

 RemyStemには、肌質の改善やシワ等に関連する、線維芽細胞や幹細胞の増殖効果、線維芽細胞のコラーゲンやヒアルロン酸の生成を増加させる効果が、in vitroの実験データとして確認されています。

■Enhancement of fibroblast proliferation by RemyStem

 RemyStem による線維芽細胞HDF の増殖効果を、WST-1 assay で確認しました。RemyStem は、線維芽細胞を濃度依存的に増加させ、抗シワ効果がある事が確認されました。

 

■Enhancement of stem cell proliferation by RemyStem

 RemyStem によるヒト幹細胞HumanADSC の増殖効果を、WST-1 assay で確認しました。RemyStem は幹細胞を濃度依存的に増加させました。

■Stimulation of collagen synthesis by RemyStem

 RemyStem の線維芽細胞に対するコラーゲン生成への影響を、ELISA 法で確認しました。RemyStem は、コラーゲン生成を濃度依存的に増加させました。

■Inhibitory effects of RemyStem on melanin production

 メラニン産生を促すα-MSH(メラノサイト刺激ホルモン)を添加したメラノサイトに対して、RemyStemによるメラニン生成抑制効果を見た実験です。RemyStemは濃度依存的にメラニン生成を抑制し、高い美白効果を示しました。

 

肌バリア機能強化

 RemyStemには、肌質の改善やシワ等に関連する、線維芽細胞や幹細胞の増殖効果、線維芽細胞のコラーゲンやヒアルロン酸の生成を増加させる効果が、in vitroの実験データとして確認されています。

■Enhancement of keratinocyte proliferation by RemyStem

 RemyStemによるヒト角化細胞HaCaT の増殖効果を、WST-1 assayで確認しました。RemyStemはケラチノサイトを濃度依存的に増加させ、肌バリア機能の改善が期待出来ます。

■Enhancement of keratinocytemigration by RemyStem

  RemyStemによるヒト角化細胞HaCaT の遊走能への効果を、Single celltracking systemで確認しました。RemyStemはケラチノサイトの移動の速度を濃度依存的に増加させ、ケラチノサイトのマイグレーション効果を持つ事が判明しました。

■Fighting against ROS:protection against oxidative steress

 ヒト幹細胞培養液エクソソームの抗酸化効果

 

RemyStemの安全性

 Remy Stemは、韓国のRemyBio社の製造工場で、韓国国内法で定められたMFDSガイドラインに沿って製造された原料を元に製造されています。製造工程では、Live Cell Analysis Systemによるライブモニタリングにより、細胞の表面抗原・細胞の健康及びサイトカイン分析を組み合わせる事により、細胞の機能の評価に必要な多重分析を行っています。また、幹細胞性を失わずに、正しい細胞培養が行われているかをモニタリングして、細胞の癌化等のリスクをは除しています。日本での薬機法の生物由来原料基準に則った、化粧品の成分表示名称のINCIの登録もされています。


*註:HISAKOの美容通信に記載されている料金(消費税率等を含む)・施術内容等は、あくまでも発行日時点のものです。従って、諸事情により、料金(消費税率等を含む)・施術内容等が変更になっている場合があります。予め、御確認下さい。

*治療の内容によっては、国内未承認医薬品または医療機器を用いて施術を行います。治療に用いる医薬品および機器は当院医師の判断の元、個人輸入手続きを行ったものです。

*使用中や使用後、刺激またはアレルギーによる赤み、かゆみ、痛み、腫れ等の異常が現れた場合、使用を中止し、医師に相談してください。

 関連ページ

関連するHISAKOの美容通信をピックアップしました。

 
 

来月号の予告

テストステロンの質(遊離)と量(総量)の両方を高める

<オスモ・ピュア テストコア>