HISAKOの美容通信2013年6月号
羊水由来の保湿ローション
羊水の主成分である尿中トリプシンインヒビターには、免疫系に働き掛けて炎症を抑える作用(羊水中抗炎症物質)があります。
この尿中トリプシンインヒビター溶液”ひつじ★みず”は、ちょっと緩~いネーミングにも拘らず、皮膚の乾燥や角化、老化、雲脂等の肌荒れの防止及び改善、皮膚の保湿能力の改善、尋常性ざ瘡(ニキビ)及びニキビ跡、アトピー性皮膚炎並びにアトピー性皮膚炎に伴う痒み等の予防・治療に効果的なんです。
赤ちゃんて、凄いんです。大きさは0.2mm程の、肉眼では見えない位の大きさしかない卵子が、受精後,僅か10ヶ月の間に、約6兆個の細胞に分化・増殖して、重さ3Kgもある赤ちゃんにまで育つんです。それも、未分化癌と称される極めて性悪な癌細胞の増殖曲線と殆ど一致しながらも、癌にではなく、元気な赤ちゃんになるんです。
お腹の中の赤ちゃんの揺り篭が、羊水。胎盤=プラセンタが内側から細胞を賦活するのに対し、羊水は外側(皮膚や粘膜等)の保護・改善がお仕事です。非常に優れた抗炎症効果が認められます。
羊水の主成分である尿中トリプシンインヒビター溶液『ひつじ★みず』、是非試してみておくんなまし。
羊水について語ろう
2008年ですから、もう5年も前のお話ですが、当時人気絶頂の歌姫・倖田來未が羊水に纏わる失言問題で、随分と叩かれ、一時的に活動の自粛を余儀なくされたのを覚えてます? 自身がパーソナリティを務める 「倖田來未のオールナイトニッポン」の番組内で、「35歳をまわるとお母さんの羊水が腐ってくるんですよね」と、言わんでも良い事を口走っちゃったんですよね、確か。
まあ、それまでは、”羊水”って言葉は何となくは聞いた事があるけどぉってレベルの一般ピープルにも、一気に認知度が上がったのも事実。功績は大!?
皆が大好き♪ 困った時のお手軽百科事典Wikipediaには、こんな記載があります。
羊水(ようすい)は、羊膜上皮から分泌され、羊膜腔を満たす液体で、爬虫類、鳥類、哺乳類といった有羊膜類の胚、胎児は、羊水に浮かんで発育する。羊水は尿酸水と一括して胎水と呼ばれる。魚類や両生類といった羊膜を形成しない脊椎動物の胚は、外界の水が胚の周囲を循環することで胚の排泄する排泄物の除去やガス交換を行い発生の行われる空間の環境を維持しているが、有羊膜類の胚は羊膜腔に保持されpHや浸透圧などの諸性質の変動を一定に抑え、恒常性を保った羊水を作り出す事により胚発生の行われる空間の環境を胚にとって良好に維持している。卵や子宮の中には最初から羊水があるわけではなく胚に漿膜や羊膜といった胚膜が形成され、胚の本体が羊膜腔に包まれると、その中に羊水が満たされる。発生の進んだ胚では羊水を嚥下する運動が観察される。哺乳類では、出産の直前に羊膜が破れ、羊水が体外に出る。これを破水(はすい)という。なお、高齢出産や遺伝病の保因者などの場合、出生前診断として胎児の染色体異常や先天性異常を調べるべく羊水中に浮遊する遊離細胞などを調べる羊水検査を行う事がある。この検査で重篤な異常が見つかった場合、胎児を産み育てるか、もしくは人工妊娠中絶に踏み切るかなどについて妊婦およびその周囲が決断を迫られる事になる。胎児の人権の侵害であり、倫理的に許されざる行為であるとの意見と、先天性の障害をもつ子供を育てることは生活上大きな負担であり、堕胎についての妊婦の選択権を認めるべきであるとの対立する意見とがあり、倫理上の問題が生じている。加齢などの要因により羊水が腐るという事はないが、出産予定日を過ぎての出産時など胎児の排便により羊水が濁る事はあるという。
Wikipediaの癖に、分り難い!? じゃあ、HISAKO的な表現で通訳します。
端的に言いますと、「お腹の中の赤ちゃんを守って、成長させる為の重要な液体」が”羊水”なんです。赤ちゃんは、お母さんのお腹の中では、3層からなる卵膜に包まれていて、この一番内側の膜を羊膜って言うんですが、この羊膜と胎盤で構成されたお部屋の中で、羊水にどっぷり漬かった状態でじっくり育つんです。妊娠初期の頃の羊水の成分は良く分ってない様なんですが、赤ちゃんの皮膚や羊膜からの血漿成分や分泌物何かが主な成分。妊娠の中期以降になると、赤ちゃんの皮膚の角化が進み、血漿成分が染み出し難くなる分、比率としては減少。その代わりと言ってはなんですが、腎臓や気道、消化管等から分泌される成分が増加します。中でも腎機能の成熟化に伴い、尿量が増加。おしっこがメインの成分になります。
羊水の成分とその生理活性について
羊水には、微量の元素(ミネラル)や蛋白質、脂質(胎脂)、ポルフィリン等が含まれています。
ミネラル
羊水は赤ちゃんの快適な居住空間♪で、生体防御物質を多く含んでいます。生体防御物質と言うと、静菌作用や活性酸素抑制作用を持つモノが多いんですが、御多聞に漏れず、羊水も然り。
実際、大腸菌等の病原細菌は、寒天培地で培養すると、モリモリと増えるもんなんですが、ここに羊水を振り掛けると、あらら、青菜に塩かナメクジに塩か的に、みるみる勢いがなくなってしまうんです。羊水の持つ静菌作用は、ホント、凄い。
羊水の電解質組成の特徴として挙げられるのは、亜鉛、マグネシウム、鉄、銅etc.の2価の金属イオンが多い事。微量金属イオンは、人体に必須なミネラル成分ではありますが、羊水はそれらがバランス良く含有されている体液なのです。羊水組成に近い濃度のマグネシウムや亜鉛は、スーパーオキサイド(美容通信2011年4月号)の産生抑制作用があります。
蛋白質
羊水中に含まれる蛋白質も、結構侮れません。様々な生体防御作用があります。中でも、特に最近注目株なのが、尿中トリプシンインヒビターで、免疫系に働き掛けて炎症を抑える作用(羊水中抗炎症物質)があります。詳しく言うと、炎症性の各種のサイトカインを抑制して、平滑筋の収縮を抑制します。胎児のおしっこに含まれていますが、大人も胎児の1/100程度とほんの微量含まれていないので、胎児尿特有の物質と言い切っちゃっても罰は当たんないんじゃないかな(笑)。
因みに、産婦人科領域では、尿中トリプシンインヒビターは切迫流産の治療薬として使われています。
又、東洋医学って業界には、”童尿”って漢方薬があるんですが、これ、乳児のおしっこ。”童尿”には様々な炎症を抑える効能があり、この作用の中心的な役割を果たしていると考えられているのが尿中トリプシンインヒビターなのです。「老化は慢性の炎症である」~現在では美容業界に身を置く人間なら誰でも一般常識って奴ですが、楊貴妃は知ってか知らずか、兎に角、その美貌を維持する為に愛用していたんだそうです。美容業界でも、尿中トリプシンインヒビター入りの化粧水は、ニキビやドライスキンに効果があると知られており、もどきを含めるとと言うか…もどきの方が断然多いんですけど(笑)、多数の商品が販売されています。クリニックで販売している、院内調剤の尿中トリプシンインヒビター溶液『ひつじ★みず』は、人様のおしっこから分離・精製した、厚生労働省お墨付きの正真正銘の尿中トリプシンインヒビター溶液を使用しています。
近年は、胎児手術が行われるようになり、以前”創傷治癒”(美容通信2004年5月号)でも触れましたが、胎児手術をした赤ちゃんは、傷が跡形もなく治っちゃうんです。羊水には、理想的な創傷治癒促進作用があるんですねぇ。だから、ニキビやニキビ跡に効くんですねぇ。
赤ちゃん関連としては、胎盤=プラセンタ(美容通信2009年2月号)が内側から細胞を賦活するのに対し、羊水は外側(皮膚や粘膜等)の保護・改善がお仕事。分業制なんです。
胎脂、ポルフィエリン
妊娠後期になると、お腹の中の赤ちゃんの肌にも、胎脂がへばり付く様になります。胎脂には、皮膚の防御作用があります。
赤ちゃん(胎児)のうんこは、胎便と言います。娑婆の洗礼を浴びてしまった私達俗人と違い、お母さんのお腹の中の赤ちゃんがするうんこは無菌。主に、赤ちゃんが嚥下した羊水の固形成分と胆汁で出来ています。最近は、この胎便中の亜鉛コプロポルフィリンって胎児固有のポルフィリン体に、抗腫瘍作用がある事が判明し、癌治療薬としての可能性について検討が行われているんだとか。
尿中トリプシンインヒビター溶液『ひつじ★みず』の実力をデータで検証。
皮膚の乾燥や角化、老化、雲脂等の肌荒れの防止及び改善、皮膚の保湿能力の改善、尋常性ざ瘡(ニキビ)及びニキビ跡、アトピー性皮膚炎並びにアトピー性皮膚炎に伴う痒み等の予防・治療に効果的とされる、この尿中トリプシンインヒビター溶液『ひつじ★みず』。その実力は如何程かと申しますと、下記のデータ(持田製薬提供)をご覧あそばせ(笑)。
乾燥性皮膚(ドライスキン)に対する保護作用
乾燥性皮膚(ドライスキン)を自他共に認めるがぁ、それ以外にはお肌に関する悩みらしい悩みなんぞ持ち合わせていない、20~30歳の女子8人に、1週間~3ヶ月間連続で尿中トリプシンインヒビター溶液(配合比率は、企業秘密! 『ひつじ★みず』と同じとだけ、ここでは記載しておきましょう。以下の実験でも、全て同じで~す)を塗ってもらって、その効果を調べたんだそうな。尿中トリプシンインヒビター溶液を1日2回、朝夕の洗顔後にお顔前面にべちゃべっちゃ塗って、その感想を、毎日「症状日記帳」に記載してもらいました。他覚的には…、当然自分じゃ出来ないので、担当の医師(残念ながら、HISAKOじゃないよ)によって症状を確認すると共に、右頬部の拡大写真を、塗付前、塗付後2日目から最大3ヶ月間、経過を撮影し評価しました。
塗付期間 | 塗付前 | 塗付翌日 | 1週間 | 2週間 | 4週間 | 3ヶ月 | |
自覚症状 | 皮膚カサカサ感 | 8/8 | 0/8 | 0/8 | 0/6 | 0/4 | 0/2 |
皮膚滑らか感 | 0/8 | 1/8 | 7/8 | 6/6 | 4/4 | 2/2 | |
他覚症状 | 皮膚光沢(艶) | 0/8 | 2/8 | 6/8 | 6/6 | 4/4 | 2/2 |
8人全員が、塗った翌日から皮膚のカサカサ感がなくなった❤と回答。その効果は、試験期間中維持されてたんだそうです。又、皮膚の滑らか感は、殆どの症例で3日目くらいから実感。1週間後には、8人中7人が皮膚がすべすべになりましたぁと報告しています。他覚的にも、1週間で8例中6例に明らかな皮膚光沢(艶)が認められました。
その中の1人にしか調べてはいないんですがぁ、水分計(フジテクニカ社製IM 3SCV)で水分量の測定を行った結果、塗付前の値3600ODは、1週間後には3750ODへと改善されており、皮膚の保湿性が増加している事が確認されました。因みに、測定方法は 寺尾らの方法(Jpn Soc Med Electronics Biol Eng 31巻,377頁 1993年)に準じています。
あ、申し遅れましたが、全ての症例に於いて、副作用は全く認められなかったそうです。
線維芽細胞(ファイブロスラスト)に対する安定化効果
線維芽細胞(ファイブロスラスト)とは、御存知、ふわふわ肌の要であるコラーゲン様を産生する細胞です。この細胞殿に如何に働いていただけるかが、創傷治癒、引いてはアンチエイジング、小皺や縮緬ジワの改善等々を左右する重要な因子です。傷の修復の際にはこの細胞が大活躍をします(美容通信2004年5月号)が、下腿潰瘍や熱傷潰瘍の様にちょっと頑固者が相手だと、線維芽細胞をおびき寄せるフェロモンみたいなスプレーを傷に振り掛ける(美容通信2013年4月号)なんて荒業で、強制終了を図ります。美容業界では、フラクセル(美容通信2007年2月号)やケミカルピーリング(美容通信2005年4月号)、フォトフェイシャル(美容通信2003年5月号)、ダーマローラー(美容通信2009年8月号)等の、謂わば大なり小なり傷を態と付けるって行為で、線維芽細胞を鞭打って働かせようと悪知恵を働かせます。近頃は、ずるっこ的に、敢えて傷を付けずに、線維芽細胞を始めとする様々な、アンチエイジングに効果がありそうな細胞連中をおびき寄せるフェロモン(成長因子)だけを、局所的に注射したり、電気で無理矢理押し込んだりします。自前ならACR(美容通信2006年12月号)だし、他人の使ってでも楽に安く大量にと欲張り的にAAPE(美容通信2009年3月号)やBENEV(美容通信2012年6月号)等が相当します。究極的には、若かりし頃の線維芽細胞をタイムマシンに乗せて注入しちゃうなんて、線維芽細胞注入(美容通信2007年9月号)って方法もあります。
唯、ここで大事な事は、あくまでも、線維芽細胞がちゃんと仕事をしてナンボのもんだいって話で、オーバーワーク気味でへろった状態だと、効率が悪いだけじゃなく、ポカしかねませんからね。健康にちゃんと働いてくれる事が、大前提ですよね。尿中トリプシンインヒビター溶液は、この点でも優秀。
予め、人様の膣から採取した線維芽細胞を培養しておいたところに、Fura2-AM(5μg)を負荷(37℃、CO2 5%インキュベーター)。更に、尿中トリプシンインヒビターを培地に添加して、70分23℃でプレインキュベートした群をA群、尿中トリプシンインヒビターの代わりに生理食塩水を加えた群をB群としました。A群、B群共にプレインキュベート後リポポリサッカライドを添加し、線維芽細胞内のCa2-が如何なる変化を取るか観察しました。
尿中トリプシンインヒビター非添加群では、細胞内Ca2-の急激な上昇が起こるのに対し、尿中トリプシンインヒビター添加群では細胞内のCa2-が全く上昇しなかった。
尿中トリプシンインヒビターが線維芽細胞の安定化作用、とりわけ外因性の刺激に対する安定化作用を有する事が確認され、線維芽細胞の暴走と言うか、過剰な活性化=皮膚の角化、老化の防止、ひいては皮膚の落屑性の変化、雲脂の発生等の治療にも有効であると考えられました。
あ、申し遅れましたが、全ての症例に於いて、副作用は全く認められなかったそうです。
ニキビ(尋常性ざ瘡)に対する効果
16~26歳の尋常性ざ瘡のモニターさん7人(女子6人・男子1人)に、尿中トリプシンインヒビターを1日2回(朝夕)、4週間に亘って真面目に塗付してもらいました。ニキビ、特にニキビの発赤(赤ニキビ)、膿疱(黄ニキビ)、硬結、色素沈着etc.に対する効果を検証しました。医師(これまた、HISAKOじゃありません)による判定は下記の通り。(但し、根性がないと言うより、ニキビ克服への情熱が薄い為か、唯一の男子は2週間で脱落…したので、2週間までのモニターです。)
発赤 | 膿疱 | 硬結 | 色素沈着 | |||||||||
1週 | 2週 | 4週 | 1週 | 2週 | 4週 | 1週 | 2週 | 4週 | 1週 | 2週 | 4週 | |
著明改善 | 3 | 5 | 5 | 7 | 7 | 6 | 3 | 5 | 1 | 2 | 5 | |
改善 | 3 | 2 | 1 | 3 | 3 | 1 | 2 | 4 | 1 | |||
やや改善 | 1 | 3 | 1 | 2 | 4 | 1 | ||||||
不変 | 1 | 4 | 1 |
結果より、発赤、膿疱、硬結、色素沈着の何れにも、効果が認められたんですねぇ。殊に、発赤や膿疱等の急性症状に著効♪ 又、ざ瘡の色素沈着は大きなお悩みのひとつですが、尿中トリプシンインヒビター溶液により色素沈着を殆ど残さないばかりか、既存の色素沈着等に対しても、4週間以上の使用によって、明らかな改善効果が認められました。ASVC(美容通信2009年10月号)と組み合わせると、お互いの足りないものを補う的なと言うか…一石二鳥系かな。
あ、申し遅れましたが、全ての症例に於いて、副作用は全く認められなかったそうです。
アトピー性皮膚炎に対する効果
アトピー性皮膚炎と診断された14~27歳の男女各3人に、お顔と体の湿疹部分に毎日、尿中トリプシンインヒビター溶液を2か月間塗ってもらいました。これまた、HISAKOじゃない医者の判定結果を載せときます。
痒み | 発赤 | 湿疹の大きさ | ||||
1ヶ月 | 2ヶ月 | 1ヶ月 | 2ヶ月 | 1ヶ月 | 2ヶ月 | |
著明改善 | 5 | 6 | 1 | 1 | ||
改善 | 2 | 4 | 2 | |||
やや改善 | 1 | 4 | 2 | 3 | 3 | |
不変 | 2 |
尿中トリプシンインヒビター溶液を地道に塗り続けていると、次第に痒みがなくなり、発赤や湿疹部分の縮小が認められ、アトピー性皮膚炎にも極めて有効な事が判明! 特に、痒みについては2ヶ月で全例消失。優れた効果を発揮してくれます。
あ、申し遅れましたが、全ての症例に於いて、副作用は全く認められなかったそうです。
又、別途アトピー性皮膚炎の患者さん2人に対し、顔面及び膝裏や肘裏の軟らかし屈側の湿疹部分に、尿中トリプシンインヒビター溶液を地道に塗り続けて貰ったところ、1週間で痒みがなくなり、赤味や、ジクジク感、盛り上がりなんかの色んな症状もぐ~っと改善傾向に。2週間で、更に改善度がUPしたんだとか。それ以外にも、皮膚のカサカサ感が良くなって、滑らかになったそうです、はい。
『ひつじ★みず』の補足~HISAKOの呟き
『ひつじ★みず』の効果効能を列挙すると、皮膚の乾燥や角化、老化、雲脂等の肌荒れの防止及び改善、皮膚の保湿能力の改善、尋常性ざ瘡(ニキビ)及びニキビ跡、アトピー性皮膚炎並びにアトピー性皮膚炎に伴う痒み等の予防・治療になります。副作用等がなく安全で、低刺激性の面からも、お肌のデリケートな赤ちゃんやガキんちょから、乾皮症に悩む爺婆までと、正に揺り篭から墓場までと、広いストライクゾーンを誇るローションなのであります。
唯、『ひつじ★みず』の本体は尿中トリプシンインヒビターです。つまり、抗炎症作用が主たる効果ですから、即日むっちりとした皮膚になるって代物ではありません。徐々に徐々にボディーブローの様に効いて来ます。1週間目は今一つ。アトピーか何かで肌が超荒れてる様な人の場合は、寧ろ症状が増悪した気にすらなるみたい。多くの場合、この最悪感は2~4日、長い人で7日なんて報告もあります。2週間目からは、まあ良いんじゃない的な小丸感。使い続けていると、4週目には花丸感❀で、更に継続するとウフフ♪な実感を享受出来ます。恐らく、傷の治りがけの時と同じで、続いていた炎症がぐぐぐ~っと正常な肌のサイクルに戻るので、脱皮すると言うか、一皮むけて良くなるって感じなのかなと、勝手に解釈しています。
この一時的な増悪を来すかどうかは、その人のと言うか、その場所の肌荒れ次第的な側面があって、何とも言えないんですが、より谷底を浅くする方法としては、クリニックで販売しているAKクリームの様な水分保持能力系をUPしてくれるようなクリームの併用です。『ひつじ★みず』は繰り返しますが抗炎症作用が主体で、皮膚のバリア機能の改善については直接的には全くと言って良い程関与していません。つまり、「暴れまわっている酔っ払いを取り押さえて(=抗炎症作用お)くから、後は自力でバリアを修復しろよな」的な存在に過ぎませんから、しっかりとバリア機能が修復されるまでは、損なわれたバリアの隙間から漏れ出して、蒸発してしまおうとする水分を足を引っ張って留めてくれる、AKクリームの様な存在が必要になって来る次第かな。まあ、勿論、繰り返しますが、栄養療法()は基本中の基本ですが。
HISAKOも使った当初は、腕は使用を始めた当日よりむちっとした感じにはなったんですが、顔は”ん?” ぼてっと顔にコクのある今時の化粧水に慣れた肌には、「これで乾燥はしないのか?」と不安になる様なサッパリ過ぎる様な使用感。でも、乾燥はしませんでしたが、感慨無量なんて事もなく、「別に」(笑)。唯、使い始めて4日目の朝かな、目覚めて顔触ってみて、「あれ、何だかもちっとした触感で、良いじゃん♪」 続けていると、更にウフフ♪がって感じでしたしね。
*註:HISAKOの美容通信に記載されている料金(消費税率等を含む)・施術内容等は、あくまでも発行日時点のものです。従って、諸事情により、料金(消費税率等を含む)・施術内容等が変更になっている場合があります。予め、御確認下さい。
※治療の内容によっては、国内未承認医薬品または医療機器を用いて施術を行います。治療に用いる医薬品および機器は当院医師の判断の元、個人輸入手続きを行ったものです。
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