HISAKOの美容通信2023年8月号
デリケートなニキビ肌の為の保湿ミスト|アクネビット
アクネビットacbe bitは、デリケートなニキビ肌の為の保湿ミストです。γ‐グルタミルトランスペプチターゼ(GGT)阻害活性により、活性酸素種の産生を抑える事で、お肌のトラブル、例えば、ニキビやアトピー性皮膚炎等の炎症反応や、皮膚のバリア機能、乾燥肌等を軽減してくれます。更に、10%Ag-P水(銀イオン水)により、皮膚表面の保湿及び浄化作用(抗菌活性)が認められており、ダメージの強い肌でも非常に安全で衛生的です。
ニキビ肌の為の化粧品特集です。活性保持型ビタミンCであるASVC(美容通信2009年10月号)、マヌカファインジェル(美容通信2023年9月号)、羊水由来の保湿ローション(美容通信2013年6月号)等と併せて、お使い下さいませ。
アクネビット
アクネビットは、デリケートなニキビ肌にお勧めな保湿ミストです。朝晩1日2回、気になる部分に適量をスプレーして、優しく手で馴染ませるだけ。因みに、左図は、最近アマゾンプライムで、つい、観てしまった映画のミスト…。後味の悪さNO.1とも評されるだけあって、あまりにも救いの無いラストが話題を呼びましたよね。しかしながら、アクネビットは、同じミストでも、さわやかな使用感ですから、ご安心を。
アクネビットの最大の特徴は、そのγ‐グルタミルトランスペプチターゼ(GGT)阻害活性を有しており、活性酸素種の産生をを抑制するだけでなく、10%Ag-P水(銀イオン水)を使用しているので、ダメージの強い肌でも非常に安全で衛生的に使用が可能です。防腐剤フリー(パラベンフリー・フェノキシエタノールフリー)です。
長く使用を続ける事で、ニキビ肌等の状態の改善が期待出来ます。以下は、9施設、被験者35名での使用経験ですが、使用期間1ヶ月では、71%の被験者に改善が認められたのに対し、2~3ヶ月間の使用では85%の被検者で改善が認められたそうです。
【全成分】
水、エタノール、カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル(MCA)、薄荷油、メントール、ホウケイ酸(Ca/Na)、酸化銀、クエン酸
■私達のお肌に対する効果
- ニキビやアトピー性皮膚炎等の炎症反応の軽減
- 紫外線ダメージからの保護
- 乾燥肌の軽減
- 肌弾力の軽減
- 保湿効果の増大
- 張り・艶の軽減
- 小皺を目立たなくする
■ヒト細胞レベルでの効果
- 表皮細胞内の来るタチオンの増加
- 表皮角化細胞遊走・増殖促進
- 皮膚バリア機能の改善
- コラーゲン及びエラスチンの産生促進
- HSP47(ヒートショックプロテイン47)産生促進→コラーゲン産生促進(張り・艶)
有効成分1・γ‐グルタミルトランスペプチターゼ(GGT)阻害活性
γ‐グルタミルトランスペプチターゼ(GGT)は、グルタチオン(γ-Glu-Cys-Gly)(美容通信2018年7月号)及びその抱合体のγ-グルタミル結合を加水分解してしまう残念な酵素です。分解産物であるCys-Glyは極めて活性が高いチオールで、生理的条件下で金属イオンを介して容易に酸素を還元し、活性酸素種を作ってしまいます。ですから、γ‐グルタミルトランスペプチターゼ(GGT)活性の増大は、酸化ストレスの亢進に繋がり、グルタチオン代謝に関連する生体防衛系の疾患に影響を及ぼします。
グルタチオンの復習
グルタチオン(美容通信2018年7月号)は、3つのアミノ酸(グルタミン酸、システイン、グリシン)から成るトリペプチドです。抗酸化物質の1つであるグルタチオンは、フリーラジカルや過酸化物といった活性酸素種から、細胞を保護する補助的役割を果たしています。更には、グルタチオンは、硫黄部位が求核性を有しているので、有毒な共役受容体にアタックしてくれたりもするんです。
■グルタチオンの生理的機能
グルタチオンの生理的機能は色々ありますが、主要な機能は大きくは下記の2つです。
- 細胞内のチオール環境の維持
酸素は、物凄く大事です。好気呼吸を行う私達地球上の多くの生き物にとって、酸素は欠くべからざる存在ではありますが、同時に、両刃の剣でもあって、過酸化水素や酸素ラジカル(活性酸素種)(美容通信2017年10月号)(美容通信2017年7月号)が発生する原因にもなります。活性酸素種は反応性が高く、脂質や蛋白質を無秩序に酸化し(過酸化物)、生体に深刻なダメージを与えます(酸化ストレス)。この為、好気呼吸を行う生物は活性酸素種を消去し(還元して酸素や水に戻す)、若しくは、活性酸素種によってダメージを受けた部分を修復するシステムを、生まれながらに備えています。
細胞内で抗酸化作用を果たすものの1つとして、チオール基の働きが挙げられます。グルタチオンは、自らのチオール基を用いて、過酸化物や活性酸素種を還元・消去します。具体的には、過酸化物の消去は、グルタチオンペルオキシダーゼによって触媒されますし、活性酸素種については、グルタチオンが直接反応します。何れの反応に於いても、グルタチオンは相手を還元し、自らは酸化されてしいます。グルタチオン還元酵素は、NADPHの還元力を利用して、酸化型グルタチオンを直ちに再還元するので、還元型グルタチオンの濃度は通常一定に保たれています。これは、即ち、細胞内のチオール濃度が一定に保たれている事を意味します。
- グルタチオン抱合による解毒
グルタチオンのもうひとつの主要な生理機能は、様々な毒物・薬物・伝達物質等を細胞外に排出する事です。グルタチオンはこれらの物質を、システイン残基のチオール基に結合させ(グルタチオン抱合)、自ら細胞外に排出させて、細胞を解毒します。
■グルタチオンの分解
グルタミン酸とシステインのアミド結合は、通常のペプチド結合とは異なり、グルタミン酸側鎖のγ-カルボキシ基とシステイン主鎖のα-アミノ基からなる(γ-グルタミル結合)です。この為、グルタチオンはペプチドでありながら、殆どのプロテアーゼ(加水分解酵素)に対して耐性があり、分解されません。しかし、γ-グルタミルトランスペプチターゼや、その近縁の極く限られた酵素達は、グルタチオンを直接分解出来ちゃうんです。因みに、γ-グルタミルトランスペプチターゼは、細胞外に存在する酵素なので、グルタチオンの分解は細胞外限定のお話です。
γ‐グルタミルトランスペプチターゼ(GGT)阻害剤:カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル(MCA)
アクネビットの主要有効成分である、カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル(MCA)(左図は構造式)は、γ‐グルタミルトランスペプチターゼ(GGT)に対し阻害活性を有しており、活性酸素種の産生を抑制する事で、お肌のトラブル、例えば、ニキビやアトピー性皮膚炎等の炎症反応や、皮膚のバリア機能、乾燥肌等を改善します。
つまり、アクネビットが他の多くのアンチエイジング系の化粧品と何が違うのかと申しますと、後者が、加齢や紫外線等で弱った細胞(表皮細胞・線維芽細胞)を弱ったままにエイジングケア物質を外から補充するのに対し、アクネビットは細胞達に軽いストレスを敢えて与える事で、細胞自身の再生を図る事にあります。再生(誘導)医療(美容通信2023年3月号)を地で行く化粧品なのです。ホメオスタシス(恒常性の維持)って奴ですね。
■主な作用
主な作用としては、①皮膚バリア機能の改善、②細胞外マトリックスの再構築、③創傷治癒促進因子がありますが、これらの作用は、細胞が弱った状態や回復過程でのみ働き、正常時には作用しません(ホメオスタシス=恒常性の維持)。
- 皮膚バリア機能の改善:表皮の角化細胞の活性化。
1)グルタチオン:シミ・くすみの軽減
2)角化細胞・インボルクリン・ロリクリン・フィラグリン・ケラチン10:皮膚代謝促進→バリア機能の改善
- 細胞外マトリックスの再構築:真皮の線維芽細胞の活性化。
Ⅰ型コラーゲン・エラスチン・HSP4/HSP70・ヒアルロン酸:皺・弛みを軽減し、張りのある状態に→細胞外マトリックスの再構築
- 創傷治癒促進因子
FGF・MMPs・EGF・α-SMA・Calponin・Amphiregulin等:筋線維芽細胞への分化促進→創傷治癒の促進
これらの創傷治癒促進因子の発現は、回復因子TGFβで誘導されます。カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル(MCA)は、TGFβの作用を増強します。
有効成分2・10%Ag-P水(銀イオン水)
10%Ag-P水(銀イオン水)により、皮膚表面の保湿及び浄化作用(抗菌活性)が認められており、ダメージの強い肌でも非常に安全で衛生的です。
症例
これは、アクネビットの会社さんからの提供の写真ですから、外人の、それもバリバリのチャンピオン症例です。なかなか…日本人の私達には、アクネビットだけでこんな素晴らしい結果は出ないとは思いますが、まあ、日々のお手入れとして何らかの化粧品を使わざるえないのなら、その選択肢としてアクネビットは、悪くないんじゃない?
- 症例1:acne・acne scar
26歳の男性で、3ヶ月間の使用前後です。
- 症例2:acne
18歳の男性で、使用前、使用1ヶ月後、3ヶ月後です。
*註:HISAKOの美容通信に記載されている料金(消費税率等を含む)・施術内容等は、あくまでも発行日時点のものです。従って、諸事情により、料金(消費税率等を含む)・施術内容等が変更になっている場合があります。予め、御確認下さい。
*治療の内容によっては、国内未承認医薬品または医療機器を用いて施術を行います。治療に用いる医薬品および機器は当院医師の判断の元、個人輸入手続きを行ったものです。
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