幹細胞由来の成長因子BENEVで育毛 | 旭川皮フ形成外科クリニック旭川皮フ形成外科クリニック

HISAKOの美容通信2012年6月号

幹細胞由来の成長因子BENEVで育毛。そして、若返り。

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EGFやbFGF等の成長因子(グロースファクター)が配合された、幹細胞由来のBENEVで、育毛しましょう。
脂肪幹細胞由来のHARG(ハーグ)療法よりも、包皮より採取した幹細胞由来のBENEV(GF Hair Care Complexシリーズ)は、コストパフォーマンスが魅力♪
勿論、お肌の若返りや美白に特化したGF Skin(Rejuvenating &Brightening) Complexシリーズもあります。

 薄毛で、そしてお肌のトラブルで悩む中高年の紳士淑女の皆様、期待の大型新人「BENEVの成長因子シリーズ! ”GF Skin & Hair Care Complex”」の新登場です。

 幹細胞由来の成長因子って事では、以前紹介したAAPEやHARGのお仲間なんだけど、AAPEの出処が脂肪細胞なのに対し、BENEVは新生児のおちんちんの皮(包皮)。まあ、曲がりなりにも皮膚の組織出身なだけに、皮膚だとか髪の毛だとか、皮膚由来の組織相手だと強い!それに、極めてリーズナブル♪ HARG療法って、一瞬耳を疑っちゃうような金額でしたもんねぇ(笑)。う~ん、約50%OFFのバーゲンじゃないけどバーゲン価格で、お得感満載って感じかな。

成長因子とはなんだろう

 成長因子とは、お硬く表現すると、「特定の細胞の増殖や分化を促進する内因性の蛋白質で、様々な細胞学的・生理学的過程の調整役として機能する。具体的には、標的細胞表面の受容体に結合する事により、細胞間のシグナルとして働いている」ってところでしょうか。

 成長因子の役割を列挙すると、以下の様になります。

  • 細胞の増殖や分化を活性化。
  • 細胞間の様々な細胞活性のon-offのスイッチング。
  • コラーゲンやエラスチンの生成と分配に関与。
  • 創傷治癒に於ける不可欠な役割。

 兎に角、まだまだ未知数な所はあれど、結構使えそうな、実際、結構使われている奴らなんです。

 昔から、否、現在でも、美容外科・美容皮膚科分野の主流を為すのは、自前の必殺・仕事人集団である成長因子を最大限に活用する事でした。ケミカルピーリング(美容通信2005年4月号)然り。フォトフェイシャル(美容通信2003年5月号)然り。フラクセル(美容通信2007年2月号)然り。ダーマローラー(美容通信2009年8月号)然り。これらは、人為的に大災害を起こす事で、今までのほほんと微温湯に浸かって暮らしていた細胞達を、極限状態に追い込みます。まあ、細胞ってもんは、元来どいつもこいつも怠け者で、鞭でぶっ叩きでもしない限り、碌に働こうともしないんです。ゆとり教育とか、成熟社会とか、英国病とか‥、色んな表現は出来るかも知れませんが、見す見す老いさばらえるのを寛容出来ないHISAKOの様な悪足掻き系(?)女子にとっては、これって超ムカつく事実。「まったりする暇があったら、働かんか、このボケ!!」と、本気で手を変え品を変えどついちゃう訳ですが、流石にここまで責め立てられちゃうと、如何に怠け者の細胞達も覚醒します(笑)。効率の良い再建の為に、自発的に役割分担としての必殺・シゴキ人となり(=サイトカインを放出する)、更なる繁栄を齎すようになります。まあ、ピンと来ない方は、戦後の日本の目覚ましい復興を思い起こして頂ければと思います。鬼畜・米国に爆弾を投下され、国土は一度は焼け野原になりました。ここから今の日本の繁栄を築き上げたのは、進駐軍ではなく、我ら日本国国民です。
 まあ、ここら辺の創傷治癒の話は以前にも特集しているのでそちら(美容通信2004年5月号)を参照してもらうとして、最近と言うか、この10年位は、レーザー系の様な自前の成長因子の最大活用から、外注の必殺・シゴキ人軍団の登用に潮目が変わりつつあります。自らを傷つける事無く、金で雇った外人部隊軍団に指揮をさせ、粉骨砕身労働させる。これらには、以下で詳しく解説するBENEVの他、AAPE(美容通信2009年3月号)、ACR(美容通信2006年12月号)、プラセンタ(美容通信2009年2月号)、Regen SkinシリーズのMASK PACK(美容通信2009年8月号)、線維芽細胞移植(美容通信2007年9月号)等々があります。
image886    これらの外注の必殺シゴキ人軍団の最大の利点は、自前のモノよりも安定した結果を出し易い事です。レーザー系の様な、何らかの傷を負わせる事により、その傷の修復過程で放出される成長因子を利用する自前系は、正確に言うと、自前の血小板から成長因子を取り出すACRも実はこれらに含まれるんですが、先ず、成長因子をどれだけ自ら供給出来るのかと言う個体差(年齢を含む!)=最初の踏絵が存在します。う~ん、ちょっと言い難いんですが、ざっくり言ってしまうと、年金を貰うお年頃に達すると、フェロモンを振り撒く能力は、注入前若しくは照射(施術)前よりは確かに上がってはいても、二十歳の小娘には敵うべくも無いって事。まあ、容姿関連のみならず、サイトカイン等の免疫細胞関連の成長因子(増殖因子)の産生能も、年と共に低下の一途を辿る訳で‥、爺婆になると、若い頃にはあり得ない!!様な単純な感染症、例えば、”肺炎”なんてその代表格ですが、こんなチンケな病気にも罹り易くなってしまうのです。ちょっと余談になってしまいましたが(笑)。
 …確かに、自前であろうと、外注であろうと、次のステップ、つまり成長因子に対する生体の反応(=効果)では個人差が出て来ます。懸命にフェロモンを振り撒いてみたところで、そろそろ同級生の訃報がちらほら耳に入って来る、つまりターゲットとなる男(線維芽細胞)の絶対数が下がれば下がる程、靡く男の数も減るってところでしょうか。実際、爺婆の細胞数はガキんちょに比べて著しく数が減少していて、特に肝臓では、正常でも40%近く減少しているという報告もある位ですし、又、生き残っている細胞も機能低下が明らかにみられるという報告もあります。こんな過酷な環境下でも、なるべく最大限の効果を上げる為に、栄養療法(美容通信2007年3月号)やホルモン療法(美容通信2010年12月号)等々を組み合わせて対処はしますが、変動するパラメーター(それもマイナスにしか変動しない!)が1つしかない外注モノと、2つもある自前モノでは、或る意味”効果”って点では最初から勝負がついてしまうんです、はい。

美容外科・美容皮膚科分野で重宝される主な成長因子達

 成長因子も人間社会と同じで、雑多な群衆の集団で、未だ、完全にその役割と言うかネットワークが解明されている訳ではありません。ですが、取り敢えずと言ってはなんですが、この業界で重宝される遺伝子はある程度は既に判明されていて、それらは主に”創傷治癒に関与する成長因子”達です。主なものを列挙します。これらの複数の成長因子が、寄って集って、相乗効果的にお肌の若返りを促進してくれているようです。

EGF(上皮成長因子)

 紫外線やオフィスの乾燥した空気、不適切なスキンケア等で、傷付いてしまったお肌を即効修復してくれる蛋白質! 線維芽細胞を更に刺激し、真皮内のコラーゲン生成をモリモリ促進してくれるサイトカインは、正に必須のアイテム。これで、年齢と共に疲弊して薄っぺらくなってしまった真皮も、小娘と見紛うばかりのハリを取り戻すって寸法です。だから、小皺ともバイバイ♪なのです。

bFGF(塩基性線維芽細胞増殖因子)

 線維芽細胞をターゲットと認識し、コラーゲンをせっせと作るように鞭を振るう成長因子。その仕事振りは、殆ど性的嗜好と申しますか、超ドSの領域にまで達していて、責め方はしばしば暴走行為にまで発展。それ故、単独行動だけは絶対避けたい。その他、強力な血管新生等も。

註:FGFファミリーについて
 現在までに、構造上の類似性から、人様に於いては23種類からなる巨大なファミリーを形成している事が分っています。FGF-1(aFGF)やFGF-2(bFGF)は、線維芽細胞に対する細胞増殖因子として発見され、FGF-3~FGF-9は、癌遺伝子産物や細胞増殖因子として発見されました。一見、赤の他人かと思われたFGF-3~FGF-9も、実はその構造がFGF-1やFGF-2にと~っても似ており、今では同じ穴のムジナと分類されています。

TGFβ-B1・B2・B3(トランスフォーミング増殖因子)

 コラーゲン、グリコサミノグリカンの産生を刺激。フィブロネクチンの合成を促進。基質の分解を阻害。細胞の走化性を促進。美白の神様でもある。

PDGF(血小板由来増殖因子)

 血管新生を刺激。傷の治り(創傷治癒)を促進。瘢痕組織を除去(お掃除)。

VEGF(血管内皮細胞増殖因子)

 血管内皮細胞の増殖、血管新生の促進、血管透過性の亢進作用等。

IGF-1(インスリン様成長因子1)

 筋肉や神経組織を形成して、壊れた細胞を蘇らせる‥。正に、神!? 勿論、髪の毛にも効果があって、毛包内の毛母細胞を分裂させ、毛髪を促進。

HGF(肝細胞増殖因子)

 新生血管の増殖を促進。その他、細胞増殖促進、細胞運動促進、抗アポトーシス、形態形成誘導等にも効果が。

KGF(ケラチノサイト増殖因子)

 上皮細胞の成長を促進。勿論、髪の毛にも効果があって、毛包内に十分なケラチンを供給します。

GM-CSF(顆粒球単球コロニー形成刺激因子)

  造血細胞系の増殖及び分化を刺激。単球及びマクロファージの機能を改善。白血球の活性を改善と意外に盛り沢山。

Il-3・IL-6・IL-7・IL-8(インターロイキン)

 細胞防御力を増強。細胞のホメオスタシスを調節。抗炎症物質、創傷治癒を改善。


 後述するお里とも関連しますが、成長因子は、HISAKOのクリニックでは、基本、単体と言うか1種類~数種類だけを選んで投与する事はしていません
201206image9 どうしてかって? 人間の脂肪細胞(AAPE)や新生児の包皮細胞(BENEV)から培養し、工場で大量生産した製品は、成長因子だけで全部で約130種類もあります。つまり、原料が自分(ACR)であれ他人(AAPEやBENEV、プラセンタetc.)であれ、少なくとも人間と言う生体から採取したものは、人間の体にある莫大な種類のサイトカインが、その出処によってその構成員の比率は違えど、神様が決めたゴールデンバランスそのままに保たれています
  ちょっと前に流行った”働き蟻の法則”、覚えていますか? 100匹の働きアリを観察すると、実際に働くのは80匹で、残りの20匹は何もしないんだそうです。本当にこの怠けっぷりは筋金入りで、生命を維持する為に最低限必要な食事でさえ、外から食料を運んで来た仲間から口移しで食べさせてもらうんだとか。面白い事に、この働かない20匹を取り除くと、残った80匹の20%(16匹)が、やっぱり働かなくなってしまうそうです。逆に、働いていた蟻を取り除くと、働かなかった蟻が働き始めるんだとか。
 私達の人間社会も同じ。超エリートのみで構成されている訳ではなく、ホームレスもいれば、リストラされたオヤジもいるし、ニートも、ヤクザも、フツーの主婦もいますよね。それだけじゃなくて、呆けた婆ちゃんもいます。前科者もいます。臓器を売る、戸籍を売る、ヤクを売る、下着を売る、お客の情報を売る、車を売る、媚を売る、鯛焼きを売るetc.と、様々な売人がいます。売人がいれは、それを買う人間も当然います。つまり、最下層から富裕層まで、バカから天才まで、様々な階層の人間が、社会を維持するのに最適なゴールデンバランスで、ヒエラルヒーを構成しています。ホームレスは決して世の中に不要な階層ではなく、(凡人のHISAKOのは分りませんが)必要があるから存在しているのです。唯、人間は蟻とは異なって、妙な行動力があるもんだから、ナチスを例に取るまでもなく、完全否定→強制的排除の挙句、勝手にバランスを崩して自滅しちゃうなんて事も無きにしも非ずなんですけどぉ。
 皮膚に与えるサイトカインも同様なんです。基本は蟻と同じで、妙な邪念を起こしようがないんですがぁ、人間が変な理論を振りかざして強制介入すると、制御不能の爆走をする事が分っています。例えば、bFGFはその代表格として知られていますが、この成長因子は、線維芽細胞をターゲットと認識し、コラーゲンをせっせと作るように鞭を振るうのがお仕事です。その仕事振りは、殆ど性的嗜好と申しますか、超ドSの領域にまで達していて、責め方はしばしば暴走行為にまで発展します。真皮内に、例えば注射の様な形で単独投与をすると、想定以上にコラーゲンが出来過ぎちゃう部分が出て来て、凸凹っぽくなっちゃう。これが又、全員が全員に起こるのならまだ対応の仕様もあるんですが、起こらないで素晴らしい結果を得る人もそこそこいたりするもんだから、話が複雑になっちゃう(笑)。まあ、HISAKOのクリニックでは、全ての解明されていない以上、神様のレシピを尊重してそのまんまの配合を損なわずにを基本的路線と考えて行ってます。え? 唯一の例外? Regen SkinシリーズのMASK PACK(美容通信2009年8月号)は、若返りの先鋭部隊である4種類。何でかって? だって、家庭用のダーマローラ(美容通信2009年8月号)後の鎮静に使うレベルだと、まあ、そんなに皮膚に入らない分、悪さもしない!? ←あっ、全く効果はないって意味じゃなくてぇ、値段の割には効果があるよね~ぇぇぇぇぇ。

成長因子連中も、そのお里で違う?

 成長因子と一言で言っても、出処(お里)によって、当然ながら微妙な(配合の)違いがあります。201206image113地域特異性とでも言いますか、端的に言うと、マルちゃんの”赤いきつね”と”緑のたぬき”。Wikipediaによると、”赤いきつね”は、各地の好みに合わせて、東日本向け(東北地方・関東地方・甲信越地方・東海地方)、西日本向け(北陸地方・中国地方・四国地方・九州地方)、関西(近畿)地方向け、北海道向けの4種類が販売されているんだそうです。だしの素材が異なっており、以前テレビで、「何処の赤いきつねが一番お買い得か」なんて阿呆みたいだけど、結構気になる内容(?)の放映がなされていました(うろ覚えだけど、確か北海道が一番値の張る材料、つまり、鰹&利尻昆布のWだしだったような気が…)。具の油揚げ自体も、東西で味付けが違うみたいです。因みに、”緑のたぬき”は、東日本、西日本、関西の3種類が販売されているんだとか。

 現在、臨床上既に使用されている成長因子連中のお里(出処)としては以下が知られています。

 ①”従来の伝統的な”幹細胞の特性~分化する能力
 置換される細胞の発生によって引き起こされる利点。
 ②再生細胞としての特徴~成長因子の分泌によって、周りに働き掛けて修復する能力
 存在する細胞を温存させる事によって惹起される利点。

    • 線維芽細胞⇒FGF

 cf. 線維芽細胞移植(美容通信2007年9月号

    • 細菌⇒E.Coli(遺伝子組み換え)

 例・Regen SkinシリーズのMASK PACK(美容通信2009年8月号

 

 ACRは自分の血小板を使うだけに、質は貴女にとっての最高級!(当たり前ですよね)ですが、採取出来る量が如何せん少ない‥。これが欠点です。後、何故かと言われても、お里が違うからとしか言えませんが、効果の持続時間が短いんです。ピークが注入後2ヵ月で、精々6ヶ月の命。
 ACRの弱点を物量作戦で補ったのが、以前特集したAAPE(美容通信2009年3月号)や、今回紹介するBENEVです。よそ様のものでも、由緒さえ正しければ、何も自分の乏しい成長因子を使わなくったってと思えるのなら、軍配は当然こちらに上がります。シャネルのクルーズラインを1着か、H&M原宿店でギャルソンの水玉柄を100着か。こんな感じですかね(笑)。因みに、同じ金額なら、HISAKOはH&Mを選びます。g数と言うか、重量勝負派なんです。AAPEは腹の脂肪ですが、BENEVは新生児のおちんちんの皮(包皮細胞)。投与方法にもよりますが、1回の注入量を出来るだけ少なく(0.05~0.1ml/ショット)、出来るだけ針刺しの回数を多く出来るマルチプリッキング法で、皮膚の真皮のど真ん中に薬液を入れた場合、1年弱位効果が持続します。出処の違いか、皮膚(頭皮含)には、やっぱ皮膚由来のBENEVの方が、腹の脂肪より効くみたいです。金額もBENEVの方が断然安いですしね。個人的には皮膚系に、皮膚由来のBENEVって思ってます。
 プラセンタ…は、胎盤由来。全然成長因子の量って意味では上記の製品達には及びもつきませんが、単価は安い。効果も2週間位と短いけどね(笑)。

BENEVシリーズの右大臣~GF Hair Care Complex

 BENEVシリーズには大きな2つの柱があって、1つが薄毛に対する育毛・増毛ライン”GF Hair Care Complex”と、もう1つがお肌系で、これはお肌ピチピチの小娘時代に引き戻してくれる”GF Rejuvenating Cmplex”と美白系の”GF Brightening Complex”の2つから構成されています。髪の毛に何の悩みもない御婦人は、この章は飛ばし読みして下さいませ。

GF Hair Care Complexの作り方

    • 先ずは、カリフォルニア大学Irvine校のカリフォルニア州組織バンクより調達した新生児のおちんちんの皮(包皮細胞組織)から、幹細胞を取り出す事から全てが始まります。
    • 手垢で汚れる前の初心な幹細胞を拉致し、特別なお部屋に監禁します。

 ここで厳格な管理下、徹底的な洗脳教育を施します。つまり、幹細胞に、本来の赤ちゃんのおちんちんから完全に分離してしまったにも拘らず、未だにそのままそこに(=人の真皮組織として)存在していると信じ込ませるんです。
 ですが、この特別室は言葉通りスペシャルで、BENEV社特製の多種のヒト成長因子強化順化培地♪ 顆粒球単球コロニー形成刺激因子(GM-CSF)、肝細胞増殖因子(HGF)、インスリン様成長因子(IGF)-1、インターロイキン(IL)-6、IL-7、IL-8、角質細胞増殖因子(KGF)、基質蛋白質、血小板由来成長因子(PDGF)-AA、可溶性コラーゲン、形質転換成長因子(TGF)-B2及びB3並びに血管内皮細胞増殖因子(VEGF)等の多様な成長因子が含まれており、更には、活性成分の機能的状態を保護し、必要部位までの輸送を担うシャペロン蛋白質までも含まれていて、ホント、只者じゃないんです。更に、更に、これでもかって盛り盛りなのが、”GF Hair Care Complex”に使用される成長因子達用のスペシャルルーム。毛包の健全性に関係ない蛋白質を除去する為に、ヒト成長因子馴化培地を特別に濾過するなんて手の込みようで、健康な育毛に最適な成長因子の生成濃縮製剤を作成しています。

    • 騙された細胞にとって、騙されたって事実に気付かない限り、それが真実。

 サリンジャーのオレンジの皮(『テディ』)と同じです。細胞は只管本来の職務を全うすべく、分化・分裂を繰り返します。唯、永遠に増殖させ続けると、粗造品も混入する可能性が高くなるので、品質保持の為に、細胞の分裂回数を敢えて16回までに制限しています。

  • この特別ルームで作成された細胞は、Mo-Flow(別名・Hight Speed Fluorescence Activated Cell Sorter)って関所を先ず通されます。
  • Mo-Flowは、全種類の細胞を吸い上げ、その上で全方向から細胞の周りにレーザーを発射し、その生存能力を測定します。
  • 更には、蛋白質がレーザーを通過する際、A地点からB地点までの移動スピードを計測し、その速さと重量によって蛋白質の濃度を調べ、媒体の濃度を一定に保つ処理も行ってくれるんです。
  • 最後に、Mo-Flowによって選別された組織は、ここで初めてフィルターに掛けられ、蛋白質を壊さない液状(因みにAAPEは粉を付属の溶液に溶かすって仕様でした)にて製品として市場に出ます。
  • GF Hair Care Complex注入

     注入方法は、選んでもらっています。どれちが貴女の好みかしら?

    ダーマローラでお手軽に派

     0.5mmのダーマローラーで頭皮に穴を開けて、そこに薬液を塗り込む方法で、ちょっと頭をカブトムシが這ってるかもぉ位の刺激で、特に痛くも痒くもありません。BENEVやイデバエ、ミノキシジルや各種ビタミン類等々の配合により、使用する薬液は3種類(BENEVを配合しているのは、2種類のみ)があります。2週間~4週間に1回の割合で続けている方が殆どかな。スキンケアの感覚に近いと思います。

    電気穿孔法(エレクトロポレーション)で更にダメ押し派

      カブトシムすら許せないってタイプなら、エレクトロポレーションのみって選択もありだけど、出来るならダーマローラーで穴を開けてから、更に深く電気穿孔(エレクトロポレーション)で押し込むのが、より効果的。使用する薬液はダーマローラの時と同じです。

    麻酔をしてでもガッツリ入れたい派

     麻酔をしてでもガッツリ真皮に入れたい派なら、注射で狙った層に確実に入れるのが一番。BENEVの効果を最大限に上げる為、超強力な抗酸化力と代謝促進で知られるイデベノン(イデバエ)(美容通信2009年3月号)等の有効成分を追加しています。
     推奨される治療スケジュールは、16回で1クール。1週間(~2週間)毎に8回行い、その後2週間(~3週間)毎に8回行います。自発痛や出血が認められる事がありますが、数時間で消失します。圧痛は1~2日、赤味は2~3日位続きます。施術後24時間は洗髪及びスタイリング剤の使用は控えて下さい。全治療のスケジュールが完了するまで、カラーリングやパーマ等の刺激の強いモノは控えて下さいね。

    GF Hair Care Complexのお友達~ホームケア製品

     プロペシア(美容通信2005年12月号)やアボルブ(美容通信2013年2月号)、亜鉛、L-リジン等のサプリメントの他、最近は下記が人気急上昇中♪ 詳しくはスタッフにお尋ね下さいませ。

    2012061image14男子限定!

      • 飲む!ミノキシジル(内服薬)

    image648 ミノキシジルの作用である、血管拡張作用(血管の平滑筋に直接作用して、末梢血管を拡張させるんだそうな)が頭皮の血行を促進し、毛根を刺激&栄養を供給! これが、発毛に効く理由なんだそうな。まあ、元々は、アメリカで血圧降下剤として開発された薬ですからね。血管を拡げて当然なんですが、それ故に心臓病があったり、血圧を下げる薬を飲んでる人には、×。
     塗布タイプのミノキシジル(リアップ等)は主に頭頂部に効果的なんですがぁ、飲み薬になると、何でかは分んないけどぉ、特にこめかみや前頭部(毛の生え際)に効果が高いんだとか。体の内側からもミノキシジルの成分が吸収されるので、外用とWで使うと高い発毛効果が期待出来ます。唯、難点を言えば、伸び続ける根性とでも言うのかな、ちょっと弱い気がしないでもない。それ故に、ケツも叩くBENEVって存在はベストパートナー♪ 睫毛を伸ばすラティス(美容通信2009年5月号)を塗るなんて裏技的を駆使する強者も、いるみたいだけどね。

      • 15%ミノキシジル+αローション

     育毛の定番と化したミノキシジル。リアップが有名ですが、如何せん、×5と胸を張ったところで、高が5%(笑)。15%には敵いません。この製品にはミノキシジル15%をメインに、毛乳頭細胞に直接作用し、発毛をサポートすると呼び声が高いAdenosineを初めとする脱毛治療の定番成分がぎっしり詰まった超強力な育毛ローション。それ故に、飲むミノキシジル同様、使う人を選んでしまうのが欠点と言えば欠点かな。
     ミノキシジルとフェナステリド(プロペシアの主成分!)含有の育毛シャンプー
     抜け毛を抑制して、発毛を促進。正に一粒で二度美味しいの王道を行く、欲張りシャンプー。

    2012061image15女子限定!

      • 2%ミノキシジルのローション♪

     実は、おじさんのハゲのみならず、おばさんのさり気なく全体的に薄毛にも、と~っても良く効く! と言うか、選択肢が少ないおばさんの薄毛治療の、ファーストチョイスと断言しても差し支えはないと思います。だって、作用機序が毛髪付近の血管が、漏れなく拡張する事により、頭皮全体の血行を改善するモノだから。更には、男性ホルモンの変換酵素阻害作用や、毛母細胞を活性化させる効果があるので、毛成長促進され、頭髪密度が増加するんだとか。まあ、男性ホルモンの変換酵素阻害作用はさて置いても、密度を気にするおばさんには必須の塗り薬ですかね。濃度は、男性用は5%がスタンダードなのに対し、女性用は2%。日本で出回っているリアップレジェンヌは1%。このミノキシジルは、重篤な副作用と呼べるほどの代物がない位、安全性の高いお薬ではありますが、あまり高い濃度の物をず~っと使い続けていた症例(女性)で、顔や体の産毛も太くなった!って報告があります。勿論、塗るのを止めれば元に戻ったって言う、可逆性の多毛だったそうですが‥。

    2012061image142012061image15家庭用ダーマローラ(美容通信2009年8月号

     男なら、”スクラッチして(ミノキシジル)を塗り込んで、プロペシアを飲ませれば、ばっちりさ!!” 女子にはプロペシアって選択肢はありませんから、せめて只塗るより、正常な皮膚を傷を付けてでも塗り込んで下さい! こんな時に家庭用ダーマローラーが役に立ちます。

    GF Hair Care Complexの注意事項

      • 全ての脱毛症が治る訳ではありませんし、やれば絶対毛がもさもさ生えて来るなんて、超希望的観測はNG。

     悪しからず。脱毛の原因は、多種多様ですからね! 原因に併せて、併用療法が基本です。詳しくは以前特集した育毛(美容通信2008年5月号)、円形脱毛症他(美容通信2004年2月号)、ホルモン補充療法(美容通信2010年12月号)、脂漏性皮膚炎(美容通信2004年9月号)、HARG療法(美容通信2008年9月号)、プロペシア(美容通信2005年12月号)やアボルブ(美容通信2013年2月号)等を参考にしてね。

      • 最初の2~3週間は、新しく健康な毛髪の成長によって、古くから生えている毛髪が押し出される為に、抜け毛が増える場合もあります。

     これは、ミノキシジルでも何でもそうなんですけどねぇ。知らないと、度肝を抜かれるかもねぇ。

    BENEVシリーズの左大臣~GF Skin (Rejuvenating &Brightening) Complex

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     どうも”老化”って奴は、細胞増殖因子の産生能(血中濃度)の低下が鍵を握っているらしいと、最近、偉い科学者連中の間ではもっぱらの噂。確かに言われてみれば、 サイトカイン等の免疫細胞関連の増殖因子の産生能も、年と共に低下の一途を辿る訳で‥、爺婆になると、若い頃にはあり得ない!!様な単純な感染症、例えば、”肺炎”なんてその代表格ですが、こんなチンケな病気にも罹り易くなってしまうのです。トホホ‥。更に追い討ちを掛ける様な話ですが、爺婆の細胞数はガキんちょに比べ、著しく数が減少している(肝臓では、正常でも40%近く減少しているという報告も!)、又、生き残っている細胞も機能低下が明らかにみられるという報告もあります。細胞増殖因子の著しい減少が、細胞の増殖(再生)能を低下させ、”老化”の1つの大きな要因になっている可能性は極めて大です。
     皮膚の老化も同じ。加齢と共に激減する上皮細胞成長因子や線維芽細胞成長因子等々を補って、少しでも老化に歯止めをかけたいのが、HISAKOの様な中高年女子の本音じゃないでしょうか、ねぇ。肌の色調を改善し、滑らかで軟らかく、張りや弾力に富んだ若々しい肌…。喉から手が出る位に欲しい(笑)。
     BENEVは、前述の通り、お肌ラインとしては、肌ピチピチの小娘時代に引き戻してくれる”GF Rejuvenating Cmplex”と、美白系の”GF Brightening Complex”の2つから構成されています。HISAKOのクリニックではこれらをベースに、超強力な抗酸化力と代謝促進作用、筋収縮作用によるスキンタイトニングを有するイデバエ(美容通信2009年3月号)や、女性ホルモン(美容通信2010年12月号)、ヒアルロン酸(美容通信2005年8月号)、各種ビタミン類を配合し、相乗効果を図った幾つかのカクテルを使用しています。

    GF Skin(Rejuvenating &Brightening) Complex注入

     注入方法としては、クリニックでは以下の方法から選んでもらっています。どれが貴女の好みかしら?

    ダーマローラでお手軽に派

     0.5mmのダーマローラーで皮膚に穴を開けて、そこに薬液を塗り込む方法。この方法は単に浸透性を上げるだけでなく、微細な傷を付ける事による創傷治癒効果も期待出来ます。感覚としては超ライト版のフラクセル(美容通信2007年2月号)ですかね。詳しくは、ダーマローラーの特集の号(美容通信2009年8月号)を読んでいただきたいんですが、イオン導入や超音波導入では浸透を期待出来ない、成長因子やヒアルロン酸の様な大きな分子量の成分が、入り込む穴を物理的に開けてくれます。ダーマローラやスタンプと、電気穿孔法と呼ばれるエレクトロポレーションとの一番大きな違いは、この傷を付けるかどうかで、意外にこの傷を付けるって行為による創傷治癒力って侮れないんですよ、はい。
     まあ、微細な傷を付けると言ったところで、ちょっと皮膚の上をカブトムシが這ってるかもぉ位の刺激で、特に痛くも痒くもありませんしねぇ。目の上もOKです。使用する薬液は、目的により配合する成分が異なり、2種類から選べます。スキンケアの感覚に近く、毎日でも施術可能ですが、2週間から4週間に1回位のペースで行っている方が多いですかね。

    電気穿孔法(エレクトロポレーション)で更にダメ押し派

     カブトシムすら許せないってタイプなら、エレクトロポレーションのみって選択もありだけど、出来るならダーマローラーで穴を開けてから、更に深く電気穿孔(エレクトロポレーション)で押し込むのが、より効果的。使用する薬液はダーマローラの時と同じです。

    麻酔をしてでもガッツリ入れたい派

     麻酔をしてでもガッツリ真皮に入れたい派なら、注射で狙った層に確実に入れるのが一番。BENEVの効果を最大限に上げる為、超強力な抗酸化力と代謝促進で知られるイデベノンと、筋収縮作用によりスキンタイトニング(小顔)効果のあるDMAEを含有するイデバエ(美容通信2009年3月号)も添加しています。
     1回の施術で1年弱の効果が期待出来ますが、地道にジリ貧の肌になって来るので、個人的には半年後位に追加して良い状態をキープする方が良いみたいって思ってます。又、ガッツリ注射の効果をより長引かせる為に、ダーマローラーや電気穿孔法(エレクトロポレーション)で様々なカクテル(BENEV配が2種類、配合しないものが3種類)を目的に応じて浸透させたり、ケミカルピーリングやフォトフェイシャル等の他の施術を組み合わせるメンテナンス派も。

    BENEV社が推奨するダーマスタンプ症例

     以下症例は、BENEV社提供のお写真です。基本、BENEV社のダーマスタンプは、針の長さが0.8mmと、麻酔が必須な商品です。ですから、当院の麻酔不要のダーマローラー以上、注射未満と言ったところで、ダーマローラー+電気穿孔法(エレクトロポレーション)とほぼ同等って感じかしらねぇ。繰り返しになりますが、ダーマローラーとかダーマスタンプは、極細針を備えた、まあ剣山がロール状になっているか剣山のまんまかの形状の違いはありますが、敢えて傷を負わせる事で、フラクセルほどではないにしろ、皮膚の再生(創傷治癒)をそこそこには推し進めてくれます。更に、穴を開ける事で、薬液が皮膚の深部にまで浸み込んでくれるようになり、本来の成長因子としての働きを発揮し易くなります。

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    麻酔をしてでもガッツリ入れたHISAKOの顔

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     左図は注入前のすっぴん顔のHISAKOです。

    2012062image1 超強力な抗酸化作用と代謝を促進するイデベノン&筋収縮作用による小顔効果が期待出来るDMAEの両者が配合されたイデバエと、BENEV(Rejuvenating)の最強コンビを、フルフェイスに注射しました。直後は、パンパンに張って熱い! 赤いっちゃあ赤いんですが、多寡が知れた赤さで、まあ、下の写真の通り(注入直後)。薬液は真皮に入れるので、ちょっとボコボコって感じがしますが、これは大体2~3時間程で平坦に。赤味や熱感も2~3時間で消失しました。痛みは、塗る麻酔をしていたので、やってる時、無きにしも非ずだけど、痛いって程ではなく…、終了後はまったく痛み系なしでした。

    201206image3 左図は、24時間後です。アンパンマンちっくに未だ腫れています。唯、同時に、単なる水っぽい腫れじゃない…ちょっと真皮が厚くなったんじゃないか的な、もちっとした質感がします。これは何時からかって聞かれても明確には分んない。1回の注入量を出来るだけ少なく(0.05~0.1ml/ショット)、出来るだけ針刺しの回数を多く出来るマルチプリッキング法で、皮膚の真皮のど真ん中に薬液を入れてるんで、触ると、ちょっと擦りむいた様なヒリヒリ感があったんです。だから、敢えて触らなかった=気付かなかったって構図が成り立ち…う~ん、施術した日の夜(12時間後)、顔洗っていて初めて、「ん!?」って気付いたんです。「おおっ、いいじゃ~ん♪」って(笑)。あ、ヒリヒリ感ですか? 12時間後には消えてました、完全に。

     腫れは、2~3日で完全消失しました。1週間後、2週間後、4週間後の順に経時的に写真載せときますね。
     最初は分らなかったんだけど、施術前と1週間後の写真を見比べて思ったんだけど、イデバエ効果か顎の梅干しみたいな皺々が伸びて、輪郭が整った感じですかね。全体的にも随分ほっそりとした感じです。

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     2週後、4週後になると、少しずつほっそり感が失われてはいますが、ふわふわと言うか肉厚な真皮の充実感は寧ろ増した感じで、朝目が覚めた時、顔を触るとむちっとした触感♪ BENEVに配合してあるイデバエの量自体は、一般的にイデバエ単独で顔全体に注射する量の約半量で、効果持続の為には週に1回づつ4回で1年間の効果とされており、1回の注射では約1か月の効果とされているので、4週後では完全にイデバエの効果が失われているはずなんです。ですが、輪郭は施術前よりもシャープで、締まった感じが残っており、顎の梅干し皺も目立たないところを見ると、どうやら失われたイデバエの代わりに、スロースターターとしてのBENEV(コラーゲンが成長因子の命令を受けて増殖するには、やっぱ3~4週間は掛かりますから!)効果で、小皺も伸びているみたいです。
     下記は、施術前と施術4週後の写真です。若返った感じでしょ?

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     AAPEとBENEVの違いって良く聞かれるんだけど…、AAPEの出処が脂肪細胞なのに対し、BENEVは新生児のおちんちんの皮(包皮)とは言え、曲がりなりにも皮膚の組織出身。つまり、皮膚だとか髪の毛だとか、皮膚由来の組織相手だと、やっぱ出処が皮膚のBENEVの方が効果的ですかね。あと、値段って意味では、断トツにBENEVが安い。HARG療法って、一瞬耳を疑っちゃうような金額でした(笑)。今回、HISAKOが行ったフルフェイスは、AAPEのフルフェイスの時の約倍量になって、且つイデバエもプラスされて、それにも拘らずプライスダウンと、お得感満載って感じかな。 

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    *註:HISAKOの美容通信に記載されている料金(消費税率等を含む)・施術内容等は、あくまでも発行日時点のものです。従って、諸事情により、料金(消費税率等を含む)・施術内容等が変更になっている場合があります。予め、御確認下さい。


    ※治療の内容によっては、国内未承認医薬品または医療機器を用いて施術を行います。治療に用いる医薬品および機器は当院医師の判断の元、個人輸入手続きを行ったものです。

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