二重(埋没法) | 旭川皮フ形成外科クリニック

HISAKOの美容通信2003年4月号

二重(埋没法)

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プチ整形の女王と言えば、二重(ふたえ)の”埋没法”。
所謂”切開法”より腫れや内出血が少ないので、アイプチ感覚でする人が多いかな。

 はじめまして。院長の寿子です。毎月1日はHISASKOの美容通信の発信日。毎月、美容外科・美容皮膚科医の立場から、貴女に綺麗の必殺裏技教えちゃいますね!
 栄えある創刊号は、プチ整形の王者”埋没法”について特集しちゃいます。アイプチでお悩みの方、必見です。

では、まずどうして同じ日本人なのに、<一重>ちゃんと<二重>ちゃんがいるのでしょうか?

 

 下の図(瞼の断面図だよ!イメージ湧くかな?)をじっくり見てみましょう。一重ちゃんと二重ちゃん、二人の瞼、何が違いますか?目開き方も違いますね?

 そう、一重ちゃんの瞼は二重ちゃんの瞼と違って、

  • 皮膚から瞼板(図では水色で示した組織)までの組織が厚い。(皮膚も、皮下脂肪も、眼輪筋-図では赤-も厚いのです!)
  • 二重を作る上眼瞼挙筋(図では太い黒の線!)が発達しておらず、二重ちゃんの様に眼輪筋を貫いてまつげの根元の近い部位(皮膚)にまで入り込んでいない
  • 眼窩隔膜(図では薄黄色と黄土色-眼窩脂肪の領域を分ける黒の線)が厚い。
  • 眼窩脂肪(図では黄土色で示した組織)も瞼板の上までたっぷり垂れ下がっている。
  • 瞼板前脂肪(図では瞼板の前の薄黄色の組織)が多い。

 これらの原因が、一重ちゃんが二重ちゃんに転身するのを阻んでいたんですね。
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 だから、一重ちゃんと二重ちゃんの目の開け方も違うんですね。もう一度、じっくり上の絵を見てみましょう。ほら、二重ちゃんは二重のラインで皮膚が奥深くまで滑り込むスライディング型に対し、一重ちゃんはこの力不足を眉毛を上げて皮膚を引っ張り上げる事(サスペンジョン型)で補っているんですね。一重のお友達がいたら、観察しちゃいましょう。眉毛、上がっていませんか?

s012lis補足s012lis  眉毛を上げて視野を広げるって言う行為は、実は額の横皺(本体はくせ皺!なのだ)の原因になるんです。だから、一重を二重にする事は、回り回って皺の予防にもなるんですね。<ほほーっ!>でしょ?

一重ちゃんを二重ちゃんに変身させるには、どうしたらいいのでしょう? 

 前述(印の項目を参照!)の通り、一重ちゃんの瞼は二重になるには構造上多くのハンディがありますよね。このハンディを如何に克服!して、一重ちゃんを二重ちゃんに変身させれば良いのでしょう?
 方法は2つあります。
 つまり、一つは毎日頑張って、アイプチを続ける方法。これは、上の一重の図で皮膚がくしゃくしゃとアコーデオン状に折畳まれている部分を、曲がらない様に糊やテープで展ばす、まあアイロン掛けする様なもの。確かに、安価で手軽な方法ですが、面倒だし、メイクも大変。海や温泉は勿論×だし、隠れアイプチ愛好者さんにとっては、本来楽しいはずのお泊り旅行も出来れば避けて通りたいイベントでしかありません。それにカブレの心配もありますよね。
 これに対し、もう一つの方法である二重の手術。特にその代表選手である<埋没法>は術後が楽チン。カブレの心配もありません。では、二重の手術<埋没法>とは一体どんな方法なのでしょうか?下の図を見て考えてみましょう。

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 閃きました?そう、<埋没法>とは、二重の障害因子の一つである<二重を作る上眼瞼挙筋(図では太い黒の線!)が発達しておらず、二重ちゃんの様に眼輪筋を貫いてまつげの根元の近い部位(皮膚)にまで入り込んでいない>を改善しようとする方法なのです。つまり、欠けている若しくは非常に発達の悪い上眼瞼挙筋の代わりを、基本的には一本の糸(デザインによっては、更に1本~2本の補強糸を加える事も!)で代用させてしまおうと言うもの。(正確には、埋没糸で二重に吊っているんじゃなくて、糸の回りに癒着が出来て二重の癖が付くのを期待する手術なんですが…。) 

 さあ、<埋没法>を正面側からも確認しておきましょう。糸が上眼瞼挙筋の代わりをしているのが解りますか?
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<埋没法>に対する理解を更に深める為に、此処で先ず、他の二重の手術<切開法(部分切開法・全切開法)>について考えてみましょう。 さあ、思い出して下さい。一重ちゃんと二重ちゃんの瞼の構造的違い、幾つかありましたよね。<埋没法>はその障害因子(ハンディ)の一つだけを改善しようとする手術です。これが<切開法(部分切開法・全切開法)>との大きな違いです。つまり、<切開法>は切開するので、他の障害因子にもアプローチ出来るって事なのです。
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<部分切開法>は、基本的には中央部を7mm程切ります。この範囲で一部の眼輪筋(図では赤で表示)と瞼板前脂肪(図では薄黄色で表示)を切除するので、糸の負担を少し軽減出来ます。

<全切開法>は全部切るので、全ての障害因子に対するアプローチが可能になります。更に、切開線を少し延ばす事で上眼瞼の皺取りを追加したり、上眼瞼挙筋を前方に引き摺り出して固定する事で目の上の窪みを目立たなくさせる事も可能です。
(しかし、操作が増えれば増えるだけ、その分腫れや内出血等の可能性が増大するのも事実なのですが…。)

さあ、貴女に似合う二重のラインを一緒に探して行きましょう。 

 鏡は手元にありますか?貴女はどんな目になりたいですか?下に二重のラインの見つける為のチェックポイントをまとめてみました。参考にして下さいね。

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s012lis補足s012lis  モーコ襞とは、東洋人特に日本人に特徴的なもので、目頭にある筋状の襞の事です。これが発達していると、目の鼻側(内側)を覆い隠す形になるので目の横幅が短く(目が本来の大きさよりも小さく!)見え、目と目の間が離れたカエル顔になってしまいます。それに西洋人っぽい平行型への転身を阻むものでもあります。
image18 (註:2003年4月1日の作成の為、総額表示となっておりません。) *註:HISAKOの美容通信に記載されている料金(消費税率等を含む)・施術内容等は、あくまでも発行日時点のものです。従って、諸事情により、料金(消費税率等を含む)・施術内容等が変更になっている場合があります。予め、御確認下さい。

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