大豆イソフラボン | 旭川皮フ形成外科クリニック旭川皮フ形成外科クリニック

美肌姫になるための食事法
コラム 食事で体を治す 2016年7月08日

大豆イソフラボン

日本人は大豆製品を良く食べるので、女性の更年期障害が軽い。
欧米人に比べて日本人の骨粗鬆症の発生率が低いのは
大豆製品を良く食べる事と関係している。

英国をはじめとする多くの医学専門誌にも
大豆イソフラボンに関する論文が掲載されています。


加齢により、女性ホルモンであるエストロゲンが減少すると
体や心に微妙な変化がみられます。
長らく、大豆イソフラボンのエストロゲン様作用によると思われていましたが
最近の研究で、腸内細菌によって産生されるエクオールこそが
作用の本体だったことが判明しました。

ところが、エクオールを作れる人と作れない人がいます。

column160701-1そもそも大豆を食べる習慣が無い欧米では
エクオールに代謝してくれる腸内細菌を保有している人は
20~30%に過ぎません。
これに対し、日本とか、台湾とか中国等々の
いわゆる大豆村の住人達では、約半数の人々が産生が可能です。
つまり、「女性の味方!」と巷で珍重されている大豆イソフラボンですが
エクオールに代謝してくれる腸内細菌がお腹の中にいなければ
エストロゲンもどきの効果は実感出来ません。

今時の若い女子のうんこの量は、80g位に激減してるんだそうです。
うんこのその約半分は、腸内細菌です。
戦前の日本人のうんこは350gだったって事実を鑑みると
エクオールを産生してくれる腸内細菌を含め
腸内細菌の数自体が、凄まじく激減しているのが分ります。
ある統計によると、若年女性でエクオールを産生出来る人は
欧米並みの2割程度しかいないんだとか。
添加物たっぷりのファーストフードがそうしたのか
はたまた日本人特有の異常な清潔好きが悪いのか
原因はどうであれ、自ら可能性を潰してしまっている事実は変わりません。

お腹の中の腸内細菌にちゃんと餌をあげて育てましょう。
プロバイオティクス(生菌類)や
プレバオティクス(食物繊維、オリゴ糖類、
乳酸菌産生物質等)を摂りましょう。
えっ? 育てられない?
そんな女子のために、クリニックでは
大豆(大豆イソフラボン)を乳酸菌で発酵させて作ったサプリメント
(エクオール含有食品)をご用意しております。

詳しくは美容通信2016年8月号へ