コラム 食事で体を治す 2016年8月27日
ミトコンドリアが喜ぶ「手作り豆腐」のススメ
ミトコンドリア。最近TVの健康番組でもよく取り上げられているので
耳にしたことがあるかも知れません。
ミトコンドリアは、細胞のエネルギーを生成することを
主な生業としている細胞小器官です。
しかしながら、このミトコンドリアは
私達の細胞の中に元々あった器官ではなく
太古の昔、リケッチアに近いαプロテオバクテリアに感染し
共存共栄関係を結んだ、全くの異種生物です。
独自のDNAを持ち、分裂、増殖するのが特徴です。
ミトコンドリアのいなかった原核生物時代は
2ATPしかエネルギーを産生出来なかったのに対し
ミトコンドリアを得た真核生物になると
28~38ATPのエネルギーを産生出来るようになりました。
これにより、個体はますます大型化の道を歩むようになったのです。
ミトコンドリアには、エネルギー産生以外にも多彩な機能があり
ステロイドやヘムの合成などを含む様々な代謝、
カルシウムや鉄の細胞内濃度の調節、
細胞周期やアポトーシスの調節などにも
大きく関わっているとされています。
こんな大事な運命共同体ですが、
その多彩な機能が故に破綻を来たすと
老化や、癌、糖尿病、冠動脈疾患及び心血管疾患、
慢性疲労、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患、
肥満などの慢性疾患の発症に繋がります。
最近、特にミトコンドリアの機能不全の原因として
問題視されているのが、深刻なマグネシウム不足です。
マグネシウムは、ストレスで著しく消費が嵩んでしまいます。
ですから、消費を上回る以上の摂取をしなければならないのですが
これがなかなか難しい。
マグネシウムの供給源として先ず日本人の頭に浮かぶものと言えば、にがり。
お豆腐でしょう。
しかし、スーパーの安いお豆腐などは、丸の大豆は使わず脂の搾りかすの大豆を粉にした大豆粉を使っています。
しかも、ほとんどが消泡剤を使い
ニガリを使わずに凝固剤で固めているのが現状です。
本物のお豆腐、自分で作ってみませんか?
最近は、お豆腐屋さんでも手作りキットを販売していますし
アマゾンや楽天でもポチ出来ます。
あなた自身の細胞も、もちろん、ご家族も喜びますよ。
ぜひ、お試しあれ。
詳しくは美容通信2017年5月号へ