コラム 食事で体を治す 2016年3月25日
「眠れる森の美女だけじゃない、メラトニン」
メラトニンをご存知ですか?昔は、不眠症との兼ね合いでしか
語られることがありませんでした。
一昨日のNHKのTV番組でも特集されていましたが
近年、強力な抗酸化作用を持つことが報告され
骨代謝や中枢神経系に対する作用、抗腫瘍作用など
アンチエイジングの決定打!として
俄然注目を浴びているホルモンです。
地球上のほぼ全ての生物には
24時間周期で繰り返される概日リズムが存在します。
ところが、体内時計は1日25時間周期なので
地球の自転と1時間差が生じてしまいます。
この不具合をリセットしてくれるのが
朝の太陽光であり、メラトニンです。
メラトニンの合成は、光刺激で抑制されます。
朝日を浴びて規則正しく生活することは
メラトニンの分泌する時間や量を調整し
私たちの体内時計の機能、
生体リズムを整えることにつながります。
スマホやパソコン、テレビ、ゲームなどの
LEDディスプレイから出るブルーライトは
最も波長が短く、強いエネルギーを有した可視光線です。
寝る前のベッドの中でのFacebookやキンドル読書etc.
悪いことと知りつつも、どうしても止められない…。
せめて、メラトニンの多い食べ物や
サプリメントで穴埋めしてはいかがでしょうか。
メラトニンは植物中にも種を問わず広く存在しています。
稲、大麦、小麦を始めとする様々な食用植物や
ハーブ等の薬用植物にも
メラトニンの存在が確認されています。