コラム 食事で体を治す 2016年4月10日
小麦が、様々な体調不良の原因かも? グルテンフリー・ダイエットの勧め
グルテンフリー・ダイエット。 テニス界の王者ジョコビッチ選手が実践していることから 広く知られるようになりました。
原因不明の体調不良や、慢性的な疲労感、花粉症などの慢性的なアレルギー疾患等々。
これらに、小麦や牛乳に対する遅延型のフードアレルギーが関与しているかもしれません。
麦と牛乳の登場は、歴史的には比較的新しく 1万年前にトルコで”鎌”が穀物の収穫で使われた時期に 初めて食べ物として利用されたと考えられています。 この時期以前は、ご先祖様たちは、野生植物、 魚、動物、虫等の様々な物を食しておりました。
そのため、これらの比較的新しいタンパク質に適応(代謝)出来なかった多くのヨーロッパの原住民は淘汰(とうた)されましまいました。
致死量にまで至らずとも、完全にアミノ酸まで分解できない人たちは その程度にもよりますが、小腸上皮のバリア機能が損なわれ 様々な不定愁訴を来たすようになりました。 これが、遅延性フードアレルギーです。
ちなみに、グルテンは、小麦以外にも、大麦、ライ麦、ライ小麦にも含まれていますが同じ穀物でも、コーンやオート麦、米、そば、キヌアには含まれていません。
血液やオシッコの検査で、簡単に調べられます。 心当たりがある方は、一度調べてみてはいかがでしょうか?