更年期障害の諸症状の改善に、エクエル | 旭川皮フ形成外科クリニック旭川皮フ形成外科クリニック

HISAKOの美容通信2016年8月号

更年期障害の諸症状の改善に、エクエル

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 エクエルは、大塚製薬が世界で初めて大豆(大豆イソフラボン)を乳酸菌で発酵させて作った、エクオール含有食品です。 エクエルは、更年期の様々な症状は緩和したいけど…、ホルモン補充まではしたくないって人を主なターゲットとした、エストロゲン様作用を有したサプリメントです。 勿論、ホルモン依存性の癌(乳がん等)の既往があり、ホルモン補充療法の適応にないand/orしたくない人にも最適です。

 大豆イソフラボン+α=エクオール 本当に必要なのは、これでした。 まあ、露骨なキャッチコピーと思わぬ訳ではないですが、加齢により、女性ホルモンであるエストロゲンが減少すると、体や心に微妙な変化がみられます。 これまで大豆イソフラボンが、エストロゲンに似た働きをしていると考えられていましたが、腸内細菌によって産生されるエクオールこそが、様々なパワーの源だったんです。 ところが、体内ででエクオールを作れる人は、中高年女子では、5割程度。 若い小娘どもに至っては、2割しかいなくなってしまったんだそうな。

image902 エクエル。エクセルとつい間違っちゃうんですが(笑)、エクエルは、更年期の様々な症状は緩和したいけど…、ホルモン補充まではしたくないって人を主なターゲットとした、サプリメントです。勿論、ホルモン依存性の癌の既往があり、ホルモン療法の適応にないand/orしたくない人にも最適です。
 実は、健康保険の更年期障害の治療(ホルモン補充療法)は、何度も繰り返しになりますが、飲むのも塗るのも貼るのも、皆んな合成のエストロゲン製剤のみ。プロゲステロンや甲状腺のホルモンの補充まで手が回せない(美容通信2010年8月号)?回らない(美容通信2010年9月号)?のが実情で、確かにエストロゲン製剤を使えば更年期障害の症状は緩和はするけど、完全に雲が晴れない!ってモヤモヤが残ってしまいます。エクエルは、主体はエストロゲンもどきですが、大豆発芽成分なので、他のホルモンの代謝を進める為の栄養素(美容通信2015年11月号)として多少は働いてくれるらしく、もどき以上の力、総合力とでも言うのかな?で稼いでいる感がします。唯、血中ホルモン濃度(E2,FSH,TSH,FT3,FT4)の値に影響を及ぼすほどの威力は、勿論ありませんが。更年期障害の治療に頻用される、プラセンタ注射(美容通信2009年2月号)やフィロルガ注射(美容通信2015年1月号)に近い立ち位置なのかも知れません。 

エクオールって、そもそも何?

 大豆が何故か大好きな大塚製薬が、「とうとう、ここまで極めちゃいましたかぁ!」的商品の一つが、エクエル。言っちゃ怒られるかも知れませんが、同じ大豆でも、ソイジョイやカロリーメイト、ソイッシュなんかと比べると、頭一つ抜きん出てる気がします。
 エクエルの主成分であるエクオールは、大豆イソフラボンの一つであるダイゼインが、腸内細菌により代謝される事によって産生されます。

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image794 あれ? このエクオールの構造式、何かの構造式に似てませんか? そうです!エストラジオールの真似っこしたんじゃね~のってくらいの類似した化学構造式なんです。なので、惑わされる奴多数!って訳ではありませんが、エストロゲン様作用を呈し、その活性はエストロゲンの1/1000~1/100との報告があります。

もどき力を評価する

 もどき力なる言葉があるかどうかは不明ですが、エクオールにはエストロゲン様作用が認められています。

 エストロゲンの受容体には、αとβの2種類が存在し、全身に分布しています。α受容体は主に生殖器に、β受容体は骨・前立腺・血管等に分布します。
 エクオールには、光学異性体(S、R体)が存在するんですが、これまでに人様や動物の血液やおしっこを調べてみても、全てS体のみ。

 エクオールとエストラジオールのエストロゲン受容体への結合親和性については、論文でも数多く報告されていて、下記の表の通り。単位はnmol/Lです。

披験物 β受容体 α受容体 
エクオール(S体) 0.73±0.2 6.41±1.0
エクオール(R体) 15.4±1.3 27.4±3.8
エストラジオール 0.13 0.15

 S体エクオールのβ受容体への結合親和性は、0.73±0.2nmol/Lで、α受容体への親和性6.41±1.0mmol/Lに比べ、β受容体への結合親和性が高い事が報告されています。この親和性と受容体の分布の違いから、S体エクオールは、生殖器への影響が少なく、他の組織でのエストロゲン様作用が期待されるんだそうな。つまり、優秀なもどき力を有するって事です。

だから、40過ぎの大人女子に付き物の”更年期症状”に、何となく効く。

 やれ、ホットフラッシュだ、疲労感だ、夜眠れない、鬱だ、太った、(相手が旦那だから!って意味ではないですよ)Hする気になれない、髪の分け目が目立つ(薄毛)、肌荒れ等々の、様々な不定愁訴に嫌でも襲われるのが40過ぎの大人女子の運命。閉経前後に於けるエストロゲンレベルの急激な低下にばかり原因を求める訳ではありません(美容通信2010年12月号)(美容通信2010年8月号)(美容通信2015年3月号)が、やっぱり、関与はします。そうなると、体調不良なんて言葉すら、本当に分かっていなかった、あの絶好調の時代≒35歳を、ホルモン補充療法(HRT)で永遠に手に入れるか、「ホルモン療法なんて、やっぱ怖~い!」と言われのない偏見に基づいて、エクオール(エクエル)やプラセンタもどきで誤魔化して生きるか、修行と思って只管耐え忍ぶか。…まあ、人生なんて、究極的には、この3択(笑)。

 更年期症状の程度とエクオールの関連性については、様々な報告がなされています。
下図は、更年期症状と大豆イソフラボン及びエクオールの尿中排泄量の関連性についての調査結果です。

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 尿中のエクオール排泄量は、更年期症状の軽い女性と重い女性の間に、有意な差が認められていますよね。それに対し、同じ大豆イソフラボンのゲニステインも、ダイゼン(エクオールの前駆体)も、尿中の排泄量には有意な差が認められなかったんです。つまり、更年期症状の程度には、摂取した大豆イソフラボンかどうこうと言うより、その代謝物であるエクオールと関係があるんだ!って事が分ったんです。

これが噂の、デジタル・ディバイドならぬ、エクオール・ディバイド!?

image785 ところが、皮肉なもので、デジタルディバイドならぬ、エクオールディバイドが存在します。端的に言うと、エクオールを作れる人と作れない人がいるんです。
 英国の医学専門誌に、「日本人は大豆製品を良く食べるので、女性の更年期障害が軽い。」「欧米人に比べて日本人の骨粗鬆症の発生率が低いのは、大豆製品を良く食べる事と関係している」と取り上げられた事もあります。エクオールは、前述の通り、大豆イソフラボンの一つであるダイゼンが、腸内細菌により代謝されて出来た成分ですが、そもそも大豆を食べる習慣が無い欧米では、代謝してくれる腸内細菌をお腹に飼ってる人が少ない。大体、20~30%かな。まあ、大豆なんて人間様が喰うものではなくて、家畜の飼料でしかありませんからね(笑)。当たり前っちゃあ、当たり前です。日本とか、台湾とか中国等々の、所謂ところの大豆村の住人達は、約半数の人々が体内でエクオールの産生が可能です。主に大腸で棲息している約15種類の腸内細菌が同定されておりますが、乳酸菌ラクトコッカス20-92もその仲間の一つです。
 つまり、「女性の味方!」と、巷で珍重されている大豆イソフラボンですが、エクオールに代謝してくれる腸内細菌が腹の中にいなけりゃ、エストロゲンもどきの効果は実感出来ません。幾ら納豆や豆腐を大盛りで食べたって、イソフラボンのサプリメントをバカ飲みしたところで、日本人の約半分は、有難味を感じれないんです。
唯、今時の大人女子予備軍は、うんこの量が80g位に激減してるんだそうです。うんこのその約半分は、以前も特集(美容通信2016年2月号)を組んだように、腸内細菌です。戦前の日本人のうんこは350gだったって事実を鑑みると、如何に、エクオールを産生してくれる腸内細菌を含め、激減しているのが分ります。ある統計によると、若年女性って名の小娘で、エクオールを産生出来る人は、欧米並みの2割程度なんだとか。添加物たっぷりのファーストフードがそうしたのか、はたまた日本人特有の異常な清潔好きが悪いのか、原因はどうであれ、自ら可能性を潰してしまっている事実は変わりません。

 因みに、エクオール産生者では、大豆イソフラボン50mgからエクオールが約10mg産生出来ると言われています。大豆イソフラボン50mgは、大豆食品だと、豆腐2/3丁、納豆1パック(50g)、豆乳1杯(200g)に相当します。

 

骨密度と体脂肪からみる、エクオール・ディバイドの現実

 こんな論文があります。閉経後5年未満の女性に、1年間毎日大豆イソフラボン47mgを摂取させ、骨密度と体脂肪の変化を、エクオール産生者と非産生者で比較する試験が行われたんだそうです。

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 骨密度と体脂肪の変化に対する大豆イソフラボンの効果は、エクオール産生者の方が非生産者に比べて有意に大きい事が認められました❤

勝者のエクオール産生者と言えども、実は!

 勝者のエクオール産生者と言えど、安心は出来ません。産生能には日間変動があります。

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 試験参加者25例は、全員が同じ食事を摂取したにも拘らず、一部の参加者では尿中エクオール排泄量に大きな日間変動が認められ、4日目以降は産生が認められないなって症例も1例ありました。エクオール産生者と言えど、腸内環境の変化等で、エクオールの産生量は変化するんです。勝者って地位に胡坐をかいてはいけません。
 そして考えなくちゃいけないのは、能力があったからと言っても、必ずしも十分な量のエクオールが産生されてるとは限らないって事実です。
 下図はエクオールを産生出来る日本人を対象に、通常の食生活に於ける尿中エクオール排泄量を調査したものです。

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 日本人のエクオール産生者の約半数は、エクオール3.0mg摂取相当以下のエクオールしか産生されていないと言う、驚愕の事実がここにあります。健康効果を期待するには、毎日10mg位のエクオールが必要とされているのにです。これは正に、宝の持ち腐れ以上の損失です。如何にエクオール産生者と言えど、原材料である大豆製品の摂取が不十分だと、当たり前ですが、十分な量のエクオールが産生出来ませんし、実際で来てないんです。

エクエルの表メニュー(笑)

 エクオールの作用メカニズムや体内の働きについては、様々な研究が行われており、一般的には4つの作用が挙げられます。①エストロゲン様作用、②抗酸化作用、③抗エストロゲン作用、④抗アンドロゲン作用です。唯、③、④については裏メニューの範疇なので、後述します。エストロゲン様作用については、

  • 更年期症状、障害を和らげる。
  • メタボリックシンドロームの予防。
  • 肌への作用。

image850 エストロゲンは、お肌のコラーゲンを作り、エラスチンを繋ぎとめる働きをしています。つまり潤いの根幹を握っています。なので、エストロゲンが激減する大人女子世代にもなると、乾燥やシワ、タルミで悩む人が続出します。エクオールを12週間摂取する事で、閉経後の肌の状態(目尻の皺面積率、最大皺最大深さ)が、何れもプラセボに比べて優位に改善を示したんだそうです(各P<0.05 vs プラセボ群、ANCOVA)。左の図は、大塚さんによると、チャンピオン症例じゃなくて、真ん中あたりのって言うんですが…、良いじゃん。

  • 骨粗鬆症の予防と改善。

 抗酸化作用については、シミの改善や美白が挙げられます。

エクエルの裏メニューは、実はこんなに凄い。

エストロゲン作用と抗エストロゲン作用

ホルモン依存性の癌である乳癌とエストロゲンの関係(美容通信2015年9月号)については、まあ、ちゃんと解毒(←心配なら、年に一回はおしっこで代謝産物を調べる方が確実かな(美容通信2015年7月号)(美容通信2010年8月号))が出来さえすれば、癌化の心配はないので、「ここまで大塚製薬は偉そうに、乳癌リスクを下げる可能性を謳うんかい」と思わぬでもないけど(笑)、エクエルには、エストロゲン作用と共に、過剰なエストロゲンの働きを抑える抗エストロゲン作用があります。エストロゲン受容体に対し、エクオールはエストロゲンと競合関係にあるので、乳腺組織に対する過剰なエストロゲン作用を弱めてくれます。

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乳癌患者に於ける、イソフラボン摂取のエビデンス

 何処の世にも、心配性な意見はあるもので、大豆イソフラボンはエストロゲン様作用が故に、乳癌患者には大豆イソフラボンは止めといた方が無難なんじゃないかなんて話もありました。しかし、最近は多数の研究により、乳癌患者に於ける乳癌死亡及び再発リスクは、イソフラボンを摂取しても増加せず、寧ろ低下する事が示されています。この為、米国癌学会のガイドライン(2012年改訂)では、「豆腐等の伝統大豆食品の摂取は、乳癌、前立腺癌、子宮内膜癌のリスクを低下させる可能性が疫学的研究で証明されており、その他の癌のリスク低下に関するエビデンスも報告されている」と結論付けています。日本乳癌学会の乳癌診療ガイドラインでも、大豆、イソフラボンの摂取が乳癌発症リスクを減少させるかどうかについては、「可能性あり」としています。

エクオールは生理的範囲内では、乳癌増殖は促進しない。

 下図のグラフを見て下さい。これは、エストロゲン依存性ヒト乳癌細胞株(MCF-7)の増殖に対するSE5-OHの影響についての検討した、論文の抜粋です。
 MCF-7を用いたin vitroレポータージーンアッセイにより、SE5-OH及び天然S体エクオールは、何れも用量依存性にエストロゲン受容体を転写する転写活性を誘導し、エストロゲン作用を示しました。又、SE5-OH及び天然S体エクオールも、MCF-7細胞増殖を誘導したが、エストラジオール(E2)と同等の作用を得るには、高濃度が必要でした。
高濃度ながらin vitroでの作用が認められた事から、腫瘍増殖に対するエクオールの影響をin vivoで検討しました。

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 精製飼料で飼育した週齢の卵巣摘出マウスの背部に、E2(2mg)含有ペレットを皮内留置し、1週間後にMCF-7を背部2ヶ所(105細胞/ヶ所)に注入しました。腫瘍が一定の大きさになった71匹を8群[コントロール群、E2群、ゲニステイン(G)群(250、500ppm)、SE5-OH(SE)群(250、500ppm)、精製S体エクオール(E)群(250、500ppm)]に分け、E2群以外はペレットを除去しました。コントロール群と陽性対照であるE2群には精製飼料のみを、その他の群は各被験物質を含有する飼料を与えて25週間飼育し、腫瘍サイズを測定しました。

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 E2群では、腫瘍が急激に増大しましたが、その他の群では腫瘍面積の掲示的推移には、対照群と比べて、有意な差は認められませんでした(NS vs コントロール群、ANOVA)。この結果から、SE5-OHは、生理的範囲内では乳癌増殖に対するリスクは高くない事が示唆されました。体内中に吸収されたエクオールの殆どは、おしっこの中に排泄されちゃいますが、日本人のエクオール産生者に於ける24時間尿中エクオール排泄量は0.7~77.0mg/日の間に分布する事が報告されています。これに対し、エクオール10mgを摂取した時の24時間尿中エクオール排泄量は6.9~13.2mgであり、上記の範囲内でした。エクオール10mgの摂取は、エクオール産生者が納豆1パック程度の大豆食品を摂取した量と同量であり、日常の生理的範囲内と思われます。
 但し、エクオール含有食品は、乳癌の増殖は促進しませんが、決して抑制もしない為、乳癌治療後の患者さんに過大な期待をさせないのも大事だと言われます。自己検診や定期検診は、引き続き行うべきです。今後、更なるデータの蓄積は、エクオール含有食品の安全性について考える上で、非常に重要と思われます。

男性の病気と抗アンドロゲン作用

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 前立腺癌や男性に起こり易い毛髪の脱毛現象(美容通信2013年2月号)(美容通信2005年12月号)は、アンドロゲンの過剰な作用が影響するとされています。エクオールの「抗アンドロゲン作用」が良い働きをすると期待されています。髪の毛が乏しくなってきた旦那にも、少し分けてあげるのも、夫婦愛ってもんでしょう(笑)。
左図を見て下さい。エクオールが、ハゲの素であるDHT(ジヒドロテストステロン)と結合する事により、DHTが受容体と結合出来なくなっちゃうんです。帰る家を無くした、謂わば瘤付の野良DHTなんて、幾ら鉄とステロンの500倍の活性を誇るDHTだったとしても、そんなもの、全然怖くないですよね。

 えっ? 婦女子(←腐女子じゃありません!)にアンドロゲンなんて関係ないだろうって? いえいえ、そんな事ありません。HISAKOの美容通信フリークなら、何度もちら書きしているので何処かで読んだ事はあるかなとは思うんですが、男性専科と思われがちですが、実は女性の体内にも、男性の10%位ですが、卵巣と副腎が分泌する男性ホルモン(テストステロン)(美容通信2010年9月号)が存在しています。


*註:HISAKOの美容通信に記載されている料金(消費税率等を含む)・施術内容等は、あくまでも発行日時点のものです。従って、諸事情により、料金(消費税率等を含む)・施術内容等が変更になっている場合があります。予め、御確認下さい。


※治療の内容によっては、国内未承認医薬品または医療機器を用いて施術を行います。治療に用いる医薬品および機器は当院医師の判断の元、個人輸入手続きを行ったものです。

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