テストステロン補充療法 | 旭川皮フ形成外科クリニック

HISAKOの美容通信2015年6月号

テストステロン補充療法

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 加齢でテストステロンが低下すると、ロクな事が起こらない。
 内臓肥満発症、メタボリック症候群、動脈硬化、勃起障害、心・脳血管疾患、まだまだ、働き盛りのおっさん(熟年)世代での死亡、熟年世代での生存率の大きな性差、挙句は男性は短命(笑)。
 大人世代を、女性陣並に長~く楽しみたいなら、テストステロンの補充を考えてみて下さい。
 勿論、その為には、ちゃんとPSA等のチェックを定期的に行いながらが前提ですけどね。

 ”勃起”、”勃起”と連発しますが、Hなお話を期待して読んではいけません。最近では、”勃起障害は、心血管系疾患のearly marker”としての認識も広がり、心筋梗塞発症や、更には脳梗塞の発症の予防としてのテストステロン補充って考え方も徐々に市民権を獲得しつつあります。なので、今月号は、世の中に妙に蔓延るテストステロン(男性ホルモン)に対する偏見を覆そうってお話です。題して、(と言っても、あまりにもベタですが(笑))<テストステロン(男性ホルモン)>です。

 あっ、表紙のバルザック像は、男の生理である”早朝勃起”を象徴したモニュメント。フランスの高名な彫刻家A. Rodin(1840~1917年)によるこの有名な像は、実は、あまりにも露骨なので、流石に衆目に晒すのが憚られ、ガウンを纏わせたって言うのが真相。だって、バルザック大先生ったら、朝勃ちしているペニスを両手で握ったお姿で、立ってるんだもん。早朝勃起は、Hの時の勃起とちょっと意味合いが違って、純粋に男性ホルモン低下による障害なんです。だから、男の生理とも称される所以なのです。だから、この像は、バルザック大先生のオラオラ的性格(笑)を如実に表しているんですよね。

男は短命。←それで良いのか!?

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 個々人によりかなりのバラつきってもんがありますが、男は女より概して短命って相場が決まってます。
     端的に表現すると、こんな感じかな。
     加齢によるテストステロンの低下
      →内臓肥満発症
      →メタボリック症候群
      →動脈硬化
      →勃起障害
      →心・脳血管疾患
      →まだまだ、働き盛りのおっさん(熟年)世代での死亡
      →熟年世代での生存率の大きな性差
      →男性短命。
     まあ、これだけじゃないけれどね。
201506image36  唯、中高年のおっさん(←ゴメンナサイ!)呼ばわりされている世代って、仕事人間と言うか…会社しか居場所がない!上に、比較的管理的な立場って付録まで付いているので、態々自ら時間を割いてまで「病院に行こう!」って気になれないのが、大方の現状です。それどころか、かなり辛い!体調不良でさえも、”仕事疲れ”って言い訳をして、臥薪嘗胆。当然そんなもの誰も褒めてくれるはずないので(笑)、老婆心ながら、車の車検的な律義さでメンズヘルス外来(美容通信2014年7月号)をオススメします。最近は人間ドック花盛りですが、何故かここでは検査項目から、一番肝心なテストステロンの測定が抜けっちゃってる事が多いんです。血中の遊離及び総テストステロン、更には補佐役であるweak androogenである副腎性アンドロゲンのDHEA-S(美容通信2015年4月号)(美容通信2010年12月号)や成長ホルモン関連のIGF-Ⅰ(美容通信2010年9月号)の測定は、以前にもお話した様にメンズヘルスケア外来の必須の検査項目なんですけどねぇ。更には睾丸機能のテストステロン分泌をコントロールしているLH、FSH、PRL、そして可能なら副腎疲労(美容通信2015年4月号)の指標でもあるコルチゾール等々と、これ等の内分泌学的検索抜きにして、血糖、コレステロールの検査のみでは、成人男性の健康を云々するのは少々片手落ちの感が否めないのも事実。これ等の検査結果をベースに、糖尿病管理にテストステロン投与を加えると、治療効果がぐぐぐ~んとUPする事は周知の事実なんですが…。

男は短命の理由を考える。

201506image47  テロ行為を含む戦争や内紛のない平和な時代に於いては、男女共に50歳までの更年期までの生存率は殆ど差がないもんなんです。がぁ、右図を見ていていただければ明白な様に、その後の熟年世代の終わる80歳頃までの期間に大きな性差が出現します。それ以降の高年期になると…、再び男女の生存率カーブの下降率はほぼ平行し、性差が消滅します。つまり、男女の寿命の差は、他でもない、熟年期に作られるんです。

 じゃあ、戦犯探しではないですが、その寿命の差となった原因の病気は何だろうって話に当然なる訳で、50歳~80歳の男女の死亡数を病因別集計(2008年)から(偉い先生達が)検討してみましたとさ。病因の大部分を占める疾患としては、悪性腫瘍と循環器疾患が挙げられるんですが、恐ろしい事に、この両疾患共に、男性の死亡率が女性の約2倍なんです。
  • 悪性腫瘍による死亡:男性約14万人、女性約7万人
  • 循環器疾患による死亡:男性約5.5万人、女性約2.6万人
 悪性腫瘍はさておき、循環器疾患(虚血性心疾患/脳血管疾患)に於いて性差が出現する理由を研究的に明確に証明するのはかなり以上に(笑)難しいので、サラ~ンとラフに議論をすると以下の様になります。
 男性ホルモンも女性ホルモンも、どちらにも血管保護作用があるので、更年期までの所謂大人世代では、原則的には動脈硬化は起きません。女の子は、元々が男性ホルモンに比べて強烈に血管保護作用を有しているのが女性ホルモンですから、今までの蓄積と言うか実績があるので、閉経後急激に女性ホルモンが減少したところで、何とか熟年期くらいは持ち堪えられる。そりゃ、80歳過ぎると、流石に御威光も尽きちゃうので、動脈硬化機序が動き始め、血管障害性の心・脳血管性病死が男並みに増えて来ますが。ところが、男性諸君は、元々血管保護作用が乏しい男性ホルモンなのに、熟年期に入りそれが更にじりじりと減少する訳ですから、当然その保護作用がジリ貧の一途を辿り、それに反比例するが如くに血管硬化機序が進み、血管障害性病死が増加するって寸法です。この様な男性ホルモンと女性ホルモンの作用機序の差が、50~80歳での生存曲線の大いなる乖離の元凶ってところでしょうか。201506image46左図を見ると証拠を突きつけられるようで、男性諸君は素直に凹むんじゃないかな、きっと(笑)。
 それなのに、何で男の短命の理由として悪性腫瘍ばかりを取り上げて、酒・煙草等の生活習慣の節制ばっかりを強要して、循環器疾患の事は全然問題にしないんだよね。これって、摩訶不思議だよね。閉経後の女性の問題点として、循環器疾患を新聞等のマスコミは盛んに取り上げてるのに…。特に最近は、悪性腫瘍と異なり、働き盛りの50~80歳の紳士諸君が、殆ど自覚症状らしい症状ないままに、突然心筋梗塞や脳梗塞でぽっくり死んじゃう!なんて話は良く耳にしますよね。縁起でもないって耳栓するのではなく、男性側に動脈硬化心血管疾患の強い危険因子とされるメタボリック症候群が好発している事と併せて、考えて行く必要があると思われます。

メタボリック症候群

201506image39  メタボリック症候群は、右図の如く、生活習慣病。脂肪過多の食生活と運動不足が元凶で、内臓脂肪肥満・インスリン抵抗性増大が惹起され、挙句はメタボになる。…でもさぁ、メタボって男が女の3倍もいて、そして20~30歳代の、大飯食
らいで運動とは無縁の絵に描いたオタク系男子にメタボが少なく、何で40歳代から急増するのか…肝心な事は有耶無耶(笑)。  メタボリック症候群やその御親戚筋にあたる糖尿病を患ってるおじさん達は、同じ世代の病持ちでないおじさん連中と比較して、有意に血中テストステロンの値が低いんです。又、動物実験でも、Anderogen受容体欠損マウスでは、著明な内臓脂肪肥満を発症する事が証明済です。実際、糖尿病のHOMA-Rが高い症例では、有意にテストステロン値が低いとか、軽症糖尿病症例の管理には、食事療法だけよりも、男性ホルモン同時投与施行群の方が治療効果が有意に高いって報告もあります。つまり、メタボリック症候群は単に不摂生の挙句起こるものではなく、背景に男性ホルモン低下が歴然として存在しているのに、何故だか悪足掻き的レベルの自助努力ばっかり強調されちゃうのはなんででしょうねぇ(笑)。
 そうなんです! 右図のメタボリックドミノの図に欠けているのは、T値の低下なんです。ですから、泌尿器科のDr.を中心にメンズヘルスケアの治療を行っているDr.達からは、(誤解回避の為に)この肝心な因子を早く加筆せよ!って運動が起こっています。

循環器疾患としての勃起障害

 ここで、俄然、男性の血管障害問題として注目を浴びるのが、勃起障害です。と言っても、ここでHISAKOが勃起、勃起と連呼しているのは、睡眠時勃起/早朝勃起Involuntary Erection(睡眠関連勃起)であって、「さあ、おセックスしましょ♪」って時のVoluntary Erectionではありませんので、悪しからず(笑)。だって後者は、対人関係を含めて、環境や心理的な条件が関与するので、純粋に生物学的基本生理の判断とは成り得ないんだもん。特に、日本のH事情を鑑みても、50歳代でもセックスレスが30%もいるお国柄ですからね。男はHしてナンボのもん的な欧米の、それも若い医者達が決めたスタンダードをそのまま適応してしまうと…、実に可笑しなことになってしまいます。取り敢えずは、Hしなくても男は男ですからね(笑)。
 次の章では、全身的な動脈硬化性血管障害と勃起障害の関連について、そして次々章では、睡眠関連勃起について、もう少し掘り下げて解説しますね。

全身血管障害と勃起障害の関連性について

 下の表は、European Urology 44 353:352-354, 2003より拝借した「EDは動脈硬化で生じる最初の血管病」なんですが、ペニスと心臓、脳の動脈の太さを比較すると、こんな感じかな。1~2mm、3~4mm、5~7mmと、太さに関して言えば、殆ど倍々ゲーム。”動脈壁変化の進行は、細い血管から順繰り順繰り始まって来る”って言うのが病理学的原理ってもんですから、先ずはペニスの血管がイカレて立たなくなり、徐々に徐々にと心、脳の血管へと被害が拡大して行きます。つまり、勃起障害は、より太い心・脳の血管障害に発展する前のearly makerって事なんです。予兆って奴ですわな。

  • 勃起障害
  •      動脈径(mm):陰茎の動脈 1~2mm201506image64      動脈内径の閉塞(%):201506image65
  • 冠動脈疾患・無症候性虚血・不安定狭心症・急性心筋梗塞
  •      動脈径(mm):心臓の動脈 3~4mm201506image60      動脈内径の閉塞(%):201506image75
  • 脳血管疾患・一過性脳虚血発作・脳卒中
  •      動脈径(mm):頚動脈 5~7mm201506image56      動脈内径の閉塞(%):201506image76
  • 末梢動脈疾患・間欠性跛行
  •      動脈径(mm):大腿動脈 6~8mm201506image55      動脈内径の閉塞(%):201506image84
201506image85 最近は、勃起障害-心血管疾患、更には脳血管疾患との関連性の高さを示す研究報告が、学会誌等に散見されます。右図を見て頂ければ明白な様に、勃起障害の重症度に比例して、冠動脈障害イベントが高率に起こっていますね。
 加齢による男性ホルモンの低下は、血管内平滑筋弛緩に必要な”NO産生減退”を起こすと共に、代謝障害性脂肪の血管内皮への沈着etcが進み、起こるべくして勃起障害に至るって訳です。

睡眠関連勃起

 男って生物は、須らく、睡眠中のレム睡眠時にはInvoluntary Erection(無自覚勃起)をしているもんなんです。これは、「Hな夢を見て勃ててるなんて、こいつ、意外と可愛いじゃ~ん❤」とかではありません(笑)。レム睡眠時に起こる副交感神経興奮に反応して、内臓機能は活発になります。ペニスは体の外に出っ張ってはいますが、悪までも内臓臓器の端くれですから、当然、レム睡眠時には勃起する。ダダこれだけの話なんです。
 この夜間睡眠時勃起現象(SRE)は、男性ホルモンのアンドロゲン依存性が高く、アンドロゲンレベルとその自然に起こる(睡眠中の)勃起時間の合計はしっかり相関関係にあるって事が、今回のお話の核心です。ですから、最も血中テストステロン値が高い20歳代では、睡眠時間の40~50%にも達しています。が、徐々に減少の一途を辿り、60歳代でも健常ならって※が付きますが、20%は勃起してるんだそうです。驚くべき事に、お母さんのお腹なのかにいる胎児でさえも確認出来る現象ですから、もうこれは完全に男の生理って断言してもイイですよね? あ、因みに、このSREは睡眠中の為、当たり前ですが、本人には自覚の仕様がありません。知りたい人は、それなりに設備がある病院に入院して、検査してもらうしかありません。 201506image95 そこで、妥協の産物としての早朝勃起、まあ、俗に言う朝勃ちって奴ですかね。これで、代用します。非常に大まか的にではありますが、遊離テストステロン値が、12pg/ml以上だと少なくとも1日おきには早朝勃起し、12~8pg/mlで時々気付き、8~4pg/mlになると余り気付かなくなり、4pg/ml以下では、その存在すらも忘却の彼方的な状況(笑)とされています。
201506image43 早朝勃起と申しましても、結構人夫々に認識に違いがあるもんなので…、臨床的には右図の様な簡易測定方法としてErectiometerが多用されます。寝る前にペニスの根元に巻いておき、目が覚めた時にどれ位ベルトが緩んだかによって、睡眠中に起きた陰茎勃起の最大膨脹度を、大雑把ながらもチェック出来ます。極々健常な20~30歳代の男の子なら3cm以上、40~50歳代なら2.5cm以上。何度かトライしても、流石に2cm以下なら、SREが著しく低下していると判定を下さざるえませんし、当然早朝勃起は自覚出来なくて当たり前です。
201506image33 繰り返しになりますが、問題なのは、前述の通り、この早朝勃起消失・SRE減退の背景にある男性ホルモン低下が、男の寿命を短縮している元凶とも言える動脈硬化血管障害に繋がっていると言う事実なのです。ですから、医学的に男の生理としての早朝勃起って概念がなかった19世紀に、よくぞまあ、朝から元気なバルザック君!の像で、男の中の男と称される文豪の特徴を的確に表現したRodinの慧眼には、全く敬服させられますよね。

男性生理を維持する因子を巡って

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 上図が、勃起のメカニズム(美容通信2005年1月号)です。副交感神経系のNANC神経の末端からの神経刺激で、ペニスの血管壁内のnNOSが活性化されます。これによりNOが産生されます。NOが血管内平滑筋内に入り込んでcGMPを作るんですが、こ奴が筋細胞内のCa濃度低下を惹起して、血管周囲平滑筋弛緩、血管拡張・血管流入し、勃起に至ります。この初っ端の神経刺激発来に関与する神経機構にテストステロンは深く関与していますが、実は局所でのNO産生機序にも関っているんです。つまり、ダブル関与って奴で、「テストステロンの存在なくして、勃起を語るな!」が本来のあるべき姿なんです。  それなのに、昨今の勃起治療は、バイアグラやシアリスの様な、cGMP(cyclic guanosine monophospate)をぶっ壊すPDE5(phoshodiesterase)の阻害剤の投与ばかりが先行しています。理論的には、その前段階である加齢によるcGMPの低下を改善させる為に、NO産生増強や酸化ストレスの抑制等、様々な効果が期待出来るテストステロンを補充すべきなのにです。
 確かに、睡眠関連勃起(SRE)の変化が、単にテストステロンレベルの低下のみで説明出来る訳ではありません。心理的ストレスが、直接的(性中枢機能抑制)及び間接的(gonadotoropin分泌抑制)に関与している事だってあります。が、少なくともSRE低下所見があれば、原因検索の為のテストステロン及び関連ホルモンの測定を、先ずは行ってみるべきでしょう。それをせずに、いきなりバイアグラやシアリスと言ったPDE5阻害剤をいきなりド~ンと処方しちゃうのは…、ちょっと本末転倒ですよねぇ、どう考えたって。

 それ故、一般的には、SREチェックでの最大膨脹度2.0cm以下、早朝勃起無自覚症例については、先ずはテストステロン投与を行ってから、更にその補助としてNO donorと称される動脈平滑筋弛緩作用のあるPDF5阻害剤シアリス20mg/週2~3回投与の併用(若しくは、ザルディア5mg/日)は、糖尿病等で神経障害や血管障害が著しい症例は流石に無理ですが、そうでなければ結構改善効果が認められるとされています。更には、全身的なメタボリック症候群、糖尿病、高血圧だけでなく、骨粗鬆症、鬱、認知症等々の未病予防医学としても使える方法なんです。 

世に蔓延る男性ホルモン悪訳説をぶっ飛ばせ!

 中高年男性で何となく体調不良を訴える人って少なくないのが実情なんですが、健康医学的観点からすると、その中には血中テストステロン値(一般的にはFree-T)の低下症例が、意外に結構な割合でいるもんなんです。明らかに同年代の男の子達よりも少なければ、積極的にアンドロゲン補充療法を治療として考えてみませんか? メタボリック症候群・糖尿病等の代謝系疾患群じゃなくても、この様な草食系レベルとも揶揄されるLOH症候群の不定愁訴にも、意外以上に効果的なんです。特に、LOH症候群の精神神経症状としては、新型鬱として知られる反応性鬱に対し、良く抗鬱剤や強力な睡眠剤、精神安定剤等が処方されちゃうんですがぁ、男性ホルモンの低下が原因で惹起された訳ですから、見当違いもイイところとまでは言いませんが、効果が上がらなくて当たり前(笑)。
 男性ホルモンの投与は、前立腺癌の様なホルモン依存性の癌を誘発するんじゃないか!?って尻込みしちゃうDr.連中、例えば、泌尿器科やメンズヘルス外来を手掛けていない、内科医や精神科の医師にその傾向が強いんですが、大丈夫です! PSA等のチェックをきちんと定期的に行って、悪の兆候の時点で手を打てればの話ですが、テストステロンの補充は明確に症状の改善が期待出来、臨床的に有用性が高い治療とされています。
201506image35 右図の様に、直接生死と関係なくても、何らかの病気を持つ症候群はTotal T値が低いって知見もあり、テストステロンが加齢男性の元気さの指標とも言っても、決して過言ではありません。具体的には、メンズヘルス外来(美容通信2014年7月号)を参照にして頂くのが一番ではありますが、症状のある症例に対しては、先ずは積極的に多めのアンドロゲン投与(エナルモンデポー250mg/2週毎)を、そして症状軽快後は徐々にその投与間隔を伸ばすのが定番の治療方法です。男を口説くのと同じで、遠慮がちに、エナルモンデポー250mgを月一回注射してみたり、クリーム製剤だけをちんたら塗り続けたり等々を行ったところで、ホント、埒明きませんから! 

第二の人生・熟年期を如何に元気に過ごせるかが、問題だ。

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 テストステロンとシアリスの様なlong-acting PDE5 inhibitorの併用(<美容通信2005年1月号)で、しっかりとSRE(睡眠関連勃起sleep related erection)/ME(早朝勃起morning erection)が回復した殿方ってモノは、所謂下世話なところでのHの際に使い物になるかならないか(ED)とは全く違う次元のお話で、自信・自己尊厳も回復した~っ!ってしみじみと語ってくれちゃったりします。これって、結構大事なんです。正に精神的動機付けって奴で、しっかりとした早朝勃起を自覚すると、「よし! 未だ、”男”って生き物として元気に生きてる♪」って内なる行動意欲の活性化に繋がります。


*註:HISAKOの美容通信に記載されている料金(消費税率等を含む)・施術内容等は、あくまでも発行日時点のものです。従って、諸事情により、料金(消費税率等を含む)・施術内容等が変更になっている場合があります。予め、御確認下さい。

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