肩こり・首こりに、ボトックスのトリガー注射

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 肩こり・首こりは、吐き気や頭痛、めまいを伴ったりと、辛い症状のオンパレード。
治療(対処法)は、軽いものはマッサージで充分ですが、プラセンタのツボ注射注射やスーパーライザー、マイクロウェルダー、オゾン療法etc.を加える事もあります。 鎮痛剤(消炎鎮痛剤)も、立派な対症療法です。
 しかし、これで改善しない場合は、筋弛緩薬とか、不随意運動の治療薬アーテン、てんかんのお薬であるリボトリールやランドセンを使用する事もあります。 …しかし、効かない人には効かない(笑)。
 そんな頑固な肩こり・首こりに是非オススメしたいのが、ボトックスのトリガー注射です。

 いよいよ、2012年も最後の月になりました。大掃除で、肩や首、こってませんか?  今月号の特集は、”首こり・肩こりにボトックスのトリガー注射が効く!”です。  まあ、ボトックス注射って、目尻のカラスの足跡や眉間や額のシワ取り、多汗症の治療、開き切った毛穴の改善、オイリースキン(脂性肌)の改善、ボトックスリフト、はたまた、花粉症の際の辛い鼻水や目の痒みの治療として使われたり、眼瞼痙攣・片側顔面痙攣の治療等でも使われています。つまり、元々万能常備菜的な存在でしたが、更にやってくれちゃったかなぁって感じですよね。  1回の注射で、3ヶ月から6か月効果が持続するのも嬉しいところ。複数回の注射で、殆どの人が”肩こり娘”の称号を返上出来るなんて、素敵だと思いませんか?

吾輩は、肩こりである。

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 夏目漱石が本当に、「吾輩は、肩こりである。」と言ったかどうかは分りませんが、”肩こり”って単語の最初の言い出しっぺ(正確には、書き出しっぺ?)は、彼だったんだそうです。
 まあ、この”肩こり”って単語は非常に奥行きの広い言葉で、元々”肩”と言えば、所謂、肩関節周囲。ところが、実際問題、私達が通常”肩こり”って表現する場合は、この肩関節周囲部を大きく逸脱した(笑)、肩から首筋、更には背中の肩甲骨の方まで広がった広大な領域のコリ感を指してたりします。左の図を見て下さい。
 肩こりの舞台となる肩~首筋~背中の部分には僧帽筋と言う名のデカい筋肉がありますが、上図を見てて、「!」と閃いちゃう事ってありませんか? そうです! ナントこの筋肉、所謂”肩こり”領域とぴったりと一致するんです。…確かに、人体ってもんは複雑怪奇。複雑な動きをスムーズに行える様に、多数の筋肉が僧帽筋の周囲にも存在してはいますし、近頃流行の”首こり”には頭板状筋の存在も結構大きく関わっていますが、僧帽筋が肩こりの主犯格って事は間違いなさそうです、はい。
 あっ…、因みに、”首こり”を訴える若者が最近急上昇中なんだとか。”肩こり”の一分野が突出して支持率が高まったと言うより、武田製薬の「アクテージ」ってコマーシャルで、”首こり”って新語の認知度が上昇したって言うのが正しいようで。余談でした、ははは。

何の因果で”肩こり”に!?

肩こりは、ホンマに疲労性の筋肉痛!?

 肩こりの原因として、未だに最有力視されているのが、疲労性の筋肉痛。まあ、、疲労性の筋肉痛とは、所謂腹筋運動の後の筋肉痛みたいなもんと考えて貰えば分り易いんですが…、ちょっと違うんじゃないかってしっくり腑に落ちない人もいるのではないかしら。 201212image8  つまり、疲労性の筋肉痛とは、スポーツ等で筋肉を酷使した挙句に、筋肉に発痛物質が溜まってしまった事で起こります。詳しく申しますと、特定の筋肉を激しく扱使うって事は、イコール、筋肉内の細胞でブドウ糖がジャカスカじゃんじゃん消費され、代わりにその老廃物である乳酸等がどん!どん!どん!って溜まるって事です。
 ちょっとの運動レベルなら、動脈がどんどんブドウ糖を運び込んでも、その分どんどん乳酸etc.を静脈に乗せて運び出してくれるので、問題はないんです。ところが、運動も過激すぎると、INとOUTのバランスが崩れ、乳酸のみならず、”発痛物質”と呼ばれるカリウムイオン、P物質、ブラジキニン等も筋肉に蓄積して来ます。こんな嬉しくない成分が貯まると、年寄りの冷や水的にと言うか…昔取った杵柄的にテニスだとかスキーを思い付きみたいに頑張っちゃった時(笑)みたいに、パンパンに筋肉が張っちゃうんです。
 こんな時、誰でも経験はあるとは思うけど、先ず、冷やしますよね。筋肉が張りに張った状態では、筋肉内を走行する血管も浮腫みで押し潰されて二進も三進も立ち行かない状況ですから、先ずは冷やして筋肉の浮腫みを取り、血液の流れを再開させてあげなくてはいけません。まあ、粗熱を取るって感じですが、取れたら、今度は温めます。血流が改善しなければ、エネルギーの産生に必要なブドウ糖を沢山摂り込む事も、又その産生過程に生じる産業廃棄物である”発痛物質”を速やかに除去する、つまり痛みをとっとと終息させる事も出来ないからです。

 肩も、パンパンに張って硬くなってしまった時は、冷やすと気持ちが良いですし、温めて揉み解したりすると、老廃物が血流と共に流れ去り、肩がすこ~んと軽くなります。肩こりも同じ疲労性の痛みなので、発痛物質の除去を促してやれば、当然痛みが軽減するんです。だから、疲労性の筋肉痛に違いないはずなんです。     …がぁ、肩こりには、疲労性筋肉痛の一言で片付けられない側面があるんです。
  • 肩こりには、「終わり」って言葉が存在しない。
  •  昔取った杵柄的なテニスだとかスキーと言った過激な運動に伴う筋肉痛は、疲労性の筋痛で、日が経つにつれ何時の間にか[完全に!]消失してしまいます。が、肩こりには、何故かこの終わりって奴が存在しない。確かに、てもみんすると一時的には軽くなった気はするんですが…、言葉が悪いですが、便秘っ子の残便感みたいな…根本的な部分は何も解決されていない的な苦々しさが残っているもんです。これが、単なる疲労性の筋肉痛との違い1つ目。

  • 肩こりは、運動量と比例して起こらない。

  •  スポーツや肉体労働の後の筋肉痛って、「これ位やっちゃったら、明日これ位の筋肉痛が」的な大よその目安って自分で予測が付きますよね? まあ、鍛えれば、その程度はどんどん軽減はしますが、基本的には筋肉痛は運動量と比例します。
     ところがぁ、仕事で起こる肩こりと趣味に熱中のあまり起こる肩こりを比べてみると、誰もが口を揃えて、仕事による肩こりの方が遥かに重症だって断言するでしょ? 同じ様な前屈みの動作でありながら、です。…つまり、肩こりは、所謂筋肉痛と違って、物理的な運動量と言うよりは、精神的な負荷量!?に左右されるんです、はい。
  • 肩こりには、左右差がある。

  •  斜めになって仕事を続けていたのであればいざ知らず、そんな思い当たりがなくても、微妙に左右でこり方に差が出るのが、疲労性の筋肉痛との第三の相違点。不思議な事に、右がこり易い人は何時も右、左がこり易い人は何時も左って、変なお約束事があるんですよね~ぇ。でもこれって恒久的なモノではなくって、1年とか2年とかの長いスパンでみると、こる側が変わる人もそこそこいるみたい。何でかなんて、全くもって不明ですが。

肩こりに於けるジストニアの存在。

 肩こりは、疲労性の筋肉痛と単純に断じる事が出来ないのは、前述の通り。スポーツや過酷な肉体労働中はいざ知らず、喉元過ぎれば、熱さ忘れる。つまり、急性期が過ぎれば、筋肉はのんべんだらりと超リラックスムードになるものなのに、頑固な肩こりでは、筋肉はがっちんがっちんの硬い岩盤の状態のまんま。筋肉の収縮状態がず~っと続いているんです。これは、恐らく、”ジストニア”って現象が加わっているからだと考えられています。

  ”ジストニア”とは、簡単に言うと、神経の伝達ミスによる不随意運動の事。正確な意味では違うんですが、イメージとしては、「緊張して手が震える」ですかね。
 通常の状態では、「ケツをお触りするぞ!」って意志の下、指令が脳みそから発せられると、脊髄→末梢神経→筋肉と伝達され、筋肉が動きます。この一連の動きが、随意運動と呼ばれるものです。ところが、満員電車で偶々前に立っているうら若き女性のおケツを触るつもりなど毛頭ないのに、勝手に手(筋肉)が動いてしまった。まるで、間抜けな痴漢の言い訳みたいですが、この様な意志と関係なく勝手に筋肉が動いてしまう現象が、不随意運動です。一般的には、不随意運動は伸筋と屈筋が交互に動く為に”震える”もんなんですが、特定の筋肉だけに命令が伝わり、その筋肉がじと~っと収縮し続けるタイプのものもあり、これを”ジストニア”って医療業界では呼んでいます。
 正確に言うと”ジストニア”ではないのですが、似た様な現象は、痴漢の間抜けの言い訳(笑)以外にも結構身近にあって、誰もが経験をした事があるはずです。例えば、ガキんちょの頃、電車や長距離バスなんかで、首を捻って窓の外の景色をぼさ~っと長い間眺めていた事ってあると思います。さあ、降りるぞって段になって、捻じ曲げていた首を正面に戻したところ、首の筋肉が変にこっちゃってて、暫く寝違えたみたいに痛かったなんて経験、あるでしょ? これ、首を捻じ曲げた状態があんまりにも長く続いているので、「何だ、首って捻じ曲がってるのが本来の姿なんだぁ!」と、脳みそが勝手に誤解しちゃったからなんです。そうなると、誤解の上に成り立っている正常なので、いざ、首を本来の正しい位置に戻そうとすると、脳みそは「それは違う!」とばかりに、首を捻じ曲がった位置に戻そうとします。つまり、本来なら発動されるはずもない指令が、本来なら収縮する必然性のない筋肉に発動され、首の筋肉が激しく収縮するので痛いんです。
 …唯、この痛みは長続きしません。電車を降りて、2、30分もすれば完全に消失してしまいます。一時的なので、車窓ジストニアは、あくまでもジストニアもどきの域を出れません。”ジストニア”と名乗るには、ず~っとず~っとの常同性がなくちゃいけないんです。

 肩こりは、全てがジストニアによるものでは当然なくて、正しくは、疲労性筋痛にジストニアが混在した状態なのです。唯、このジストニア混在度は個人差もあり、一概にどれ位とは言えませんが、酷い肩こりに悩まされている輩では、可也混在度が高いと思っても差支えないでしょう。

貴女の中のジストニア混在度。

 さあ、貴女の中のジストニア混在度をチェックしましょう。チェックポイントは8つあります。

1.首から頭部に掛けて、筋肉のツッパリ感や痛みがある。

 徐に、凝っている方の肩なり首の筋肉をつまんでみましょう。次に、凝っていない方の筋肉をつまんで、先程の感触と比べてみましょう。…一目瞭然と言うか、一触瞭然!? つっぱったり痛くなったりする筋肉の大半は、前述の頭板状筋や僧帽筋が多いんですが、がっつり固く収縮しているのが分ると思います。
 ジストニアは、自らの意思とは全く別個に、脳みそから筋肉に持続的に収縮指令が出続けている状態でしたよね? 論より証拠が、このがちがちの肥大した筋肉です。

2.つっぱり感や痛みには、微妙に左右差がある。

 まあ、両側にジストニアが関与しているかどうかは不明ですが、少なくとも、こりの強い側にはジストニアがあると考えて間違いなさそう。

3.首を動かした時に、左右差を感じる。

 ジストニアによって既に筋肉の収縮命令が出ているので、それに反する随意運動の命令が発動されると…、向かい風状態で、どうしたって首がスムーズに動き難く感じたり、痛みが増悪したりします。逆に、追い風状態の反対側では、楽勝に! つまり、左右差を感じるモノなんです。

4.肩こり娘の異常な姿態(笑)。

 下図は、肩こり娘★子ちゃんの異常な姿態集(笑)です。

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 代表的な姿勢異常としては、下記の4つが挙げられます。

  • ①回旋
  •  首が少しローテーションしている状態。★子ちゃんの向かって右側の耳朶ははっきりと全容が分りますが、左側は殆ど全く見えませんよね。
  • ②傾斜
  •  バンビが小首を傾げてって状態はとっても可愛いですが、大の大人が何時も斜めっているとなると…、「こら! 舐めとんのか、お前は」と上司からお叱りを受ける羽目になる。単に収縮した筋肉に引っ張られて首が傾いているだけで、他意はないのに、です。
  • ③偏倚(へんき)
  •  タイだかバリだか良く分らないんだけど、頭がそのまま横に平行移動したようなダンスのポーズって、分ります? あれが、偏倚って奴です。★子ちゃんは向かって左側に、頭全体が平行移動してますよね。彼女の前世は、ひょっとすると東南アジアの民族舞踊のダンサーだったのかも。 >④肩拳上  一方の肩が上がっている状態。   
 この姿勢の異常は、左右差のある肩こりの人全てに認められる訳ではないし、元々首を傾げる小悪魔ポーズが染みついている輩に至っては、ズレがあっても単なる個性でしかなく、病的な異常とはなり得ません。ですから、姿勢の異常はなくても、先に述べた①~③の症状があれば、ジストニアである可能性の方が大と考えて下さい。

5.頭の問題と言うよりは、肩こりに引き摺られて起こってしまった頭痛って言うのが正しい気がする。

 もう一度、黒猫の図を見て下さい。頭板状筋も僧帽筋も、後頭部の頭蓋骨が筋肉の付着部になっています。その為、人によっては、筋肉のこりや痛みが頭痛として認識されてしまっている事も。

6.精神的、そして肉体的ストレスで、肩こりや首こりが出現! 時には、ストレスで、ぐ~っと症状が重症になってしまう事だってある。

 精神的であれ、肉体的であれ、ストレスってもんは大脳辺縁系に、そして大脳基底核にシグナルが伝わり、最終的には肩こりや首こりとして出現する事だっである。侮るべからず、ストレスですよね。。

7.寝ている最中に、ジストニアが原因の肩こりで目を覚ますバカはいない。

 睡眠中に消失するって言うのが、ジストニア(不随意運動)の動かぬ証拠。
 偶々、トイレに起きた時に肩がこっていたのとは違いますよ。お間違いなく!

8.マッサージはあくまでも、一時的な気休めでしかない。

201212image9 ジストニアは、絶えず脳みそから、”縮め! 縮め!”命令が発動され、筋肉が縮こまった状態。だから、フツ~の疲労性の筋肉痛みたいに、マッサージして筋肉内に溜まった老廃物質を押し流したところで、「すっき、り爽快!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」とは行きません。確かに、ジストニアと言えども異常な収縮活動により、多少の老廃物は溜まっているものですから、その分位は良くなります。でも、筋肉の収縮は依然として続いているので、程なくして、再燃。単なる一時しのぎでしかないんですよ、てもみんは。

肩こり・首こりの治療

 てもみん等のマッサージで、何となく騙して生きていけるなら、それはそれでOK。クリニックで行っているプラセンタのツボ注射注射(美容通信2009年4月号)やスーパーライザー(美容通信2007年12月号)、マイクロウェルダー、オゾン療法(美容通信2011年8月号)等は、皆この範疇。
 鎮痛剤(消炎鎮痛剤)も、常用せずに行けるのなら、それはそれで可。まあ、筋肉に異常な収縮が続いているジストニアが関与している症例では、別に炎症が起こって痛みが生じている訳ではないので、飲んでも大して効かないんですよ、実は。唯、超軽いジストニアレベルなら、鎮痛剤が脳みその痛み中枢に直接作用するので、それなりには効果があります。だから、売薬でも処方薬でも、まあ、何でも良いんですが、鎮痛剤で効果があるんなら、「そりゃ、それで良いんじゃない」って結論に落ち着きます。

 でも、上のジストニア混在度チェックで高得点をGETした紳士淑女の皆様になると…、ちょっと次の手を考えてみる必要があります。それが、筋弛緩薬(唯、飲み薬としては今一つも二つも三つも効きが悪い(笑)。全身麻酔の時に使うお注射レベルならいざ知らず…)とか、不随意運動の治療に用いられるトリヘキシフェニジル(アーテン)とか、てんかんのお薬であるクロナゼパム(リボトリールやランドセン)です。  トリヘキシフェニジル(アーテン)は、肩こり人の半数強には効きます。唯、完全になくなる訳ではなくて、痛みが10だとしたら、2減るってレベル。幾らか軽くなるって感じでしょうか。でも、その代償とでも言うのでしょうか…、喉が渇きます。まあ、我慢して飲み続ける事が出来れば、肩こりが治る人もいます。でも、薬に体が慣れてしまって、全然効かなくなっちゃうなんて人も、治った人と同数位いるんですよねぇ、う~ん。まあ、これも効けば、全然有りって範疇ですよね。
 クロナゼパム(リボトリールやランドセン)は、てんかんのお薬ですが、余計な神経興奮を抑制する繋がりで、多分効くんだと思われています。有効率って統計上のお話になると、先述のトリヘキシフェニジル(アーテン)には劣りますが、効く人には効く。唯、問題は、眠気。時に、足元がふらついて、酔っ払いのオヤジと勘違いされてしまうかも。まあ、これも効けば、全然有りって範疇ですよね。

 これでも駄目なら、若しくは即効止めを刺したいタイプなら、最強の最終兵器をトライしてみて下さい。これが、ボトックスのトリガー注射です。ボトックス注射は、目尻のカラスの足跡や、眉間や額のシワ取り(美容通信2003年10月号)として有名です。近頃は、ボトックス注射の適応が広がり、多汗症の治療(美容通信2003年10月号)や開き切った毛穴の改善(美容通信2010年11月号)、オイリースキン(脂性肌)の改善(美容通信2010年11月号)、ボトックスリフト(美容通信2011年3月号)、はたまた、花粉症の際の辛い鼻水や目の痒みの治療(美容通信2011年5月号)として使われたり、眼瞼痙攣・片側顔面痙攣の治療(美容通信2008年1月号)等でも使われています。

ボトックスのトリガー注射は、肩こり・首こりの最終兵器

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 ボトックスは、期間限定ではありますが、神経終末に働いて、ゴリゴリに凝り固まっている筋肉を骨抜きにして、だら~んと弛緩し切った腑抜け野郎にする注射です。つまり、ジストニアになりたくてもなれない(笑)状態にする訳です。それ以外にも、痛み物質分泌の低下って効用がありますが、面白い事に、この筋弛緩と痛み物質分泌低下の程度は必ずしも一致せず、ちょっとの量で筋肉はだら~んとするが、その量では全然痛み物質の分泌量は低下しない等々と、物凄く個人差があるみたい。何でかは、知らんけど。又、効果の発現時期にも差があり、筋弛緩作用は、約1週間で効果がほぼ安定化します。が、痛みの軽減は、何故か4週間後より効果が出現する事も(←投与量が少なかったんだか、効果の発現が遅いだけなのか…読めん!)。
 まあ、深部筋群が原因筋だとちょっとアプローチが難しいのが、強いて挙げればの欠点ですかねぇ。
 ターゲットは、ガキんちょから爺婆まで。ママたま(妊婦)と授乳中のママ以外は、誰でもOKと、ストライクゾーンが広いのも◎です。

 効果は半年程続いているはずですが…、どうも肩こり・首こり族は強烈に縮め!縮め!シグナルが脳みそから発動され続けているらしく、眉間や額の皺なんかよりモチが今一つのイメージが。平均的には、効果は3ヶ月~6ヶ月間ってところでしょうか。基本的には、症状が出始めたら再度注射を行います。注射を繰り返すうちに、脳みそも諦めモードに入るのか何なのかは分りませんが、再発する肩こり・首こりの程度が次第に軽くなる人が殆ど。実際的には、数回の注射で、ボトックスの注射をする程のこりでもなく…ってレベルに落ち着くって感じですかねぇ。
 唯、一番こりの酷い部位が改善されると、それまでマスクされて気付いていなかった対側や別の部位のこりに、今更ながら(!)気付く人もいるみたい。これを、良く、業界用語では”もぐら叩き現象”なんて言いますが、2回目以降の注射の際には、こやつらも考慮したボトックス注射をする必要がある事も。又、前述の様に、長いスパンで見ると、周期的に肩こりの部位が右から左へ、左から右へと移動してしまっている事もあるので、要注意かな。

 適切なボトックスの投与量を決める事が難しく、1回目の注射から、綺麗さっぱりと肩こりや首こりを消失させるなんて芸当は、なかなか難しいのが本音。ですが、1回目の注射から多少なりと効果が認められた人は、殆どが回を重ねる毎に効果が上がり、最終的にボトックス注射から足を洗う事が可能になります。しかし、1回目の注射で効果が全く?????????????????????????????????って人は…、残念ながら、注射を繰り返しても、効果がUPするのは半数以下ってデータが! 多分、ジストニア以外にも、何らかの精神的要因等が強く関わってるんでしょうねぇ。

201212image11 *註:HISAKOの美容通信に記載されている料金(消費税率等を含む)・施術内容等は、あくまでも発行日時点のものです。従って、諸事情により、料金(消費税率等を含む)・施術内容等が変更になっている場合があります。予め、御確認下さい。

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