南の島のバカンスの後始末は、高濃度ビタミンC | 旭川皮フ形成外科クリニック

美肌姫になるための食事法
コラム 食事で体を治す 2016年1月06日

南の島のバカンスの後始末は、高濃度ビタミンC

column160106-2私ごとですが、今回の年始年末は
石垣島でゆっくりのんびり過ごしました。

南の国の漁師のじいちゃんは
ごわごわの固くて、褐色の肌をしています。
強烈な紫外線から皮膚の遺伝子を守るための、生体防御です。
しかしながら、美肌って観点からは…はっきり言って全然嬉しくない。


旭川に戻ってまず最初にしたことは
高濃度ビタミンC25gの点滴です。
「肌に悪いことやっちまった!」って時の
ヒサコの定番の罪滅ぼし。


どれ位の濃度の高濃度のビタミンC点滴を行うかは
目的によって異なります。
インフルエンザや風邪の引き始めといった
抗ウィルス作用を期待する時は、10g。
ジンマシンやアトピー性皮膚炎、花粉症などの際の
抗ヒスタミン効果には、15g。
育毛効果や、疲労回復、肌荒れ、シミ・シワの改善等の他、
がんの予防としては、25g。
がんの治療には、60gから100g。
…って具合です。

column160106-1コラーゲンの生成には、ビタミンCが必須です。
紫外線に散々さらされ、損なわれてしまった皮膚の修復には
いつも以上の大量のビタミンCが必要です。


がんの予防に、25gの高濃度のビタミンC点滴が行われるのも同じ理由からです。
端的に言ってしまえば、慢性の炎症により生じた微細な組織の損傷をとっとと修復することが出来れば、癌になれません。
がんは、修復が損傷に間に合わない時の、苦肉の策。
もしくは、究極の創傷治癒。
取り敢えずの穴埋めをするための
急ごしらえした不具合な充填物(未分化な組織)なんです。
因みに、傷を治すことの出来ないシロアリさんは
がんにもなれません。

ところが、大量にビタミンCを食べたり飲んだりしても
ある一定ラインを超えるともう頭打ち。
血中濃度は上がりません。
血管に直接入れる=高濃度ビタミンC点滴療法は
路線変更の、確実で、そして手っ取り早い方法なのです。

楽しい南の島でのバカンスは
心の中だけに留めておいて、肌には残さない。
これ、淑女の嗜みです。