妊活の友“葉酸”の話~FolateとFolic Aicd? | 旭川皮フ形成外科クリニック

美肌姫になるための食事法
コラム 食事で体を治す 2016年11月04日

妊活の友“葉酸”の話~FolateとFolic Aicd?

HISAKOの美容通信 2009年11月号

妊娠したいと思ったら、
タバコを止める。
お酒を止める。
葉酸のサプリメントを摂取する。


葉酸は、ビタミンB12と共に
”造血のビタミン”として有名ですが
タンパク質や細胞の新生に必要な核酸(DNAやRNA)を
合成するのに必須な栄養素でもあります。
欧米諸国では、妊活女子ならば400μg(0.4mg)を
妊娠が分かったら、その倍量の摂取を勧告しています。
それだけでも、赤ちゃんの先天的な異常である
「神経管閉鎖障害」のリスクを大幅に軽減してくれます。

しかしながら、栄養バランスに留意した食事を摂っても
なかなか、血中葉酸濃度は上昇しません。
葉酸サプリメントによる補充が奨められる理由です。


ところが、日本語表記のこの”葉酸“は、実に曖昧で
葉酸塩(フォレート/Folate)と葉酸(Folic Aicd)の区別が判然としないまま
十把一絡げ的に、葉酸サプリメントと称して販売されていいます。


column161104 栄養療法を行っているクリニックで言うところの“葉酸”とは全て、葉酸塩(フォレート/Folate)です。
葉酸塩は、非加熱の緑の葉物野菜、つまり、自然の食品に含まれサラダ等から摂ることができます。
しかしながら、似て非なる物であるFolic Aicd(葉酸)は完全に人工的に作られた物質で廉価で長期間保存可能なビタミンB9の化合物でしかありません。
これらは、市販のサプリメントや粉ミルク、加工食品に含まれています。

Folic Acid(葉酸)も葉酸塩も、
確かに、最終的には「メチルテトラヒドロ葉酸」まで代謝されて
初めて生体で使える形にはなりはします。
しかし、人工物であるFolic Acid(葉酸)は
体内で代謝されるスピードが極めて遅く
過剰に(加工)食品やサプリメントから摂取してしまうと
次の物質へと変換されずに
体内に有害物質として蓄積され
健全な生体活動を阻止する大きな障害となります。
具体的には、免疫システムの変性(NK細胞の減少)、動脈硬化、結腸癌、
妊娠期に大量の葉酸を摂取して来た母親から生まれた子供の喘息、
老齢期の認知機能低下(特にビタミンB12濃度が低い人)etc.が挙げられます。
両者は、化学的構造も異なれば、代謝経路も異なる物質です。

”葉酸”と言っても、FolateとFolic Aicdで大違い。
その曖昧な表現が、故意なのか、否か?は分かりませんが
少なくても、これからママになる妊活女子なら
きちんと葉酸塩(Folate)と記載されている製品を選びましょう。