50代すぎの男性が一番気にするのは、薄毛。 | 旭川皮フ形成外科クリニック

美肌姫になるための食事法
コラム 食事で体を治す 2015年9月27日

50代すぎの男性が一番気にするのは、薄毛。

column3-150代すぎの男性が一番気にするのは、薄毛。
私は、毛がふさふさある人が、薄毛の人をなぜか意味なく見下す視線を何度も目撃してきた。
男性の薄毛は食事が原因で起こる。

インドでは、階級が上になればなるほど、ベジタリアンの比率が増えるんだそうです。
牛のような草食動物は、草をアミノ酸に変える腸内細菌がお腹の中に代々受け継がれています。

人間に生まれながらの生粋のベジタリアンがいるのかどうかわからないけど、草食動物に準じる様な食生活でも、ちゃんと生命維持が出来るシステムが構築されていなければならない。
肉や魚を好んで食べる環境で暮らして来た日本人が、会社から急に「インドに行け!」なんて命令を受けて、にわかベジタリアンになると、恐ろしい経験をすることがあります。

患者のAさんは、薄毛が気になる50代後半のダンディなおじ様。
日本では、AGA(Androgenetic Alopeciaの略。「男性型脱毛症」)の鉄板治療であるプロペシアとミノキシジルで、その魅力的な容姿を維持してました。
インド赴任を受けても、「久しぶりの独身貴族。「 料理は、こう見えても、結構、上手いんですよ」。
外来に来た彼は、鼻唄交じりで、魚の干物を作る網みたいなものを紙袋から引きずり出して、使い方を説明してくれました。
「クリスマス休暇に帰ってきますよ。お土産何がいいですか?」と、半年分の薬を買い込んだAさんは、元気よくインドに旅立って来ました。

3、4ヶ月後、クリニックに、突然、インドからの国際電話。

「髪が抜けちゃったんですよ! この調子だと、クリスマスには完全になくなってしまうかもしれない」

column3-2工場のオーナー一族に感化されたというより、 にわかベジタリアンならざる得ない環境に置かれ、タンパク質を十分摂れなかったAさんは、ボロボロ。
最初は能天気にも体重が減ったと喜んでいたようですが、肌の乾燥がヒドく、髪が束で抜け始めると、さすがにヤバい!と思い至ったようです。

月に一回は、奥さんとタイで栄養補給デートで、夫婦愛と髪の毛を再確認したAさん。
幾ら有効性が高いとされるプロペシアとミノキシジルと言えど、低タンパク質状態の穴埋めはなかなか難しいようです。