リスを見つけるのが徐々に難しく | 旭川皮フ形成外科クリニック旭川皮フ形成外科クリニック

旭川大好き、ギャオー 朝散歩。時々、昼と夜。
コラム 旭川大好き、ギャオー 2017年3月31日

リスを見つけるのが徐々に難しく

春になって雪が溶けて来ると
リスを見つけるのが、徐々に難しくなってきます。
動きがあれば一発ですが
そうでないと、木と同化してしまって全然分かりません。
このリスは、堤防を歩いていて
クルミを齧(かじ)る音を頼りに、ようやく発見しました。

丸まんまのクルミを食べるのには、それなりの時間がかかります。
リスは丸クルミを見付けると
ととっと隠すか、安全地帯に移動してゆっくり食べます。
なので、朝散歩でちょこっとリス派に人気なのが
半分に割られたクルミです。
食べやすいので、リスもお持ち帰りしませんから
近距離での餌やり体験が楽しめます。
実際、リス森の木の根元には
多くの人からの貢ぎ物の痕跡(殻)が残されており
その殆どが、ヒマワリの種ではなくクルミです。

ヒサコもちょこっと派なので
昨年の秋に常盤公園等で拾い集めたクルミを半分に割り
少しばかり小細工をしたものを
ポケットに入れて、朝散歩に持って行きます。

小細工といえば聞こえがいいですが
正しくは、ヒサコの食べ残しのクルミです。
わざと、ちょっと食べ難いくらい残した状態です。
リスには嫌われそうですが
この方が食べるのにほどよく時間がかかり、観察向き💛です。

それでも、上手に食べる子は
クルミを左右に動かしながら、あっという間に食べてしまいます。
下手な子は、下手。

今朝は、一段とシッポの傷が目立つような気がしますが
写真の傷だらけの子は、すごく食べるのが早いんです。

多分、このリスは、仲間同士の餌(クルミ)をめぐる戦いでは
いつも負け組なんでしょう。
リスは可愛い顔して、実は結構凶暴です。
自分の餌(クルミ)に近づくリスに対し
餌そっちのけで、威嚇し
立ち去るまで追撃の手を緩めません。

「奪われる前に、とっとと喰っちまえ!」

弱っちいリスには、弱っちいなりの
生き残るための戦術があるのかも知れません。