リスを見つけるのが徐々に難しく
春になって雪が溶けて来ると
リスを見つけるのが、徐々に難しくなってきます。
動きがあれば一発ですが
そうでないと、木と同化してしまって全然分かりません。
このリスは、堤防を歩いていて
クルミを齧(かじ)る音を頼りに、ようやく発見しました。
丸まんまのクルミを食べるのには、それなりの時間がかかります。
リスは丸クルミを見付けると
ととっと隠すか、安全地帯に移動してゆっくり食べます。
なので、朝散歩でちょこっとリス派に人気なのが
半分に割られたクルミです。
食べやすいので、リスもお持ち帰りしませんから
近距離での餌やり体験が楽しめます。
実際、リス森の木の根元には
多くの人からの貢ぎ物の痕跡(殻)が残されており
その殆どが、ヒマワリの種ではなくクルミです。
ヒサコもちょこっと派なので
昨年の秋に常盤公園等で拾い集めたクルミを半分に割り
少しばかり小細工をしたものを
ポケットに入れて、朝散歩に持って行きます。
小細工といえば聞こえがいいですが
正しくは、ヒサコの食べ残しのクルミです。
わざと、ちょっと食べ難いくらい残した状態です。
リスには嫌われそうですが
この方が食べるのにほどよく時間がかかり、観察向き💛です。
それでも、上手に食べる子は
クルミを左右に動かしながら、あっという間に食べてしまいます。
下手な子は、下手。
今朝は、一段とシッポの傷が目立つような気がしますが
写真の傷だらけの子は、すごく食べるのが早いんです。
多分、このリスは、仲間同士の餌(クルミ)をめぐる戦いでは
いつも負け組なんでしょう。
リスは可愛い顔して、実は結構凶暴です。
自分の餌(クルミ)に近づくリスに対し
餌そっちのけで、威嚇し
立ち去るまで追撃の手を緩めません。
「奪われる前に、とっとと喰っちまえ!」
弱っちいリスには、弱っちいなりの
生き残るための戦術があるのかも知れません。