番外編・肥満治療(HCGダイエット他) | 旭川皮フ形成外科クリニック

番外編・肥満治療(HCGダイエット他)

v007 ダイエットの方法(極意)を伝授しましょう。

 ダイエットの方法(極意)は、収入と支出のバランスの崩れを正すところから全て始まります。そりゃ幾ら死にもの狂いに蓄積した脂肪を燃焼させたところで、それ以上に脂肪が蓄積されれれば、収支決算はどうしたってデブになります。つまり、「入るを制する」に始まり、「燃焼度をUP」させる。「燃焼度をUP」させる方法には、遺伝子検査に基づく栄養療法や運動療法等が含まれますが、ホルモン療法等により「燃焼し易い環境」を整える事も重要です。これらは全て、全身的な意味での痩身(ダイエット)の方法とされますが、部分的な痩身、所謂「部分痩せ」の基本ともなります。部分痩せは、どうしても残ってしまった極く限られたエリアの脂肪をターゲットとするものですが、脂肪融解注射やキャビテーション等の保存的な手法は全て、如何に破壊した脂肪を効率よく燃焼出来るかによって結果が左右されます。

お題目

ダイエットの方法(極意)Ⅰ~入るを制する
  • ダイエットピル
  • 舌下スプレー型食欲用製剤”スリーエフ”
  • オーソダイエット・プログラム
ダイエットの方法(極意)Ⅱ~燃焼度UP!
  • 遺伝子検査
  • 漢方薬
  • 栄養療法
  • 遅延型フードアレルギー
  • 腸内細菌叢の改善
  • 断食療法
  • 有害重金属検査(毛髪・尿)及びキレーション
  • ダイエット点滴&注射
  • 運動療法
  • AC BODY
  • HCGダイエット
ダイエットの方法(極意)Ⅲ~燃焼度をUPさせる環境作り
  • ホルモン療法
  • エストロゲン
  • プロゲステロン
  • DHEA
  • 男性ホルモン
  • 甲状腺ホルモン
  • メラトニン
  • 成長ホルモン
  • 低体温動物を脱して、酵素の働きを活性化
ダイエットの方法(極意)Ⅳ~部分痩せ
  • 脂肪細胞だけを破壊するキャビテーション(S-OPERA)
  • 脂肪融解注射

ダイエットの方法(極意)Ⅰ~入るを制する。

 脂肪の燃焼度を如何に上げようと、果てしなく入るが続くと、燃焼が追い付かないなんて事態に(笑)。入るを制するのが、ダイエットピルと、後述の燃焼度を上げるとも一部内容が重複しますが、栄養療法です。

参考までにですが、エネルギー量は、標準体重と生活活動強度から算出します。
  • 標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22
  • エネルギー量(Kcal)=標準体重(Kg)×生活活動強度
 となると、163cm弱のHISAKOの適正体重は、1.63×1.63×22≒58.5Kgで、適正エネルギー量は、生活活動強度Ⅰ(低い)のHISAKOは、58.5×25=1460Kcal/日。前述の肥満に関する遺伝子タイプを考慮すると、マイナス150Kcalの1310kcal/日です。
 実際問題として、所謂”適正体重”は、スレンダーな体型を目指したい女子にとっては、ちょっと‥。そんな時は、BMI(肥満度)22が標準とされていますが、ちょっと小細工して、計算をしてみましょう。HISAKOの目指す体重が例えば54Kgなら、BMIは20。適正エネルギー量は1350Kcalなので、肥満遺伝子補正を掛けると1200Kcal/日となります。

ダイエットピル

 ダイエットピルは、大きく分けると、腸での脂肪の吸収を30%カットするゼネカル(美容通信2004年1月号)の様な実力行使派と、血液を介して、喰いたいって脳みその欲望(食欲)を抑え込む欲望封じ込め派の2つ。後者の代表格としては、”メリディア”や”サノレックス”、”スリーエフ”等があります。

舌下スプレー型食欲用製剤”スリーエフ”

美容通信2012年3月号
 止め難い、理不尽で唐突な激しい欲望(食欲)の対処法として、最近注目が集まっているお薬。このイタリア生まれの”スリーエフ”は、舌下スプレー型の食欲抑制剤なので、速効性が自慢の逸品です。5分で効果が実感出来ます。つまり、「やばいかも!」と目先の誘惑(食欲)に駆られても、ちょっと席を外してスプレーするだけで、理性を取り戻せる優れものなんです。持続時間は約2時間。
 従来の”メリディア”や”サノレックス”の様な内服型のモノは、胃で吸収されて、肝臓で代謝されて、それから漸く血中濃度が上がるって、極めて悠長な製品で、且つ、血中濃度が上がるまでに胃と肝臓の一時通過を経なければならない=胃と肝臓に余計な負担を強いるって、あんま嬉しくないオマケ付き。それに対して”スリーエフ”は、ベロの下の粘膜から直に毛細血管に吸収され、血中濃度を上げるので、速効性が高く、胃や肝臓に余計な負担を掛けないので、体に優しい製品でもあるのです。 鞄に忍ばせておくだけで、不意の接待(宴会)や誘惑の多いパーティ対策に。猫を被っていたいお見合いや初デートの前にも(笑)。

栄養療法(美容通信2010年4月号

 ダイエットに必須なのが、勿論カロリー制限も必要ですが、糖質の制限は忘れてはいけません。糖質の役割は、ブドウ糖は生体に必要なエネルギー源であり、優先的に利用されます。
image9575B15D 左の図を見て下さい。でも、糖質だけじゃなくて、蛋白質や脂肪からも、血糖は得られるでしょう? 脳を始めとする身体全般が機能するのに必要な糖は、所謂炭水化物って名前の糖分を態々取らなくても、別に困らないんです、本当の事言うと。寧ろ、糖質(炭水化物、糖質)は、直ぐ血糖に変わるので、急激な血糖値の上昇を招き、引いては血糖調節を乱してしまう可能性があります。中でも性悪なのが、精製度の高い、つまり白モノって奴らで、血糖への変化が兎に角早いんです。過剰な糖は前述の通り、単なる中性脂肪の蓄積への一本道でしかありません。それ故に、”腹が減って、腹が減って、飢え死寸前!”なんて時は、血糖への変化が緩やかな蛋白質から摂取して、それから徐にご飯やパン等の主食に移るのが、スレンダー・ギャルの正しい作法とされてはおりますが、より上級者を極めたいのなら、当然主食も白モノではなく茶モノ。特に食パンは、GI値が高く、砂糖も含まれている為、大蒜をテーブルに山盛り出されたドラキュラ級に、忌み嫌って下さいませ。

オーソダイエット・プログラム

クリニックには、オーソダイエット・プログラムって、必要な栄養素を1つのパッケージに詰め込んだ製品があります。まあ、製品の中には、ダイエット日記とか、その他諸々の付属品も入っていますが、アメリカでは肥満治療の一環として行なわれる超低カロリー食療法の日本版と考えて下さい。内容は1日当りの摂取カロリーを1200Kcalに抑えるもので、その内訳は、食事1000Kcal+サプリメント約200Kcalです。

ダイエットの方法(極意)Ⅱ~燃焼度UP! 

遺伝子検査(美容通信2010年3月号

 遺伝子を調べる事で、脂肪燃焼にかかわるどのステップに弱点があるのかが判明し、それに合わせて、ダイエット方法、つまり、栄養素や漢方薬の処方が変わります。下の図を見て下さい。
201207image944 image9505B15D 例えば、米国のピーマインディアンは、生活環境と遺伝因子が肥満を起こす典型例として、良く症例として挙げられる部族(?)。米国のインディアン保護区に居留するピーマインディアンとメキシコに住むインディアンは、実は同一の種族なんですが、前者はデブや糖尿病患者がわんさかいるのに対し、後者にはいるにはいるんだけど‥、まだと言うかぁ~、可なりまし。食い物が碌に手に入らない状態でも、少ないエネルギーでケチケチ生き長らえる事が出来る”倹約型”のβ3アドレナリン受容体遺伝子(β3AR(Trp64Arg))を、両者共に可なりの高頻度で保有はしているんですが、米国政府から、絶滅危惧種への手厚い保護って大義名分の下、食糧援助を受けているピーマインディアンには、自ら餌を求めて狩猟する(=体を動かす)必然性がなくなっちゃったんです。動物園のパンダと同じで、天を仰いで口さえ開けとけば、飼育員(政府)が、ご丁寧にも餌を捻じ込んでくれる。‥食べ物が豊かになると、”倹約遺伝子”を持ってる人は、デブだとか糖尿病とか、所謂生活習慣病になり易い。だからこそ、生活習慣病になりたくなければ、倹約遺伝子を持ってない人以上に頑張らなくちゃならない。
 でも、もし、この遺伝子を持つピーマインディアンのA氏が、酸化ストレスに関与する遺伝子を物凄く多く保有している場合は、女にモテる為に、ジムで負荷を思いっ切り掛けたウエイトトレーニングに励むと、痩せるかもしれませんが、活性酸素が大量に発生し、コレステロールの酸化を来たし、動脈硬化になって女を口説いている場合なんかではなくなっちゃったり、A氏の加齢臭がそもそも女との出会いを遠ざけるかも知れません。本末転倒ですよね(笑)。更に部分痩せを狙ったAさんが、酸化ストレス関連因子の中でも、mitochondria(C5178A)を保有している場合は、燃費が非常に悪いタイプなので、COQ10を大量に投与しないと、幾ら部分痩せを狙って脂肪融解注射をした所で効果が上がる訳がありません。
 又、ピーマインディアンのA氏が、運動療法と併せてダイエットを行なうにしても、彼の採血のデータが遊離脂肪酸の値が0.8以上と高い状態なら、末梢に於ける糖の利用障害を意味し、これは引いては内臓若しくは皮下の脂肪増加に繋がりますから、糖の利用をサポートしてくれるカルニチンの内服や注射を、相棒のビタミンCの高濃度点滴と併せて行なう必要がありますし、反対に以下なら金出してまで、そんなものを行なう必要なんてありません。

 肥満関連遺伝子に合わせてオススメする栄養素には、以下のものがあります。

CoQ10

 TCA回路での脂肪の燃焼に必須な栄養素がCoQ10です。ところがCoQ10ってビタミン様物質は、体内の殆どの細胞に存在しますが、その量は20歳をピークに年齢と共に減少し、50歳を過ぎるとがっくり減ってしまいます。ですから、HISAKOの様にmitochondria(C5178A)遺伝子を有する肥満児は勿論、年齢と共に痩せ難くなったなあ何て思う中高年の必須アイテムですし、特にS-OPERAや脂肪融解注射を行なって体脂肪を強制的に脂肪酸に分解を行なう場合は、これを燃やしてナンボですから、サプリメントは勿論、筋肉注射の併用がお約束です。それを怠ると‥、ガス欠状態でストップ! 折角分解した脂肪も、燃焼し切れなかった余剰脂肪として貯蔵庫(脂肪組織)に保管されて、デのまんま(笑)。
 補足ですが、クリニックで行うは、点滴ではなくて、筋肉注射。この方法は、サプリメントの様に肝臓で代謝を受けない為、有効成分が100%吸収利用されるので、少量でも非常に有効です。更に、成分が筋肉内に貯蔵され、ゆっくりと時間を掛けて体内に吸収されるのが、大きな特徴とされています。あ、後、CoQ10は脂肪燃焼時以外にも、ストレスで肉体的精神的にヨレヨレになってたり、仕事が無茶苦茶忙しかったり、酒の飲み過ぎや、風邪等々の時にも消費が嵩んでいます。そんな時は、いつもの2~3倍は摂取しておかないと、脂肪燃焼にまでお零れが回って来ません(笑)。ですから、こんな時にも筋肉注射が必須です。‥まあ、ケツの肉に打つとは言え注射は注射ですから、当然ながら多少は痛い。耐えられない人は、毎日CoQ10の内服ですかねぇ。

ビタミンB1

 ダイエット系には必須の成分ですが、元々酵素の活性を高めてくれるアイテムなので、痩せたかろうがなかろうが、デブ関連遺伝子があろうがなかろうが、取敢えず施術系の前に点滴はしとく事が多いかな。勿論サプリメントとしても。

L-カルニチン

image952 L-カルニチンは私達の体内でも合成されているアミノ酸で、S-OPERAや脂肪融解注射で折角脂肪酸に分解しても、このL-カルニチンの助けが無いと燃焼の舞台であるTCA回路に入る事すら出来ず、再び脂肪組織に出戻る羽目に陥ります。こんな大事なアミノ酸なのに、20代をピークに生成は激減するので、中年太りの原因の一つとも囁かれています。ですから、HISAKOの様に、β3AR遺伝子を保有 and/or β2AR遺伝子を保有せずと、L-カルニチンを使いこなす能力が生まれ付き劣っている輩であったとしても、中高年のオバちゃん世代になったら、S-OPERAや脂肪融解注射、運動療法を積極的に行なっている時は、サプリメントとして飲んだり、頻繁に点滴に加えた方が良いかなぁなんて思います。多過ぎたって、別にオシッコになってトイレに流れちゃうだけのお話ですしね。
 因みに、同じカルニチン家の出身でも、異母兄弟・Dカルニチンは天邪鬼で、Lカルニチンの足を引っ張るのでご注意下さいね。

ガルシニア

 TCA回路でエネルギーが過剰になると、折角S-OPERAや脂肪融解注射をしても、余ったエネルギーは体脂肪として貯蓄する懲りないエコシステム‥。これを遮断するのが、ガルシニアに含まれるヒドロキシクエン酸(HCA)。脂肪の蓄積を阻止します。クリニックでは、ファイバーの中にガルシニアを含有した製品を、糖代謝の是正目的を兼ねて、肥満に悩む全ての人にオススメしています。特にmitochondria(C5178A)遺伝子を有する肥満児には、CoQ10とセットでWブロック効果を期待しています。

漢方薬

 TVのCMで良く宣伝している防風通聖散は、お手軽なダイエット方法として試す人も多いかなと思いますが、実は、β3AR(Trp64Arg)を持った人でなければ効果が無い漢方薬(笑)。この遺伝子は日本人の約3割しか持っていないから、この漢方薬は約3割の日本人にしか効かないんです。詳しい機序は分りませんが、論文によると、ラットでは白色ではなく褐色(!)脂肪組織がより燃焼系に進化して、スマート・ラットになるんだそうです。人間では、褐色脂肪組織がラットみたいに沢山残存していないので、めきめきっと体重が減るとまではいきません。ですが、少なくとも、β3ARは内臓脂肪組織により多く存在するので、防風通聖散を服用すると、β3AR以降の神経伝達経路を直接刺激して、内臓脂肪がより優位に燃焼するんだそうです。これにより、インスリン抵抗性が著しく改善し、デブ化予防に有効的に働く、つまり一石二鳥的な漢方薬なのであります。

栄養療法(美容通信20104月号

 ダイエット方法で重要視される栄養療法ですが、効果的に結果を出すには、やはりその人の正確な栄養状態の把握が必要です。つまり、3ヵ月毎に血液やおしっこを採取し、その検査データに基づいて栄養状態を評価し、不足する栄養素をサプリメント等で補って行きます。この手法は、科学者のライナス・ポーリング博士が提唱(美容通信2007年3月号)しました。

註・ライナス・ポーリング

 ノーベル賞を2回(化学賞・平和賞)もらった物凄い科学者です。噂によると、DNA構造の研究ではワトソン&クリックに先を越され、3つ目のノーベル医学生理学賞を逃してしまったとか。彼は”分子整合栄養医学(分子矯正精神医学)”を提唱し、そこで「健康を維持し、病気の治療を促進する為には、人体を分子レベルから捉え直し、病気をその分子病として分類すべきである。ビタミンを始めとする分子矯正物質を積極的に活用すれば、人間の平均寿命は110歳位は伸ばせる。現代医学はそうした視点が欠けている」と述べています。

 栄養療法では、脂肪の燃焼度UPのキーマンとなるのが、実は蛋白質。脂質は、後でちょろっと触れますが、あんまり重要視はされていません。勿論、遺伝子検査の項目でも触れた、ビタミンB群等の補酵素系は必須だけどね。

 蛋白質は、身体の土台となるのと同時に、血液やホルモン、酵素etc.の材料となる大事な大事な栄養素♪ それなのに、糖質や脂肪と違って、貯蓄には向かない、まあ、”宵越しの金は持たない”江戸っ子気質。日々の生活で消費し切れなかった分は、オシッコとして下水道に流れてさようなら。それ故に、毎日毎日、その日の必要な蛋白質量を補ってあげないと、大事な大事な体を構成している蛋白質を分解してでも、つまり自分の臓器を切り売りしてでも、不足の日銭分を補うんです。まして、これから基礎代謝を上げて、美肌自慢の状況をキープしながら痩せようなどと壮大な野心を抱いている以上、更なる蛋白質の摂取は必要です。脂肪分解酵素(リパーゼ)の材料としてだけでなく、基礎代謝量の低下を阻止! 更には交感神経の活性化により熱産生を亢進する等々と、イギリス情報部のエース諜報員007が隠し持つ訳の良く分んないけど凄~い!!小道具に匹敵する、デブ脱却の必勝アイテム。厳しい糖質制限の余波で目減りする蛋白質分も、勿論上乗せして考えなくちゃいけません。

 兎角、ダイエットの敵!とばかりに目の敵にされがちな油。ですが、サーロインステーキの脂身(脂肪)を吸収出来る人は、脂肪を脂肪酸に分解する能力があって初めて吸収出来るものだし、逆に吸収出来る=分解出来る人は、体脂肪だって分解出来るから、基本的には贅肉にはなれないんです。そりゃあ、mitochondria遺伝子の有無やそれに付随するCoQ10、又はL-カルニチンやビタミンB1等の摂取状況の兼ね合いや加齢で、分解や燃焼が上手に捗らないと蓄積する一方ですがね。

遅延型フードアレルギー

美容通信2012年9月号

 フードアレルギーと言うと、蕁麻疹や発赤、浮腫み、痒み、下痢、胃痛、呼吸苦等々と言った、IgEが原因となる即時型フードアレルギー(typeⅠ)が最初に頭に浮かぶと思います。昔はこっちがメインと考えられていて、未だに日本でも普通に保険で調べるアレルギー検査と言えば、IgEです。
 最近、と言っても7年位前からですが、アメリカでこの遅延型フードアレルギーと言う概念が誕生しました。これはIgGが原因となる免疫複合体型(typeⅢ)によるもので、原因の食物を摂取後6時間~24時間してから症状が出現します。ニキビや肌荒れ、アトピー症状の他、肥満、片頭痛や眩暈、下痢、便秘、疲労感、喘息、鬱等々の多彩な症状を来しますが、症状出現までに時間が掛かる事と、即時型の様にヒスタミンの遊離がない為、痒みがなく、そもそも異常に気付かない事が多いのが特徴です。肥満については、腸管の炎症により、必要な栄養素(特に蛋白質!)の吸収が阻害される事が一番の原因と考えられていますが、炎症の際に遊離するサイトカインにより、白色脂肪細胞が破壊され、肥大化の連鎖を起こしているのではないかとも指摘されています。好きなモノを食べ続けている事が、若しくは体に良かれと思って食べ続けている事が、仇になったって感じですかね。日本人の場合、一般的には96項目の日本人が良く食するとされる食物について検査を行い、反応食材については、そのクラスによって摂取制限を加える治療を行います。実際、これだけでもと言うか、計らずしもダイエット効果が認められちゃった♪なんて嬉しい悲鳴を上げちゃう人が多いのも事実なんですよねぇ。

腸内細菌叢の改善

美容通信2012年9月号)(美容通信2014年1月号

リプログラム断食療法

美容通信2016年3月号

有害重金属検査(毛髪・尿)及びキレーション(美容通信2006年11月号

ダイエット点滴&注射(美容通信2010年10月号

 点滴や注射とサプリメントの違いは、一言でいうと、サプリメントは良い栄養状態を維持する事が目的であるのに対し、点滴や注射はイベント的に起こる需要の増大に臨機応変に対応するものってところでしょうか。つまり、AC BODYの様な運動療法や、S-OPERAや脂肪融解注射等の前処置的な使い方になります。 前述のCoQ10の筋肉注射の他、ビタミンB群やL-カルニチン、ビタミンC等を含有したダイエット点滴が3種類あります。

高濃度ビタミンC点滴

 体内でのカルニチンの合成には、やっぱりビタミンCは必須! それ故に、β3AR保有者のHISAKOでも、カルニチンの点滴注射と併せて、需要増大時にのみ、高濃度ビタミンC(美容通信2008年11月号)を追加して、積極的に脂肪の燃焼を図ります。まあ、別の目的で、プラスついでに痩せたら良いなぁって時に、高濃度のビタミンCはする事はあっても、痩せる目的オンリーでの高濃度のビタミンCの選択は有り得ませんがね。”>β3AR遺伝子を保有していない、若しくはβ2AR遺伝子を保有している、ジム通いに目覚めた中年太りのオバサンは、β3AR遺伝子を保有しているHISAKOと違って、L-カルニチンを使って脂肪を燃焼させる事が出来る=需要が高まっている状態なので、是非オススメはしたいのですが、ねぇ(笑)。

運動療法(美容通信2010年3月号

 「ダイエット方法=運動」的な発想は、極めて一般的なものですが、実は運動療法は、闇雲に行っても効果は上がらないばかりか、トラブルを引き起こす可能性だってあります。クリニックでは、遺伝子検査に基づいて、運動の内容をアドバイスを行っています。つまり、推奨される運動は、①酸化ストレス、②メタボ・糖尿病、③血栓、④骨粗鬆症の遺伝子測定結果を下に作成します。 image9475B15D HISAKOを例に取って説明すると、血が固まり易い体質なので、ストレッチ運動が効果的。又、骨が脆くなり易い体質なので、骨の代謝を活性化させる為には、骨に力が掛かる様に意識して曲げる、捻る、伸ばすetc.と、動作を大きくする工夫も必要みたいです。脂肪が燃え難いデブ猫ピア君体質なので、筋肉トレーニングは積極的に行なう必要があるんですが、同時に、コレステロールの酸化が進み易く、過酸化脂質が増え易い体質。それ故に、CoQ10をガンガン補いつつ、負荷の少ない運動から始めて徐々に運動強度を上げて行くのが原則です。又、免疫力が物凄く弱っちいって程ではないんですが、無酸素運動の様な強度の高い運動や2時間以上の長時間の運動は、免疫力を低下させ、バイ菌に屈する情けない女に成り下げる危険性大。元々、糖尿病体質ではないけれど、血糖値を低下させてくれるホルモンであるインスリンの働きが若干弱いので、有酸素運動(少し早めの歩行や水中ウォーキングetc.)は、是非取り入れたい所かな。
 勿論、運動の内容は、あくまでも、栄養状態の評価との兼ね合いです。つまり、筋肉量を増大させるだけの量の蛋白質がなければ、負荷は単なるストレスでしかありませんし、そもそも蛋白質を生合成する為に必要なビタミンB6がないとか、生合成の舞台である肝臓が弱ってるとか、鉄がないとか等々の、現状に問題があるかも知れませんから。
 最後に、運動の時間帯。HISAKOの様なインスリン抵抗性の素因を持ってる老若男女に言える事ですが、運動は食後が鉄則。インスリンを介す事無く、筋肉へのブドウ糖の取り込みを増やし、血糖値の上昇を抑えてくれるからです。でも注意しなきゃいけないのは、食後は血中の中性脂肪が増え、血液の粘稠度も増加しているので、無酸素運動の様な激しい運動は絶対危険!

AC BODY

美容通信2012年7月号image6

 体の中で最も大きな2つの筋肉(腸腰筋と大腿四頭筋)を鍛えることによって、基礎代謝を効率的にアップし、脂肪の燃焼効果を高めます。何たって、1回30分の施術で、腹筋運動約300回分に相当するんですから。つまり、ずるっこしたくなったら、AC BODY?
 但し、幾らAC BODYと言えども、一回の施術では十分な効果を得られない事が多く、クリニックでは20回コースをオススメしています。

HCGダイエット

 30代半ば以降の中年のおじ様・おば様がターゲットの、短期決戦型ダイエット方法。但し、前立腺癌のようなアンドロゲン依存性の癌を患っている人には使えません、悪しからず。
 クリニックでは、アメリカ版HCGダイエットを日本人向けに改良した、マイルドなHCGダイエットをオススメしています。1日2回のHCG(ヒト絨毛絨ゴナドトロピン)舌下液の服用(20日間)と、1日1200Kcal/日の食事制限をセット(バランスのとれた制限食をちゃんと食べる自信がない人は、上記のオーソダイエット・プログラムを併用した方が無難。だって必要な栄養素は、少なくともカバー出来ますからね!)にしたもので、1か月間を1クールと考えています。基本は1クールで終了ですが、場合によっては複数回のクールを繰り返します。何で、基本が1クールかって? それは、効果がだんだん落ちちゃうから。まあ、慣れって奴です。だから、数か月以上経ってからなら、フレッシュな気分で再トライが出来るから、それもありなんでしょうけど(笑)。 HCGってホルモンは、元々男子(男性の更年期障害の治療の際には、殆ど定番的に投与される! 他にも、男性不妊とかの治療の際にも))でも女子でも存在するホルモンなんですが、特に妊娠初期にその量が急激に増加。お母さんが長年掛かって体内に貯蓄した栄養素を、「赤ちゃんに回してやれよ!」って合図なんですよね。だから、カロリー制限(1200kcal/日)を行いながら、想像妊娠!(爆笑)状態にしてしまえば…、赤ちゃんに十分な栄養が供給出来ない=「赤ちゃん存続の危機!」⇒”こりゃあ、どげんかせんといかん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!”と、体は無用の長物と化していた脂肪組織を効率的にエネルギーに変換出来るように、代謝システムを飢餓仕様に変更します。つまり、カロリー制限しているのに、腹は減らない♪ 贅肉(脂肪)は減る♪

ダイエットの方法(極意)Ⅲ~燃焼度をUPさせる環境作り 

 遠い遥か昔、試験前に友達のノートをコピーしまくっても、結局コピーに時間を取られただけで、全然頭には入らなかった=有効活用が出来なかった。材料を揃えても、それを使いこなせる環境がないと、宝の持ち腐れてもでは言わないけれど、「もったいない」になりかねない(笑)。まあ、材料がなけりゃ、そりゃ、話にもならないんだけどさぁ。

ホルモン療法

美容通信2011年10月号)  ですが中高年になると、これだけでは中々解決しない”中年太り”って奴も出て来ます。加齢によるホルモン分泌の低下による脂身の蓄積です。ダイエット方法としてホルモン療法を考えるって風潮は未だ日本では主流とは言えませんが、世界的にはアンチエイジングの一環としての痩身(ダイエット)として受け入れられつつあります。

image1004 左図を見て頂ければ分るように、中年太りの始まりと一致して、多くのホルモンがぐぐぐ~っと低下していくのが分りますか? そうなんです、一種類のホルモンを一点豪華主義的に補っても中年太りが改善される訳ではなく、寧ろ少量でも良いから数種類を組み合わせて良いバランスを整える方が、より望ましいんです。だって、ホルモンってモノは元来、細胞間、臓器間のコミュニケーションツール。手と手を取り合って、働くものなんです。

エストロゲン

女性ホルモンが太るなんて、嘘! だって、女性ホルモンがバリバリ出ていた小娘の頃の方が痩せてたでしょ? 良く言われる、乳癌になりやすいとか、血栓になりやすいとか等々もそう。これは女性ホルモンが悪いんじゃなくて、補う女性ホルモンが、私達人様の体に存在するホルモンと全く同じ構造のホルモン”天然”の生物学的同一ホルモン(ヒト固有ホルモン=バイオアイデンティカル(バイオアベイラブル)ホルモン=天然(ナチュラル)ホルモン)でなくて、合成物だから。化学構造が異なる合成ホルモンやホルモン代謝物は、本来体内にないものだから、色んな副作用や悪影響が出て当たり前だよね。因みに、健康保険の適応のある「ホルモン」剤は、合成物です。HISAKOのクリニックで取り扱っているのは、女性ホルモンを始め他のホルモンも、基本、人様の体に存在するホルモンと全く同じ構造のホルモン。ここら辺の話を詳しく知りたい人は、美容通信2010年12月号美容通信2010年8月号美容通信2010年9月号を読んでね。

 エストロゲンは、卵巣や副腎から分泌される女性ホルモン。更年期障害の救世主としてばかり持て囃されますが、実はコレステロールの善玉さんと悪玉さんのバランスを是正したり、骨組織のカルシウムを保護、又、血管の弾力性を高め、心臓病の原因である血栓を除去して血管をキレイにしてくれる、ご立派なホルモンです。更に、アルツハイマーの予防、記憶力の向上と脳みそに嬉しいのみならず、兎に角、肌が綺麗になるので、美容皮膚科・皮膚科の医者は足を向けて寝られない(笑)。実際、繰り返す皮膚炎で難儀していた患者さんが、めっきりトラブルを起こさなくなり、それどころか、カサカサを通り越してガザガザの乾燥肌が改善され、たるみやシワが軽減します。そして、そして、インスリン耐性を抑制して中年太りの原因を少しでも改善してくれるのです。勿論、筋力を向上させてくれますしね。

プロゲステロン

 エストロゲンの様な派手さ(インパクト?)はありませんが、エストロゲンと共に手を取り合って、更年期障害に於ける諸症状を改善し、乳癌や子宮体癌の予防の他、骨粗鬆症の予防や心臓の保護と言った体のみならず、欝っぽい気分を改善してくれる心にもポジティブ思考を齎してくれます。

image1158 不眠にも効きます。「不眠とデブって何が関係あるんだよ!」と思うかも知れませんが、実は大有り。最近の研究によると、睡眠時間が短かったり、眠りが浅かったりすると、インスリンの分泌が乱れ、血糖値が上がる傾向になるんだそうです。元々、日本人は欧米人に比べて、インスリンの分泌が傷害され易い体質の人が多いとされています。HISAKOの様にインスリン抵抗性の遺伝子を保有している紳士淑女の皆さんにとって、これは致命傷になりかねません。更には、今までは中々寝付けないから、夜遅くに飲酒や間食をし、それでデブになったんだ。つまり、食習慣の乱れがデブの元凶とされていたんですがぁ、実は睡眠時間が不足すると、食欲を刺激するホルモン(グレリン)が増え、逆に満腹だと脳に伝えるホルモン(レプチン)が減る事が分ったんだそうです。寝不足は、過食を誘発し、誘惑に乗っただけ脂肪が増えるって負の連鎖を引き起こしてたんです。怖いですねぇ。

 美容皮膚科的には、薄毛対策としても超有名なホルモンですが、この機序こそが、中年太り克服のキーマンである甲状腺ホルモンとの密接な関係があります。甲状腺ホルモンについては詳しく後述しますが、甲状腺ホルモンが婆化に伴い低下すると、代謝機能は衰えます。こんな状況に、プロゲステロンの低下が加わると、引っ込み思案のT4から活動的なT3への変換が難しくなり、更に代謝機能の低下に拍車が掛かる、つまり、踏んだり蹴ったり(笑)って奴です。その結果、限られたエネルギーを、大して重要性が無い髪の毛に割いている余裕なんてありませんから、当然痩せ衰えて、抜け落ちてしまうんです、はい。ですから、路上で、HISAKOの様なポニョポニョ体型で、何となく髪がぺっちゃんと潰れて決まらない熟女を見掛けたら、お節介でも、「女性ホルモン(プロゲステロン)が枯渇しかかっているんじゃないですか?」と声を掛けてあげましょう。まあ、感謝はされないどころか、ぶっ飛ばされる可能性大ですけどね。

DHEA

 DHEAは副腎から分泌されるホルモンです。このホルモンは、”ホルモンの母(マザー・ホルモン)”と称され、エストロゲンやテストステロン、プロゲステロンへと進化する前駆体としてだけではなく、それ自体も大きな効果を持っています。

 デブに関して言うと、直接的な作用としては、DHEAは中高年女子とオジさんのインスリン耐性の阻止部隊としても働きもあるみたい。これは動物実験でのお話なんですが、デブった動物にDHEAと偽薬を与えて比較したところ、明らかにDHEAを与えられていた動物の方がスリムだったんだそうです。人間も同様の効果は期待出来るみたいですねぇ。

 抗ストレスホルモンって観点からデブを考察すると、これ又と~っても大事。ストレスホルモンと称され、DHEAの対極的存在として語られるコーチゾールですが、このホルモンはストレスを対処する為に必要なものですが、ストレス過多の状態に晒され続けていると、コーチゾールが出っ放しになっちゃいます。抗ストレスホルモンであるDHEAは頑張って頑張ってコーチゾールの暴走を阻止しようとしますが、如何せん、寄る年波には逆らえず、どんどん低下の一方に。実際、25歳頃を境に分泌量は坂を転げ落ちる様に下落し、85歳になると‥、な、なんと最盛期の5%に激減しちゃうんだそうです。のぼせ・火照り、寝汗、朦朧とした思考ぼんやり、記憶力の低下、欝、骨密度低下、睡眠障害、ストレス、脂肪・体重増加(腹部回り)、神経過敏/イライラ、苛つき、不安・心配/神経症、子宮筋腫、筋肉の衰え、加齢、薄い肌、不妊症、頻脈、高血圧は、全て高コーチゾールの際に起こる諸症状です。これらの高コーチゾールの状況が数ヶ月若しくは数年間も続けば、その行き着く先は、副腎疲労よるコーチゾールの低値です。正常の組織が壊滅的に破壊され、筋肉がげそっと落ち、骨もスカスカになり、お肌だってハリのないペラペラの薄い皮膚になっちゃいます。見た目もそうですが、免疫力が低下して病気の餌食になり易くなってしまいます。こうなると、最早、生きる屍。頭上をハゲタカが旋回している様なものです。

男性ホルモン

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  • オトコ

  •  男性ホルモンの低下は、男性のメタボ体型の大いなる原因とされています。女性ホルモンと異なり、緩やかに低下するとは言うけれど‥、世のオヤジ連中の体型の崩れは一目瞭然ですよね(笑)。

     男性ホルモンの効果は、心臓病や骨粗鬆症(ナ、ナント、エストロゲンの3倍、骨密度を高める効果がある!)の予防と全般的な健康を回復です。前立腺癌についても、テストステロン自体が前立腺癌の原因になる事はないので、心配無用どころか、予防になるので寧ろ◎(但し、既に前立腺癌になってしまっていたら、癌の治療後PSAがほぼ0になるまでは、テストステロンの補充は不可です、悪しからず)。その他にも、心身共に萎びる一方だったHも、若い頃みたいにガンガン楽しめる様になるし、弛んだ皮膚、痩せた筋肉にも拘らず、太鼓腹なんて言う、超爺むさい見た目ともバイバイ。コレステロール値も下がるし、アルツハイマー病の原因となる蛋白質を取り除いて、認識力だってUP♪ インスリン抵抗性も改善されるので、最近はメタボ対策としても注目されているようです。

    image1156補足になりますが、男性ホルモンは注射で補おうとすると、血中濃度の急上昇後急降下って、極めて非生理的な変動を強いられる羽目になるので、基本は塗り薬(クリーム)です。飲み薬だと、肝臓への負担が大きくなりますしね。30代半ばのフリーのテストステロンの値を目標に使用量を調整をする事になります。

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  • オンナ

  •  この男性ホルモン、男の専売特許かと言うと、そんな事はなくて、女性の体内にも、男性の10%位ですが、卵巣と副腎が分泌する男性ホルモン(テストステロン)が存在しています。そして、このテストステロンレベルが減少するに従い、メタボ体型(内臓脂肪の増加!)になり、お洒落どころか、何もかにも行動を起こす事自体が億劫になる。勿論、Hも、酔っ払って圧し掛かって来る亭主を払い除けて、「疲れてるの!」の一言でお終い(←”亭主”だからって意味ではありません。悪しからず)。骨だって脆くなる。あんま知られてないけど、テストステロンには、実は柔らかで滑らかなお肌を保つ働きだってあるんです。ですから、最近のアメリカでは、ホルモン(エストロゲン&プロゲステロン)補充療法を行なう際に、低用量のテストステロンを加える方法が、内分泌や婦人科のDr.の間で拡がって来ています。過剰な投与でもしない限り、<テストステロン≒筋肉ムキムキで、髭も生え、低い声で、性格もオス化する>なんてありえませんから、ご安心を!

甲状腺ホルモン

 HISAKOは、20年前のエストロゲン補充から始まり、プロゲステロン→DHEA→テストステロンと徐々にホルモンの種類を増やし、それに伴い代謝が徐々に改善した感はあるんですが、もう一声欲しい。そんな欲深いHISAKOが、数あるダイエット方法の中でも新たなる起爆剤として熱い視線を送っているのが、この甲状腺のホルモンです。実際、このホルモンを追加して、26%もあったHISAKOの体脂肪は、特に生活を改める事無く(!)、4ヶ月で22%に低下。いや~あ、元々、甲状腺ホルモンのレベルとしては、正常値のど真ん中だったのを正常値の上限に矯正した程度なんですけどね。

 甲状腺ホルモンの作用は、端的に言うと、HISAKOの様な中高年のオバサンに正に欠けているモノを補ってくれる素敵なホルモン。代謝を高め、体温を上げてくれるので、着膨れファッションを脱却し、女子力を上げる為に貢献してくれるし、何と言っても、光熱費(ホッカイロ代を含む)が節約出来るので、生活に(金銭的)余裕が生まれます。更に、中年太りを言い訳にしていた体重増加に少しでもブレーキを掛けてくれるだけでなく、女性ホルモンの低下を受けて上昇志向に転じていたコレステロール値も下げてくれます。心臓病の予防、細胞代謝、認識力を高めます。又、眠りのリズムも決定します。低甲状腺ホルモンは、薄毛や肌老化、爪割れ、欝や疲れの原因になります。実に、低下による症状は、ナント200種類以上とも言われています。

 代謝の良し悪しを簡単に見分ける方法は、簡単です。お熱を測りましょう。午前は36.4℃前後、午後は37.0℃前後が、所謂”平熱”って奴です。貴女は何℃でしたか? 繰り返しますが、代謝を司ってるのが甲状腺です。36℃台を切る様な低体温状態が続くと、「ヤバイぞぉ!」信号を関知した甲状腺から、TSHを介して甲状腺ホルモンの分泌が盛んになります。普通はこれで寒さ対策はバッチリなはずなんですが、甲状腺ホルモン分泌が爺婆化によりドンドン減少して来ると、体温は下がりっ放しになってしまいます。

 効果を最大限に享受したければ、ミネラルとビタミンの補充も必須です。

メラトニン

 60歳以上の、謂わばプレ年金世代からの不眠に効果絶大なのが、御存知メラトニン。「睡眠」は最近生活習慣病の第5の要因に昇格し、食生活や運動、飲酒、喫煙の習慣と併せて論じられる事が多くなりました。

 日本大学医学部の兼板佳孝准教授らの調査によると、7年間で肥満(BMI25以上)になった人の相対危険度は、睡眠時間が5時間以上の人を1とすると、短時間睡眠の人は1.21。1999年にBMIが25未満の肥満していない人が7年後に短時間睡眠になる度合いを1とすると、BMI25以上の肥満した人が7年後に短時間睡眠になる相対危険度は1.18(日本のある職場の男性(地方公務員)2万1693人について、1999年と2006年の健康診断のデータを基に調査)。両方の結果から、睡眠時間が短いと肥満になりやすく、肥満であると睡眠障害を起こして短時間睡眠の危険度が増すんだそうな。まあ、この調査、男だけだけど。

 まあ、プレ年金世代の「眠れない」巨漢は、一度”メラトニン”って選択肢も考えた方が良いかもね。睡眠の質が向上する事で、後述の成長ホルモンの分泌も多少改善させてくれるので、一粒で2度痩せる(?)系ですしね。

成長ホルモン

 成長ホルモンの作用を列挙すると、①若々しく、弾力のある肌、②硬固な骨、③H現役!、④免疫力の強化、⑤視力の改善、⑥記憶力・記銘力の改善、そして、⑦脂肪分解・蛋白質合成。つまり脂肪の塊からの脱却って事です。少し詳しく説明すると、

  • 蛋白質の合成
  • 成長ホルモンは、筋肉へのアミノ酸の輸送を増加させ、蛋白質の合成を盛んにしてくれます。その結果、マッチョな肉体を好む一種のナルシストや運動選手や、水を飲んでも太るんじゃないか!?って位に代謝が落ちて太り易く(≒筋肉量の低下)なった老若男女のデブ改善にも役立ちます。

  • 糖質代謝

血糖値を上げ、組織でのエネルギー消費を高めます。

  • 脂質代謝
  •  脂肪細胞中に蓄えれていた中性脂肪を分解し、血液中に遊離脂肪酸を放出させます。後は、肝臓で分解され、体脂肪は燃焼するのみ! 正に、天然のS-OPERA、天然の脂肪融解注射なのであります。

     この成長ホルモンは、爺婆化と共に分泌が低下しますが、それ以外にも、運動不足やストレス、睡眠不足、過労、炭水化物ばっか喰ってる、合成(!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)エストロゲン製剤の内服等で、成長ホルモンの低下に拍車が掛かるとされています。

     まあ、成長ホルモンは結構値段も高いし、も~どうしようもない時の最終手段とされています。他のホルモンのバランスを整えるだけでも結構いけるものだし、それでも「もう一声!」って思う時は、先ずは安価な成長ホルモンの放出を促すお薬(成長ホルモン放出ホルモンGRH)からトライがお約束。

    低体温動物を脱して、酵素の働きを活性化

     年齢によるホルモン分泌低下とも関係しますが、運動不足による新陳代謝の低下、過度のストレスや自律神経の乱れと共に、体温の低下を齎します。以前もお話ししましたが、最近は平熱の低い人が女性だけでなく男性、しかも若い人まで増えているそうで、平熱は36.5℃から36.9℃だったのが、最近は35度全般の人も増えているんだとか。体温が1度上がると、免疫力は約5倍以上上がり、生命を維持するのに必要な酵素の活動が活発化しますしね。脂肪の燃焼度を上げる環境作りも大事なんです。

     漢方薬(美容通信2005年6月号)の他、オゾン療法(美容通信2011年8月号)やプラセンタのツボ注射(美容通信2009年4月号)、スーパーライザー(美容通信2007年12月号)etc.を併用します。

    ダイエットの方法(極意)Ⅳ~部分痩せ 

     局所的にどうしても許せない脂肪組織の駆除に行われるのが、所謂”部分痩せ”と称される辻褄合わせ。このジャンルのダイエット方法としては、脂肪吸引手術が有名ですが、手術をしてまでは…って怖がりと言うか慎重派の一般庶民には、脂肪細胞だけを破壊するキャビテーション(S-OPERA)や、脂肪融解注射(メソセラピー)等の非侵襲的な方法が支持されているみたい。下っ腹や二の腕、太腿等々の、”こいつめっ!”と苦々しく思う塊がターゲットです。

    脂肪細胞だけを破壊するキャビテーション(S-OPERA)(美容通信2011年9月号

     偉そうな事言っても、S-OPERAは、38KHzの特殊な超音波で脂肪細胞を破壊するだけの器械です。詳しく言うと、脂肪細胞の中にブクブクと気泡を作り出し、これが弾ける衝撃で脂肪細胞の細胞膜を破壊しちまおうと言うバブルガム発生器で、これにより、細胞破裂して中身である脂肪が放出されると、血液やリンパ液によってとっとと排泄されるか、エネルギーとして筋肉でとっとと消費されて、存在自体が消えて無くなってしまいます。これが、所謂、普通の生理的な代謝のメカニズムって奴なんですがぁ‥、後述の様に諸事情によりとっとと処理出来ないと、野良脂肪酸は行く当てが無いので、丸2日(48時間)もすれば、またそぞろに再結成して、腹や太腿、二の腕に脂肪組織として蓄積されます。
     つまり、S-OPERAは、後述する様に、単なる壊し屋で、壊した脂肪を燃焼させる能力は、他の多くの(と言うか‥今市場に出回ってる全ての)痩身系器械や脂肪融解注射と同様にありません。ですから、最大限の効果を狙うなら、燃焼系を促進する、例えばAC BODYを含む運動や栄養療法、ダイエット点滴、ホルモン補充療法等の何らかの手助けや、排出を促進するマッサージの併用を要します。
     一回の施術では十分な効果を得られない事が多く、クリニックではマッサージ付の10回コースをオススメしています。

    マッサージの友~塗る脂肪融解注射”PPC クリーム”

    image1153 S-OPERAで破壊した脂肪は、マッサージで血液やリンパ液に乗せてとっとと排泄してしまいましょう。PPCクリームは、簡単に言うと、脂肪融解注射のクリーム版で、クリニックでS-OPERA後に行うマッサージはこのクリームを使用しています。大豆から採れた多価不飽和脂肪酸である”フォスファチジルコリン(PPC)”と、”デオキシコリン酸ナトリウム”の他に、”カフェイン”や”L-カルニチン”、”Vit.B2”等の脂肪分解に効果的な成分を満載した、正に塗る脂肪融解注射なんです。それ故に、塗るだけで、脂肪融解注射を受けたときと同じ様なぽかぽかと熱い感じがします。勿論、おうちでもどうぞ♪

    脂肪がなくなったら、余剰皮膚の引き締めは3Dリフト

     切らないフェイスリフトで良く使われる3Dリフト(美容通信2013年7月号)。実は、キャビテーション後の皮膚の引き締めにも使えるんです。

    脂肪融解注射美容通信2006年6月号

     メソセラピーとも呼ばれる。メソセラピーとはそもそも、1952年にフランスの医師Michael Pistorにより開発された施術法で、治療部位に小型の注射器や専用のメソガン等で、お薬を直接入れ込む!手技の事。使用する薬剤の1つに脂肪融解系の薬剤があった為、日本に初めて脂肪融解注射が上陸した時、それが拡大解釈的にメソセラピーと呼ばれるようになっちゃったってだけの話。北海道の爺婆世代が、スプリングコートの事を「バーバリー」って言うのと同じですかね、ははは。
     脂肪融解注射は、正確にはLipolysis(脂肪分解)。まあ、上記のS-OPERAとは、注射か器械かって、脂肪細胞に対するアプローチの違いだけで、やる事は同じ。だから、分解した脂肪を燃焼出来なければ、元の木阿弥。プラスαこそが、結果を左右する施術系なんです。唯、一回の施術では十分な効果を得られない事が多く、多くは2週間毎に複数回の注射を行います。

    親戚のセルライトについて

     セルライトは皮下脂肪から生じる皮膚表面の凸凹で、お洒落に横文字を使うとDermatomyoliposclerosis。20歳を過ぎた女の子の、何と、9割に多かれ少なかかれあるとされています。 実はこのセルライトは、デブだから出来るって代物ではなくて、元々の原因は女性ホルモン(エストロゲン)に関連して起こるんです。つまり、女の子とホルモン剤の注射をしているオカマちゃんは、女性ホルモンの影響で、脂肪が蓄積し易く、血液やリンパの流れが停滞しがちになります。これに、脂肪層の隔膜が緩む=セルライトが出来て、脂肪や老廃物を皮下脂肪の中にしっかりと溜め込む。‥箪笥貯金ならぬ、脂肪貯金です。ここに追い討ちを掛ける訳じゃないけど、年と共に脂肪が増加し、その為に更に血の巡りが悪くなってセルライトも酷くなる‥。悪循環の典型です。
     それ故に治療は、マイクロウェルダーやプラセンタのツボ注射、スーパーライザー、オゾン療法、運動療法(AC BODY)、更にはホルモン療法や栄養療法等で、皮下直下の脂肪層の循環と新陳代謝の改善を基本とします。同時に、脂肪層の縮こまった隔膜を解放する為に、セルライト対策用の薬液を注射します。勿論、脂肪貯金の多大な関与がある場合は…、殆どの症例がそうなんですが、S-OPERAや脂肪融解注射の併用を行います。
     あ、一つ忠告しておくけど、セルライトに脂肪吸引は効果ないからね。まあ、元々脂肪吸引して細くなりたいなんて思う御婦人は、脂肪だけじゃなくて当然セルライトも御同伴。セルライトの治療を併用して行なわないと、却って隠れていたセルライトが目立っちゃうなんて話は侭ある事。だって、基本的に、脂肪吸引のターゲットとなる脂肪層は、先程の図でも明らかな様に、セルライトが発生している皮下直下の脂肪層より深い所にある脂肪層ですから。どんなに医学が発達しようとも、脂肪吸引でセルライトがなくなる事はあり得ない。多分、きっと…。

    小顔を狙うなら、脂肪融解注射とボトックス注射の組み合わせが最強コンビ

    アンパンマンとかマシュマロマンと言った、ほにゃららマンと称される、充実系愛されキャラクター顔に絶大な効果を発揮するのが脂肪融解注射とボトックス注射(美容通信2003年10月号)(美容通信2010年11月号)(美容通信2011年3月号)のコンビ。ぱ~んと張ったお肉さえなければ、イデバエ(美容通信2009年3月号)でも、ファインリフト(美容通信2012年5月号)でも、ボトックスリフトでも、フラクセル(美容通信2007年2月号)等々でも、ほっそりさせる方法は幾らでもあるけど、お肉があるとねぇ…。 image1035_15B15D

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